QUESTION Q&A

いつもメルマガで勉強させて頂いています。芥見南山パッシブハウスなど、窓や扉は比較的凡庸なものなのに、高い性能で驚きます。やはり、まずは壁や屋根の断熱、と考えるのが正解ということでしょうか。
芥見南山パッシブハウスの窓や扉ですが、Uw値が0.8前後と、国産の最上位窓と同じかそれ以上の性能の物を使っております。決して窓を疎かにしているわけではありません。
ちなみに日本の一般的なアルミペアガラス窓は4.66になりますので5倍の性能という事になります。
グラスウールを申し訳程度に入れた壁で同じく壁のU値が0.8程度になります。
南山パッシブハウスの壁のU値は0.15程度です。
という事を前提にお話しますが、一般的に家の外皮における窓面積の割合というのは5%前後になります。外皮の断熱性能を表すUA値は、全ての断熱構造の平均値になります。今までは壁の断熱性能に比べ、窓の性能が1/5くらいしかなかったので、5%程度の面積の窓から入ってくる熱が家全体の3割以上になり無視できない値になりましたが、十分に性能の高い窓は、家の性能にそこまで影響することはありません。少しずるい話になりますが、窓が全くない家を設計しますと、グラスウール100mm程度の断熱でもUA値が0.4を下回り、G2グレードの家になります。
順番的には、まず窓の性能をUw値1.5以下の物(LIXILのエルスターSやYKKのAPW330相当)にする事、そのあとは窓よりも屋根や壁を中心にU値0.2以下(グラスウールで200mm)を目指す。両方超えたらまた窓をUw値1.0以下の物に変えていくというのが今のところの順番ではなかろうかと思います。
家の性能向上はボトルネックをつぶしていく作業です。高性能な家のどこかに大きなボトルネックがあると、痛みがそこに集中するからです。
また、パッシブハウスクラスまで行きますと、既製品の窓の性能限界が来てしまいますので、後は壁や屋根で性能を上げていくしか方法がないというのもあります。