岐阜の木造注文住宅を「完全自社施工」する岐阜県岐阜市の凰(おおとり)建設のスタッフブログ

凰スタッフブログ

森 亨介

18.03.22

家を安く建てる方法

家を建てる時に、やっぱり気になるのが「どのくらいお金が掛かるのか」という事です。ネットで検索すると500万円台から金額を打ちだしているところがあります。

ところが、国土交通省が出している、岐阜県の2018年1月の持ち家住宅の平均価格は2392万円となっております。

建築会社のウェブサイトには500万円からと打ち出す会社があるのに、実態の平均は2392万円。その差は実に1400万円近くになります。さて、その価格差はいったいどのようなところから来るのでしょうか。

 

色々な理由がありますが、その一つには、本当に500万円では家が建たないという事です。

住宅の本体価格を明示する際、厳密なルールはなく、どの項目を含めなければならないのかという決まりはありません。

 

なので、カーテン、照明、住宅設備、ライフライン(電気水道ガス)の接続をはじめ、酷いと基礎ですら本体価格に入っておりません。

500万円の段階では、家の形をした箱があるだけで、実際住める状態では無いという事ですね。

イメージするなら、立派なテントや段ボールハウスが500万円で買えるという事です。

そこから住めるようになるまでに、1000万円以上の金額がかかるわけですね。

 

別の理由が「標準化」です。住宅に限らず、世の中にある全ての製品は標準化して大量生産することでコストダウンをすることが可能です。

100円均一のお店で売っている何でもない木工クラフト製品も、同じものを木工職人さんに作ってもらおうと思うと3万円程かかります。

スーツも2着目1000円というお店がありますが、オーダーメイド専門店になりますと、何着頼んでもオーダーメイドで一品一品違うものを頼む限り1000円で作ってくれる事はありません。

作る住宅を標準化しつくしてしまえば、金額が下がるのですね。

標準化が如何に楽かという事を簡単に体験する事が出来ます。

ティッシュ(紙でもいいです)を5枚用意してください。

①10cm×10cmに切ったティッシュを5枚作る。

②10cm×10cmに切ったティッシュを1枚、12cm×13cmに切ったティッシュを1枚、15cm×11cmに切ったティッシュを1枚、9cm×14cmに切ったティッシュを1枚、8cm×8cmに切ったティッシュを1枚作る。

①と②を作る時間を比べてみてください。その時間の比が金額の比になります。②は恐らく、①に比べ5倍くらいの制作時間がかかりませんでしたでしょうか。

①は5枚重ねてまとめて切れば終わりですよね。でも②は、それぞれのティッシュを個別に作らなくてはなりません。

また、②を作るときに間違えたりはしませんでしたでしょうか。標準化していないという事はミスも多くなるという事です。

なので、500万円はとても無理だとしても、少しでも安く仕上げようと思うと、なるべく標準化して家を作っていくという事です。

柱の配置を一定間隔に保つとか、窓の高さを揃えるとか、家の中で使う素材の数を絞るとか、注文住宅においても、出来ることは沢山あります。

しかも、間隔や高さなどの数字をなるべく揃えて、家の中にある素材や色の数を絞れば絞るほど、デザイン的にも良いものになります。

デザインの教科書にも、よく「デザインは足し算ではなく引き算です」と書いてあります。

打ち出し価格の安い建物を選んだ人が良く言うのが「オプションがなんでこんなに高いのかが分からない」です。

ティッシュの例でいえば、10cm角×5枚のもので貫き通して初めて500万円なのに、1枚だけ9cm角にしてほしいと言えば、面積は少なくなっているにもかかわらず制作時間が倍になるうえに、捨てるティッシュの量が増えるので高くなるという事です。

正方形の形で初めて500万円、どこかに出っ張りがあるだけで+数十万円、壁の位置を10cm変えるだけで+数十万円、となるのはそういう理由です。

凰建設は最初から注文住宅なので、500万円で家づくりをする会社と比べれば特殊対応への金額差は少ないですが、それでも標準化する事でのコストダウンは少なからずあります。

 

是非標準化を上手く取り入れて、コストパフォーマンスの良い住宅を手に入れてくださいませ。

 

梨ヶ瀬 信也

18.03.20

いよいよ・お引渡し

皆様こんにちは、やっと暖かくなってきましたね 桜・・花見が楽しい季節になってきます。

その中 本日 お引渡しをさせて頂きました。

IMG_6394.JPG

_MG_6405.JPG

いよいよ その瞬間が・・

IMG_6439.JPG

IMG_6460.JPG

「予想以上の出来栄え」と 言って頂きとても嬉しかったです。

職人の皆様 本当にありがとうございました。

1IMG_6249.JPG

これからも どうぞよろしくお願いいたします。

ありがとうございます。

 

瀬尾 あゆみ

18.03.16

お引渡し日和です!

