岐阜の木造注文住宅を「完全自社施工」する岐阜県岐阜市の凰(おおとり)建設のスタッフブログ

凰スタッフブログ

森 亨介

17.04.26
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住宅業界に建築のプロは驚くほど少ない

少し挑戦的なブログタイトルですが、実はこれ、本当の話です。

プロがいるいないの話だと、そもそもプロとは何を指すのかという事から話をしないといけませんが、

私はプロとは単純に「仕事に必要な資格を持っている人」と定義をしても良いと思います。

 

タクシードライバーですと、普通自動車二種免許が無いとお客様を乗せることは出来ません。

美容師の免許を持っていない人がお客様の髪を切る事は出来ません。

医師免許を持っていない人が医療行為を行う事は出来ません。

 

では、建築のプロとは何かといいますと、やはり「建築士」ではないでしょうか。

 

問題は、この建築士という資格を持っている人が、なかなかお客様の前に出てこない事です。

住宅展示場などに行って対応してくれるスタッフさんの中に、建築士はまず居ません。

ほんとうかなぁと思われましたら是非、展示場を回って名刺を集めてみてください。

住宅展示場にいて、その会社の名刺を持っていればほとんどのお客様が、その人はプロであると認識してしまいます。

現実は全く専門的な勉強をしたわけでもない人が、根拠のない勘で図面を描き、恐ろしい事に、それが現実に建ってしまうのです。

 

そういった家づくりの場で、建築士はどのようにお客様に関わるのかというと、事務所の奥で、素人の営業さんが描いてきた図面を

無理して無理して、何とか建築基準法に沿うように微調整をして、確認申請を降ろすという仕事をやっております。

 

よく、長年の経験と勘というような言葉を使いますが、例えば構造計算や、熱貫流計算を一度もしたことのない人は勘を養う事は出来ません。

数字に慣れ親しんで、初めて勘が養われるのです。体重120kgの人と聞くと「太っている」と皆さん分かりますが、体重4000オンスと聞いても

それが重いのか軽いのか、分かる人は殆どいません。それが「勘が養われていない」という事です。長年の勘という言葉を使う人ほど、

具体的な数字で表す事が出来ないという不思議な事が住宅営業の場ではしばしば起こります。

地震は、数百年に一度起こるかどうか、みたいなものもありますが、設計した建物が一度も地震に見舞われることなく引退していくプロはごまんといます。

そんな方が経験を積むことは出来ません。賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶという格言があります。

先人が失敗してきた結果、こういう風にした方がいいよ。こうやってやれば失敗しないよと記してくれたものが、歴史であり、人類としての経験です。

それを知っている証が「資格」です。

 

資格だけ持っていればオールOKなどという事は全くありません。資格というものは「最低限」のものです。

しかし、その最低限のものすら持ちえない人が当たり前に図面を描いているのが、今の住宅業界です。

 

熊本では、新耐震基準を満たした建物も多くの被害を受けました。今なお、原因の究明が続いておりますが、

結論としては、今ある構造計算のやり方を家の設計をする人がもっと知らないといけない。という事になりそうです。

 

医師免許を持っていない人がレントゲン写真のスイッチを押す事は違法となります。医師や薬剤師以外の人が調剤をすることも違法です。

実際には看護師さんがやっていたという事で、検挙されたりするお医者さんが稀にいらっしゃいます。

私は家の図面に線を一本描くという事は、それらと同じくらい重みのあることだと思っております。

なぜならば、健康と同じく、住宅もその人の一生を左右するものだからです。

 

これ以上住宅を建てて不幸になる人が増えない為には、資格を持たない人が、お客様の前で図面にペンを入れることを違法行為に認定した方がいいと本当に思っております。

 

凰建設は、出会った瞬間から有資格者と打ち合わせが出来る様にしております。1級建築士を取得して丁度10年が経ちました私がお出迎え致します。どうぞお気軽にお越しくださいませ。

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