岐阜の木造注文住宅を「完全自社施工」する岐阜県岐阜市の凰(おおとり)建設のスタッフブログ

凰スタッフブログ

森 亨介

18.08.21

火災保険を有効に使おう

 

 

大雨に猛暑、そして連続台風と、地球温暖化が原因と思われる異常気象が

てんこ盛りの2018年ですね。

 

さて、今週は2つの台風が本州目掛けてやってきております。

スクリーンショット 2018-08-21 19.57.05.png

 

皆さん、台風対策と言えば、戸締り、飛ばされやすいものをしまう、などなど

思い浮かぶと思いますが、多くの人が見落としているのが「火災保険」です。

 

ん?なんで台風なのに火災保険?

 

実は、火災保険が支払われる一番多いパターンは「台風被害」なのです。

 

例えば台風が原因で、、、

 

・ガラスが割れた!

・何か飛んできて外壁に傷がついた!

・瓦などが飛ばされてしまった!

・さらにそこから雨漏りした!

 

という事が起こった場合、火災保険で賄える可能性があります。

勿論入っているプランによりますので、一度保険の内容を確認ですが。

 

住宅を建てると殆どの人は火災保険に加入しますが、

共済などで手軽に済ませる方も少なくありません。

でも、いざ被害が出た時に掛け金の安い共済では、殆ど保障がありません。

 

台風に使える火災保険、実はそれだけではありません。

きちんとした保障に入っていれば、、例えば

 

・外出先でカメラを落として壊した!

・大掃除をしていて、家具を移動したら壊してしまった!

・電球の交換をしようとして照明器具を割ってしまった!

 

ええ~?そんなことでも出るの?という日常のリスクにすら

対応してくれるのです。小さな子供さんがいるご家庭、

ついうっかり、、、という事が多いんだよね、私。という方。

 

そういう皆さんの為の保険でもあるわけです。

 

自分の家が建つ地域や立地に合わせたリスクを考慮して、保険に入りましょう。

え、そんな事素人では分からない?その通りだと思います。

だから、保険に入るときにはプロに相談しましょう。

 

保険って、日本全国誰が取り扱っている保険でも、全て同じ内容同じ料金です。

差が付くのは、取り扱う人と会社だけです。知識があるか、いざという時に

ちゃんと動いてくれるか。頼りになるか。それが一番重要です。

 

生命保険は投資目的の面もありますのでまたちょっと違いますが、

損害保険は、純粋に何かあった時の備えです。

 

凰建設では、経験年数もあって、消防団に長く在籍し、火の事にも詳しく、

趣味が筋トレで体力のみなぎっているプロの保険担当者がおります。

 

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じゃん、細江さんです。

 

私が言うのも何ですが、火災保険の事なら誰よりも頼りになります。

保険は安い高いよりも、いざという時にちゃんと保障してくれるかが大事。

そして、自分にはどんな「いざ」が来る可能性が高いのかをきちんと

教えてくれる人に相談するのが大事です。

 

火災保険、上手く使ってくださいませ。

 

さて、今回は火災保険のお話しでしたが、

家づくりにはまだまだたくさんの落とし穴があります。


家づくり失敗したなぁと思う人を一人でも減らせたらと思い、

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森 亨介

18.08.17

数字と言葉、どちらを信用するべきか


住宅業界では昔から、とんでもない大間違いがず~っと横行しております。
なぜ大間違いが横行するか。住宅の技術者はほぼ全員とても数字に弱いです。

勿論例外の人もいます。

でも、数字と言葉が並ぶとみんな言葉の方に食いついてきます。

「さらさら空気の家」

「絶対湿度10g/kgの家」

この2つが並んでいたら

ほぼ全員上の家を選びます。お客様ならそれでいいです。

でもプロでそれはダメです。

言葉のイメージだけで自分も中身を理解することなくお客様に提供する。
だから不幸な事故が沢山起こります。

例えば遮熱という考え方。熱の移動方法は伝導・対流・輻射の3種類です。
このうち、輻射の対策がいわゆる遮熱というものです。

特にこの暑い時期には太陽が焼けつくような日差しを注ぎますので
日向と木陰の快適さは違います。

日射を遮るのも遮熱対策の一つです。で、この遮熱対策、
一般的にはこんなイメージです。

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遮熱があると熱の入りが少ないです。このカタログ、板金素材のものです。

