岐阜の木造注文住宅を「完全自社施工」する岐阜県岐阜市の凰(おおとり)建設のスタッフブログ

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森 亨介

17.05.25
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子供たちの安全をほんとうに考えるのであれば

赤ちゃんのいる、もしくは赤ちゃんの生まれる予定のある家の計画をしていると、皆さん気にされるのは、家庭内での事故です。ざっと調べるだけでも、いろんなサイトがあり、子供たちの安全について色々なアドバイスをしてくれています。

家の中でお子さんが事故に合わないように気を付けたいと思うのは当然で、色々な対策をされるのですが、気を付けていただきたいのは副作用の出る可能性があるという事です。

愛知県の統計データですが、年齢別、家庭で起こる不慮の事故の統計がとられております。

 

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家を建てて良くやるのが、階段の落下防止柵ですね。特に、活発に歩き回る2歳くらいまでの時期に柵をつけられることが多いと思います。

危ない物から子供たちを遠ざけるという考え方から、柵などを取り付けるのですが、実は、ここにちょっとした落とし穴があるのですね。

危ないから、という理由で、3歳くらいまでの子供たちを、危ないものから遠ざけておくと、どうなるのか。

幼少期の「怖い」という体験が極端に不足すると、少年期に自分の中でどのくらいが限界なのかという基準ができておらず、まだ大丈夫だろう、もう少し行けるだろうと無茶をしてしまい、家の外で、溺れたり、落ちたり、交通事故に遭ったりしてしまう事がしばしば起こってしまいます。

「教育」という言葉があります。教え育てるのですが、親は何を教えてあげないといけないのでしょうか。家庭内の事に限らずなのですが、実は教育というのは「安全に失敗を経験させる」事なのですね。

人類有史以来、数多くの先人たちが、水や火や電気や、高低差など、ありとあらゆるもので命を落としてきました。親の目が届くうちに「安全に」怖いものを経験させてあげることで、命を落とすような物には自分から近づかないようにしてあげないと、親の目が離れたところで、不幸な事故が起こってしまいます。

我が子が本当に可愛いのであれば、ずっとそばにいて危険な物からその都度守るのではなく、危険な物の避け方を教えてあげる。どんなものが危険な物なのか、身をもって体験させてあげる事が何よりの教育なんですね。

あっちに行ってはダメ、これは危ないから触ってはダメ、と言いますが、子供は好奇心の塊です。目につくものは触ってみたいものだし、高い所や不思議な場所には行ってみたいものです。

ダメだと言い続けているうちに、子供たちは、「どうせ自分のやりたい事はやらせてもらえない」という固定観念が生まれてしまいます。いわゆる無気力状態です。

行動を抑制する事を小さいうちに繰り返してきた子供たちが少年期に入り、生徒会活動等を自主的にやろうとする可能性はあまり高くありません。

3つ子の魂100までということわざがあるように、3歳までに培った行動力ややる気を生み出す力は、その後もずっと子供たちを助けてくれます。

我が家も3人の子供たちに恵まれましたが、みんな1歳そこそこから、ロフトはしごや高い脚立を上り下りして遊んできました。階段の柵も勿論つけてはおりません。

 

子供たちの安全を本当に考えるのであれば、家の中に危ないものが全く存在しない状態が3歳以上になるまで続くのは、考えものかもしれませんね。

自分で危険を見つけ、警戒できるようになってもらいたいのであれば、家庭内にいるうちに「安全に失敗」をさせてあげる事が、親の務めなのではないかと感じます。

 

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