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音に関する基本知識

暮らしのまわりの、あんな音こんな音。騒音レベルはどれくらい?

まず知っていただきたいのは、騒音レベル。気になる音のレベルがわかれば、音環境の設計も的確に行なえます。

 

音は引き算ができます

いろいろな音のある中で快適に暮らすには、音を「入れない」「出さない」ことが大切です。
比較的快適で静かに生活できるのは40dB~50dB程度ですから、それ以上の音がまわりにあるとき、あるいはそれ以上の音を発する部屋には、適切な防音構造で音を遮って(=遮音)おきましょう。

数字(dB(A))での防音効果の説明
同じ防音効果をもった部屋でも用途や人の感じ方によって、満足いただけるケースとそうでないケースがあります。
それを少しでもなくして事前にご理解いただくために、私どもでは防音の効果を必ず数字(遮音性能)で提示しております。

※遮音性能はdB(A)で表記してありますが、これは一般的に人間の耳に感じる音の大きさを表します。
また、数字の説明だけではわかりにくいため、音の大きさの数値(dB(A))を必ず普段の日常生活で感じている音に置き
換えて説明できるようにしております。

音は数値で表せます

dB(デシベル)ってナニ?

デシベルとは、音の大きさを計量するときの、もっとも基本となる「モノサシ」のようなもの。
数値が大きければ大きいほど「音が大きい」ということになります。
ちなみに通常、比較的静かに生活ができるのは40dBから50dB程度までの音。

Hz(ヘルツ)ってナニ?
音とはつまり、空気の振動。
この振動の波が上下する回数が多いほど音は高く聞こえます。
波が1秒間に何回上下するか数値にしたものを周波数といいHzで表します。
数値が大きいほど「音が高い」ということになります。

距離が2倍になると、音の大きさは約70%になります

当然のことながら、音源から遠くなるほど、耳に聞こえる音は弱くなります。
しかも、距離が2倍になれば音の大きさは約70%(6dB減衰)に。
ですから、住まいを設計する際に、寝室や書斎を、音の出る場所(ピアノ室や、テレビのある部屋)から離れたところにするだけでも、防音に効果があります。

壁を4倍の厚さにすると、音の大きさは約50%になります

音を防ぐには壁を厚くする方法もありますが、単純に壁の厚みを2倍にしたからといって音の大きさが半分になるわけではないのが、防音の難しいところ。
音を半減させるには、実は壁を4倍の厚さにする必要があるのです。
実際の住まいでは壁をそんなに厚くできませんから、薄くて遮音性能のよい材料が必要なのです。

空気音と固体音

伝わり方によって、音は2種類に分かれます

音には、空気中を伝わって耳に届く「空気音」と、床や壁などを伝わって聞こえてくる「固体音」の2種類があります。
一般に、住宅ではこれらの音が同時に存在。そもそも伝わり方が違うものなので、防ぎ方も全く異なります。
防ぎたい音がどんな音なのか、初めからしっかり見極めておく必要があります。

防音するなら気をつけたい、あんなポイントこんなポイント

それぞれ防ぎ方が異なる「空気音」と「固体音」。
どんなことに気を付けて住まいを設計すればいいのか、その秘訣をご紹介しましょう。

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  • より重く、より厚い材料を選ぶ天井や床、壁の遮音性能は、使用材料の単位面積当たりの重量によって決まります。
    重ければ重いほど、遮音性能はアップします。
  • スキ間をなくす
    音は空気の振動ですから、空気の通るスキ間があると、そこから音が漏れてしまいます。
    ドアや窓のスキ間、天井・床・壁の取り合い部のスキ間、換気口など、音の通り道になる箇所は確実にふさいでおくことが肝心です。
  • コインシデンス効果を防ぐ特定の周波数になると、遮音性能が落ちてしまう現象をコインシデンス効果といいます。
    これを防ぐポイントは、各種材料を複合して使うこと。
    材質によってコインシデンス効果が起こる周波数が異なるので、複数の材料を組み合わせることで、遮音性能のダウンを抑えることができるのです。
  • 壁や窓を二重にする
    遮音性能を上げるためとはいえ、むやみに壁を厚く、重くするわけにはいきません。
    そこでおすすめするのが、壁や窓を二重にする「多重構造」。
    2枚の壁の間の空気層が遮音を手助けしてくれるから、1枚の壁を厚くするよりも高い遮音性能を発揮できます。

 
  • 構造を強くする建物自体の強度もまた、固体音の防音に関係があります。
    構造が強いほど、遮音性能もアップしますから、木造よりもコンクリート造のほうが遮音性が高いといえます。木造住宅においては、梁や根太を太くするなどして構造の強度を高めることをおすすめします。
  • クッション性のある材料を使う足音や落下音を防ぐには、カーペットや木質フロアの下地にクッション性のある下地材を敷き込むのが効果的です。
  • 浮き床にして、構造体と離す非常に高度な遮音が必要な場合には、床の下に防振ゴムを置いて建物から浮かせる「浮き床構造」にして、固体音の伝わりを軽減してしまう方法もあります。

住宅の防音チェックポイント

このページでは、まず基本となる防音のチェックポイントをまとめてみました。
音の問題は、構造から関わってくるので建ててしまってからでは取り返しがつかないことが多いもの。
間取りプランなどを話し合う“家族会議”などのチャンスに、ぜひ話し合っておいてください。

 ”適材適所”の防音で、もっと気持ちいい音環境を

  • 天井
    上下階の音の伝わりはもちろん、天井裏を通って隣室からもれてくる音も見逃せない問題です。
    遮音性の高い天井材を用いるほか、間仕切り壁を天井裏まで立ち上げて音の回り込みを防ぐなどの工夫が必要です。