こんにちは!
昨日まで快晴だったのに…今日は天気予報通りの空模様ですね。
今年は桜の開花予想が早いようですが、
この時期の強い雨は、膨らみかけた蕾が心配になりますね。

ところで、
先日、岐阜市にて完成内覧会をさせて頂いた現場で、
無事にお引渡しの日を迎えることができました。
お天道様もお祝いに駆けつけてくれましたよ♪♪

丹羽邸引渡式 (2).JPG

協力業者のみなさんも、お忙しい中駆けつけて下さいました。

こうやってみると、本当にたくさんの職人さんたちの力が結集して、
カタチになっていくことが分かりますね。
なんだか感慨深いです。

丹羽邸引渡式 (1).JPG

最後はみんなで乾杯!!

ここもまた、
最初の出会いから、たくさん打合せを重ねて完成したお家です。
お客様の想いがギュッと詰まった大切なお家は、
私たち施工者にとってもこの世に一つしかない大切なお家。
社長の言葉を借りるなら、
“かわいい娘をお嫁に出す気分で…”、嬉しいような寂しいような気持ちで
いつもこの日を迎えます。

丹羽邸引渡式 (3).JPG

N様、ありがとうございました!
これからも末永いお付き合い、どうぞよろしくお願い致します。

福田 拡

18.03.13

進捗報告。

こんにちは

 

関市のY様邸ですが

先日、気密検査を行いました。

C値は0.15でした。

監督をしていて初めての数値で自分でもビックリです。

これからの現場も頑張って気密をとっていきたいと思います。

お施主様には住み始めて体験していただければと思います。

Y様これからもしっかり打ち合わせをした素晴らしい家を作っていきましょう。

s-20180309_133708.jpg

s-20180309_133717.jpg

森 亨介

18.03.12

だからハウスメーカーは設備を一生懸命に売る

暖かくなってきて、暖房の出番ももう終わりかなという時期になってきました。

弊社のパッシブモデルハウスは既に薪を焚くことをやめております。日照だけで充分に暖かくなりますので。

 

さて、今日は建築業界の慣例というか、建築業界の不都合な真実をお話ししたいと思います。

 

住宅に限らず、日本人は「最新設備」という言葉が大好きです。

住宅で言えば、最新のキッチン、最新のエアコン、最新の家電、最新の太陽光、最新の床暖房、最新のウォッシュレット、最新の、、、、、

と、ざっと挙げるだけでも住宅は設備が沢山ある事が分かります。

 

家を建てようと思うと色々なキャンペーンがあったりしますが、「今ならエアコンプレゼント」「今なら床暖房半額」等、

設備をプレゼントするものばかりであることに気付いている人はいらっしゃるでしょうか。

実はハウスメーカーに限らず、住宅を売る会社は儲けようと思ったら「設備」を売るのが一番楽で割がいいのです。

なぜかというと、設備は必ず10年程で壊れてくれるからです。とりあえず設備をサービスしてでも入れておいて、その快適性なしでは

いられないという状況を作ってしまえば、設備が壊れた時には必ず交換してくれるからです。

建築業界で利益率が高いのは設備業者と電気業者であることは業界の人であれば大概知っている事実です。

 

今の商売は「損して得取れ」です。敷居を低くしておいて、後で如何にお金を取り返すかというビジネスモデルばかり社会全体で考えます。

携帯ゲームは始めるのは無料、後で課金したくなる仕組みです。携帯電話は乗り換えるのは無料、だけど2年間は解約できない。

車は月々3000円からと、非常に安いですが、3年後に残価設定をどうするか選択を迫られます。

当然住宅も、あの手この手で、後からお金が掛かる仕組みを考えます。全体から考えれば、設備を売る事だって一例にすぎません。

 

