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住宅営業マンにするべき3つの質問

家を建てようと思い、いろんな会社を訪問すると思いますが、殆どの会社で、お客様の窓口になるのは「営業マン」だと思います。

営業マンとは、自社の商品の魅力をユーザーに伝え、購買を促す役を担います。簡単に言うと、「売る」のが仕事です。

いい家を建ててくれる人

当然、他の会社に比べて自分の会社の方が魅力的に見えないと売れないわけですから、営業を担当する社員は、

家を売ろうと様々な工夫をするわけですね。つまり、上手に営業をしようという努力をするのです。

しかし、家を建てたい人が望んでいるのは「上手に営業をしてほしい」という事ではないはずです。

「私たちに合ったいい家を建ててほしい」と思っているはずなのです。

なので、家を建てようとしている人は、建築会社に行って、担当してくれている目の前の人が、

「上手に売ろうとしている人」なのか「いい家を建ててくれる人」なのかを見極める必要があります。

しかし残念ながら営業担当者というのは殆どが「上手に売ろうとしている人」です。

どうやって「いい家を建ててくれる人」を見つければ良いのか。今回は本当に基本的な3つの事柄についてお話したいと思います。

①なぜ今の仕事についているのか。前職(もしくは卒業した学校)は何だったか。

殆どの人が「お客様に喜んでいただけるため」というような事を言われるはずです。そんな時には「なぜ」を更に掘り下げて聞いてください。

なぜお客様に喜んでいただきたいと思うのか、その人がそう思うようになったきっかけなどがあると思います。そして、無い人もいます。

口だけの人なのか、ほんとうにそう思っている人なのかは、質問を深掘りし、その人の過去を知る事で大体伺い知る事が出来ます。

トヨタ自動車には事故が起きた時に「なぜ」を5回繰り返して物事の本質を探るというやり方があります。それを応用するというものです。

②仕事をするにあたり、どんな資格を持っているのか。

多くの会社では、最初に会った営業担当者が図面の打ち合わせまで行います。間取りを描くのか、出来合いの物から選ぶのかという手法の違いもありますが、基本的には、営業担当者は間取りを提案する権限を持っていることが多いです。

そんな時に、絶対に確認しないといけないのが、その人の保有資格です。もし、建築士を持っていないのに、間取りの打ち合わせに同席するというような事を言われたならば、どんなに親切そうで、頼れそうな担当だったとしても、

残念ながら家づくりのパートナーになっていただくべきではありません。無免許運転の車に乗らないのが当たり前であるように、無資格者と家の打ち合わせをしないというのも当たり前の事なのですね。

③今まで担当した家を見せてもらう。

家づくりは初期費用よりもその後のお金の方が何倍も掛かる買い物です。お引き渡しが終わってからのアフターサービスは車や家電といったほかの商品と比べても、とても大切なものになります。

今まで担当して建てた家の住まい手と、どのような関係を築いてきているのかというのは、自分の家がアフターサービスを期待しても良いのかどうかという一つの指標となります。

今日は基本中の基本ではありますが、営業マンを見極める3つのポイントをお話しさせて頂きました。

是非、皆様の家づくりにおいて、営業マンを見る目も養ってほしいと思います。

 

さて、今回は依頼先のお話しでしたが、

家づくりにはまだまだたくさんの落とし穴があります。

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森 亨介(こうすけ)

国立岐阜工業高等専門学校建築学科卒業 建築環境工学を専攻する。 生涯コストが最も安くなる家を作る事を提唱し、普及に努めている。 凰建設株式会社代表取締役 一般社団法人ミライの住宅代表理事 一般社団法人パッシブハウスジャパン東海支部エリアリーダー

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