「S」のマークがついていると遮熱対応の素材だと書いてあります。
そうお客様に説明すると
IMG_7737.JPG
この中から一生懸命に「S」のマークの付いたものを探されます。

※画像をクリックすると拡大されます。

プロも遮熱素材から選びましょうなどと勧めてしまっております。
でもよく見てください。各色の名前の下に数字が書いてあります。
これは日射反射率の数値です。

この数値が高いほど輻射熱を跳ね返します。つまり遮熱効果が高いのです。

はい、もう一度見てください。

どれが一番遮熱効果、高いですか?遮熱効果の高い色に「S」ついていましたか?

そうです。付いていないのです。

通常、黒い色などは反射率がほぼゼロです。

それでは熱を吸収し大変な事になってしまいますので
弱点を打ち消す為に遮熱を施してあるに過ぎないのです。


Sのマークがついているから安心?って違いますよね。

数字で比べないとダメですよね?これ、横行する大間違いの氷山の一角です。

まだまだ色んな大間違いがあります。
数字に強いプロを見分ける目を持ちましょう!

 

さて、今日遮熱と数値のお話しでしたが、

他にも家づくりは落とし穴がいっぱいです。

 

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森 亨介

18.08.13

お盆前の修学旅行

お盆真っ盛りですね。

弊社も16日までお休みを頂いております。

私は本日までいろいろとやっており、

明日からお休みという状況です。

 

さて、お盆に入る前に、イベントがポロポロ

ありましたので、ご報告です。

 

まずひとつめ。

遠く広島県より、設計事務所や工務店の皆様が

凰建設まで建築屋さんの修学旅行の一環で

遊びに来てくださいました。

 

広島には「レモンの家」という

建築業者さんが集まる勉強会がありますが、

そのレモンの家の会員さんをメインにした

ご一行が来社です。

 

来社といっても、リクエストは

「現場を見せてほしい!」というものでしたので

折角だから日本一暑かったこともある揖斐川町の

建築中の現場をご覧いただきました。

 

色々と建築会社を見たまとめの記事をブログにして

頂いた工務店様がいらっしゃいましたので、

紹介したいと思います。

 

凰建設はパッシブハウスクラスの性能の住宅を建てる

性能に特化した建築会社というのが

業界の中での認識ですが、

一番驚いていただいたのが現場のきれいさでした。

 

現場を担当してくれているのは

松本棟梁と北村大工さんのペアでした。

私自身、現場がきれいである事に対し

大工さんが如何に気を使ってくれているかを

認識しなおすいい機会でした。

 

修学旅行は初日だけで終わらず、

なんと日をまたいで2日目も凰建設へ。

といってもこれまた会社訪問ではなく、

岐阜県立国際たくみアカデミーで開催された

私が講師を務めた実務者向け能力開発セミナー

はるばる広島からご参加でした。

 

住宅の省エネは突き詰めようと思うと難しいです。

省エネと省コストは似て非なるものですが、

日本では一般的に省コスト=省エネと誤解されがちです。

 

危険なのは省コストで増エネな設備や仕組みで、

将来的にカーボンプライシング

(排出する炭素に対してかかる税金)

が導入された場合、増エネなものは軒並み

コストが上がります。

 

ところが今住宅を建てている作り手も住まい手も

そこまで意識している人は殆どいません。

 

そこには日本の社会が抱える大きな問題が

あるからです。

 

そんなことを知らずに家を建ててしまい

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森 亨介

18.08.04

軒や笠木の大切さ

屋根が壁よりもどれだけ外に伸びているのかを

軒の深さが深いとか浅いとか言います。

 

世界の国々を見ると、雨量の多い地域の軒は深く

雨量の少ない地域の軒は浅いのが一般的です。

 

日本はどうかといいますと、当然、雨量の多い国です。

 

なので、伝統的な日本建築は、軒を深くし、

雨を建物に寄せ付けないようにしてきました。

 