例えば、暖房便座、例えば床暖房、例えばエアコン、例えば浴室暖房、例えばこたつ、これらは全部住宅の中にある設備ですが、

共通しているのは「熱を発するものである」という事です。

寒い家を作っておいて、温めるための設備に依存させるのが住宅業界の当たり前であり、家を買う人も売る人も、そこに疑問を抱くことすらしません。

外国の方にウォッシュレットを使わせて「すごい、こんなのわが国には無い」と言わせるテレビ番組がありますが、

そもそもトイレの中が寒くない家に、暖房便座は必要ありません。夏に便座が暖かかったら気持ち悪いですよね。

つまり、家が寒い日本がガラパゴス的に発展させてきた、住宅の「ある部分」を局所的に温めるための設備がウォッシュレットであったり浴室暖房であったりするのですね。

 

ではどのようにすれば良いのでしょうか。

答えは簡単です。あとからお金が掛からないようになるものにこそ、最初に投資すべきなのです。

後でお金の掛からないもの、それは、住宅の断熱です。

日本の寒い家は600Wの電力を使って温まるのはこたつの中だけです。

それを30坪(100㎡)でQ値1.0の家に成績係数3.0のヒートポンプを通して熱を作った場合、600Wも電力があれば

外気温+18℃まで家中を温めることができます。岐阜市の1月の平均気温が3℃前後なので、平均21℃まで室内が暖まります。

同じエネルギーを使っているのに、片やこたつの中だけ暖かく、背中は何となくうすら寒い家。片や家中が暖かくなる家。

どちらに住みたいと思いますか?

温度だけではありません。Q値1.0の家は、2.2kW(6畳用)のエアコンが1台あれば家中を暖かくできます。

しかし、普通の寒い家は、あちこちにエアコンやこたつ、暖房便座、浴室暖房が必要で、それでも寒いです。

更に、それらの設備はそれぞれエネルギーを使いますので、600Wどころではない電力を使います。

更に更に、それらの設備は10年おきくらいに壊れてくれるので、定期的に交換も必要になってきます。

Q値1.0の家が3000万円だったとしますと、そのうち熱を作る設備に掛けるのに必要な金額は70万円です。

金額が掛かるのは断熱材をたくさんたくさん使って、正しく施工するからですね。

寒い家が2600万円だったとしますと、そのうち熱を作る設備に掛けるのに必要な金額は200万円です。

そして年間の光熱費が10万円違い、10年おきに130万円ずつ余分にお金が掛かります。

中学校2年生でやった、一次関数の式を思い出してください。

さて、何年目に逆転しますでしょうか。

 

賢い方ならもうお分かりだと思いますが、実は断熱にお金をかけた方が、断然得をするのですね。

じゃあ、なぜハウスメーカーは断熱はそこそこに、設備を売ろうとするのか。

答えは簡単、断熱ばかりにお金を掛けられては、後でお客さんからもらえるお金が減ってしまうからです。

だからあえて床暖房や高価な換気設備やエアコン、その他細々した設備品を売るわけですね。

 

後でハウスメーカーが儲かる事が分かっているから、床暖房プレゼント、エアコンプレゼント、というキャンペーンは頻繁にありますが、

断熱施工プレゼント!というキャンペーンは絶対にやりません。あとでハウスメーカーが儲からないから。

 

いかがでしょうか。

 

学校や講演会で建築業界の方にこの話をすると、「腑に落ちた」という事を言っていただける人もいれば、「そんなことお客さんには絶対話すな!」

という反応をされる方もいらっしゃいます。

皆さんが家を建てるのであれば、どちらの反応をする建築会社で家を建てたいでしょうか。

 

私が目指す良い家は、一生涯を通してみた時に、お客さんの出費が一番安く済む家です。

日本は家づくりにおいて個々人が異様に尊重され、全体的な最適は殆ど求められません。

その結果が、今の空き家問題、エネルギー問題、スギ花粉問題につながってきております。

家を建ててくださった人も、その周りの人も、社会全体が良くなる家づくりに切り替えていかねば、日本はすぐに立ちいかなくなってしまうと思います。

是非、先々の事まで考えた、賢い家づくりをしていただきたいと思います。