  • 面積が広いうえ、音の逃げ道になりやすいドアや窓などの開口部を含んでいる壁。
    壁そのものの遮音性能を上げるのはもちろん、防音ドアや防音サッシを採用し、取り合い部には必ずコーキングを施したいものです。

  • ドア同様、スキ間の生じやすい窓は、防音の大きなポイント。
    普通のアルミサッシでは15dB程度の遮音性能ですが、防音気密型のサッシなら25~30dBの遮音効果が得られます。
    さらに、防音気密型サッシを二重でセットし、サッシ間の空気層を100mm以上確保すれば、より高度な遮音が実現します。
  • 換気と空調

    気密性がきわめて高くなる防音室では、換気扇は必須アイテム。
    必ず防音タイプの機種をお使いください。
    また、一酸化炭素中毒のおそれがある開放型の石油ストーブ・ガスストーブや、防音効果を低下させるウインドウ型クーラーの使用は避けて、できるだけ運転音の小さいセパレート型の空調機を選ぶことがポイントです。
    ※24時間換気は、建築基準法で義務化されています。必要な換気量をご確認いただき、換気扇を選定します。

  • ドア
    スキ間から音をもらさないためにも、少なくとも遮音性能30dB程度の防音ドアが必要。
    さらにレベルの高い防音を目指す場合には、40dB程度の防音ドアを使うか、前室を設け二重ドアにするのが適当です。

  • 床の防音においては、特に2階の音を階下に伝えない工夫が大切。
    足音などの固体音のほか、ステレオなどの空気音も防がなければなりません。
    防音専用床材を使用するか、カーペットや木質フロアーの下地に、防音専用下地材をお使いください。

木造住宅の防音例

一つの家の中でも、家族一人ひとりにそれぞれの暮らしがあります。
最も身近な存在であるからこそ、お互いにマナーを大切に気持ちよく暮らしたいものです。
凰建設では、家族一人ひとりの暮らし方にマッチするよう3つの防音レベルを提案しています。

B防音か、A防音か、それともS防音か まずは部屋ごとに決めましょう


一般建材に防音材を複合して使用することで、日常レベルで必要な静かさが確保できます。


防音専用材をトータルに使用するので、ハイレベルの防音性能を発揮します。


ただ単に音を防ぐだけでなく、「美しい音」を目標にしたオーダーメイド仕様。
最上級の防音レベルを必要とする空間におすすめします。

木造住宅の防音構造例

防音グレードの目安
(遮音性能/500Hz時)
天井 外壁 間仕切壁
一般構造〈例〉
遮音性能の目安
約20dB

  • グラスウール10kg品 50t
  • 石膏ボード9.5(t クロス仕上げ)

  • 石膏ボード
    12.5(t クロス仕上げ)
  • グラスウール10kg品 50t
  • 木づり
  • モルタル20t

  • 石膏ボード12.5(t クロス仕上げ)
  • グラスウール10kg品 50t
  • 石膏ボード12.5(t クロス仕上げ)

  • 石膏ボード12.5(t クロス仕上げ)
  • グラスウール10kg品 50t
  • 石膏ボード12.5(t クロス仕上げ)
B防音構造〈例〉
遮音性能の目安
約30dB

  • 吸音ウール50t
  • 遮音シート
  • 石膏ボード9.5t
  • 健康快適天井材

または


  • 吸音ウール50t
  • 遮音パネル
  • コンサート

  • 吸音ウール50t
  • 遮音パネル
  • コンサート

または


  • 遮音パネル(クロス仕上げ)
  • 吸音ウール50t
  • シージングボードIC
  • モルタル20t

  • 石膏ボード12.5(t クロス仕上げ)
  • 遮音シート
  • 吸音ウール50t
  • 石膏ボード12.5(t クロス仕上げ)

または


  • 遮音パネル(クロス仕上げ)
  • 吸音ウール50t
  • 石膏ボード9.5(t クロス仕上げ)

  • 石膏ボード12.5(t クロス仕上げ)
  • 遮音シート
  • 吸音ウール50t
  • 石膏ボード12.5(t クロス仕上げ)

または


  • 吸音ウール50t
  • 合板12t
  • 遮音床ボード09または遮音マットS06
  • 合板フロア12t

または


  • 吸音ウール50t
  • 合板12t
  • 遮音マットS09
  • 合板フロア12t
A防音構造〈例〉
遮音性能の目安
約40dB

  • 石膏ボード12.5t
  • 吸音ウール50t
  • 遮音パネル
  • オトテン

  • 吸音ウール50t
  • 遮音パネル
  • コンサート

  • オトカベ
  • 遮音パネル
  • 石膏ボード12.5t
  • 吸音ウール50t
  • 石膏ボード12.5t

 


  • オトカベ
  • 遮音パネル
  • 石膏ボード12.5t
  • 吸音ウール50t
  • 石膏ボード12.5t
S防音構造〈例〉
遮音性能の目安
約50dB

  • 吸音ウール50t
  • 石膏ボード12.5t
  • 遮音パネル
  • 吸音ウール50t
  • 石膏ボード12.5t
  • 遮音パネル
  • オトテン

  • オトカベ
  • 遮音パネル
  • 石膏ボード12.5t
  • 吸音ウール50t
  • 遮音パネル
  • 石膏ボード12.5t
  • 吸音ウール50t
  • シージングボードIC
  • モルタル20t

  • オトカベ
  • 遮音パネル
  • 石膏ボード12t
  • 吸音ウール50t
  • 遮音パネル
  • 石膏ボード12t
  • 吸音ウール50t
  • 石膏ボード12.5t

  • オトカベ
  • 遮音パネル
  • 石膏ボード12t
  • 吸音ウール50t
  • 遮音パネル
  • 石膏ボード12t
  • 吸音ウール50t
  • 石膏ボード12.5t

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