法隆寺の五重塔などは深い軒を短い間隔で重ねる事で

更に建物に雨が当たりにくくなり、建物の寿命を延ばす工夫です。

五重塔.jpg

最近は屋根の工事費を抑えるために、軒を全く出さない家のつくり方も増えてきました。

 

 

LIXILさんが発信する規格型住宅、TRETTIOなどは、軒ゼロのスタイルです。

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デザイン的にはすっきりしていて私も嫌いではありません。

 

今は、多様な家のつくり方があるわけですが、

ここでも気を付けないといけないのは、

将来、軒の無い選択肢が吉と出るか凶と出るかということです。

 

そもそも雨かかりの多い日本の気候では、軒の無いデザインを選択すると

外壁の汚れるスピードはものすごく早い事になります。

 

某所にある有名な軒ゼロ分譲住宅通り。

何が有名かというと、

築年数ごとに、汚れのグラデーションがくっきり出ているという事です。

新築当初はTRETTIOと同じく、白っぽい箱状のデザインでかっこいいです。

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ところがこの建物、TRETTIOとは違い、樹脂モルタルに塗装という仕上げです。

それが、8年経つとどうなるか、、、

 

casa cube8年後2.jpg

 

お、おばけ屋敷ですか(;'∀')

 

たった8年でこの汚れ具合ですよ?

窓の下なんか、汚れとそうでないところがくっきりです。

 

 

casa cube街並み2.jpg

 

一番手前の建物が新しく、奥に向かってだんだん古くなって行くのですが

なんとなく汚れのグラデーションができている感じ、分かりますでしょうか。

 

技術的には軒ゼロの納まりも可能ではあるのですが、作り方を間違えると

とんでもない事になります。

 

前回のイージーメンテナンス、ノーメンテナンスという観点からすると

こちらの建物は、ハードメンテナンスです。

 

8年ごとに少なからぬお金を掛けて、メンテナンスをしていかなければ

美観を保つことは出来ません。

 

軒をゼロにするのであれば、軒が無くても大丈夫な外壁の

マテリアルを選ばなければなりません。

例えばTRETTIOは外壁にガルバリウムを使って

雨かかりに耐えられるような工夫をしております。

 

 

家を建てる時は、なるべく先の事を想像しながら建てなくてはなりません。

 

本来、建築会社は軒ゼロでモルタル塗りみたいな建物を提案する時は

「この建物は維持管理に莫大なお金が掛かります」

と宣言しておかなくては不誠実だと思います。

 

でも、そんなことは誰もやりません。

なぜなら、住宅業界は「損して得取れ」

「お客様には後でお金を頂きましょう」

という商習慣だからです。

 

そこまで言って、納得して家を建てていただけるお客様であれば、

それはそれでこだわりがあって良いと思います。

 

軒と同じ役割をするものに「笠木」があります。

ベランダの手すりや外構のブロックの一番上にある壁厚よりも

少し幅の広い材料です。

 

これも、あるのとないのとでは大違い。

 

先日、リフォームの下見に行った際にお客様の家で見つけました。

IMG_7460.JPG

 

コンクリートの擁壁に注目です。

手前部分は汚れており、途中、全く汚れていない部分があるの、分かります?

これ、お客様が掃除をしているとか、そういう事ではないんです。

 

擁壁の上にコンクリートブロックが積んでありますが、その一番上に、笠木が

ちゃんと乗っているんですね。

 

それだけで、この汚れの違い!

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正面から見ると更に良く分かりますね。

 

同じ素材の建物の壁なら、笠木や軒がちゃんとあった方が、汚れは少ないです。

 

モルタル塗りの家ですが、ちょこっと出ている窓枠の下は綺麗でしたよね?

笠木や軒を出さないのであれば、汚れを覚悟するか、汚れない素材を使う。

 

この基本を無視した建物が、意外と多いのです。

 

後からお金の掛かる仕様にした方が、建築屋さんは儲かるからですね。

 

 

さて、今日は軒や笠木のお話しでしたが、他にも家づくりは落とし穴がいっぱいです。

 

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森 亨介

18.08.01

イージーメンテナンスを目指すかノーメンテナンスを目指すか

住宅のメンテナンス、気になりますよね。

昔は27年で良かった住宅の耐久性、

10年後には93年の耐久年数が無ければ

日本の社会は回って行かなくなります。

 

住宅の耐久性が本当に上がるのかどうかは、

これからの住宅業界の頑張り次第ですが、

住宅の耐用年数が長くなった場合、

今の建物よりも「メンテナンス」の割合が

どんっと大きくなってきます。

 

例えばイメージのしやすい「外壁」

日本で沢山採用されている「サイディング」という素材があります。

セメントで作った焼き物だと思ってください。

 

この素材、どんなメンテナンスが必要か、ご存知でしょうか。

表面の塗り替え?

素材の張替え?

もちろん、それも必要になってきますが、、

多くのユーザーさんを悩ませるのが「コーキング」です。

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板と板の継ぎ目であったり、窓回りであったり、少なからず

サイディングにはコーキングという部材が必要です。

で、何が悩みかといいますと、、

サイディングの寿命に比べて、コーキングの寿命が

短いという事なのです。

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サイディングの板はまだまだ大丈夫なのに、コーキングはもうボロボロ

特に西日の当たる西側、日よけの無い南側のベランダ外側などは痛みが早いです。

 

サイディングは10年おきくらいの塗りなおしで良いのですが、

コーキングは傷みやすい部分は5年おきくらいにメンテナンスが必要です。

 

家の寿命が30年だったらメンテナンスは5回。

でも寿命100年の家だったらメンテナンスは19回です。

1回あたりの平均が50万円とすると、、

え?外壁だけで1000万円ちかくのメンテナンスコストが掛かるの??

 

はい、だから、メンテナンスを馬鹿にしてはいけないのです。

 

メンテナンスの事を考えると、方法は2つ。

今日のタイトルにもあるように

ノーメンテナンス路線 で行くか

イージーメンテナンス路線 で行くか

どちらかだと思います。

 

ノーメンテナンス路線で行く場合は

雨や紫外線にものすごく強い素材を使っていくと良いです。

例えば石、例えばメッキ鋼板

一度施工すれば100年くらい持ってしまう材料です。

ただ、こちらの素材を使うときに気を付けなければならないのは、

分けてメンテナンスを考えられないところに耐久性の違うものを使わない

という事です。

 

分かります?

 

例えば、せっかくタイル張りの100年耐久な外壁なのに、

20年耐久の木製サッシを使っちゃったから、20年でタイルを剥がして

サッシの入れ替えをしました、、、

 

みたいなことをやってはいけないという事です。

 

当たり前ですが、当たり前なんですが、、、

びっくりするほど、こういう事例って多いんです。

 

もう一つは、イージーメンテナンス路線

部材をなるべくメンテナンスのしやすいものにしておくことで、

傷んだ部分があれば、傷んだ部分だけやり直しが利くというものです。

例えば、木製の外壁やわざとムラを残した塗り壁仕上げなど、

板が痛んだらそこだけ張り替えられるような貼り方を最初からしておいたり

塗り壁も後から補修しても目立たないように最初からしてあるので、

一回当たりのメンテナンスを最小限に抑えることができるというわけです。

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先日、お招きいただいた北海道の南幌町で見せていただいた

エゾ松を使った外壁です。

分かりますか?木を留めているビスがむき出しですよね?

一本一本の木が一つずつ外せるようになっており、

お父さんが日曜大工で傷んだ部分から直していける仕様になっております。

正にイージーメンテナンス。

 

どれがいいか、ではありません。どれが、皆様の計画している家にぴったり合うかが大切です。

 

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こちらの建物は昨年新鵜沼台で完成したおうちですが、

一階の手の届くところだけ板張りで、後は鋼板です。

ノーメンテナンスと、イージーメンテナンスの合わせ技ですね。

板部分には日射と雨が当たらないよう、庇の寸法をmm単位で設計しました。

 

お引き渡し時に、木の壁の塗り替えはご主人のお仕事ですからね。

とお願いをしてしまいました。凰建設にメンテナンスの依頼をするのと、

自分でやるのとでは、金額は倍ほど違いますからね。

 

皆様の家には皆様の考え方に合った素材や設計をしていきたいと

いつも願っております。

 

 

今日はメンテナンスのお話しでしたが、他にも家づくりは落とし穴がいっぱいです。

 

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