よくある質問

Q & Aよくある質問

よくいただくご質問をまとめました

メンテナンスについて

ハウスメーカーで建てた築20年の家の断熱改修を検討していましたが、リノベは向かないとメルマガで拝見しましたが理由をお聞かせ願いたいです。

内装の張り替え程度であれば良いのですが、構造に影響する部分をいじった時点で旧38条認定の条件から外れる可能性が高く、

それで違法建築状態になってしまっても建築会社が責任を負う事はなかなか難しいです。

それは建てた当事者であるハウスメーカーであっても責任を取り切れない事が殆どになります。

そういったことを自己責任としてリノベをするならやっても良いかと思いますが、

丁寧に説明をすると、少なくない人が尻込みをするので、「リノベには向いていない」というざっくりした言葉で表現致しました。

吹抜けに設けた窓のカーテンについて、10年に満たないスパンで交換が必要かと思いますが、将来的に一番コストがかからないようにするにはどういった方法があるでしょうか?

弊社でもよくやる仕様ですが、将来的にベストなのは、足場を立てずともロールスクリーンの交換やメンテができることかと思います。

方法としてはキャットウォークもいいですし、足場板が窓枠や吹き抜けの梁に渡せるようにして、

1階から足場を伸ばして行かずとも作業ができるようにしておくという方法もあります。

子どもが嘔吐したり、ホットプレートで油が飛んだ場合は、無垢床や無垢テーブルはアルコールで拭いても大丈夫でしょうか?

アルコールや他のアルカリ性のもので拭いたりすると無垢は黒く変色しますが、色が変わるだけで、質が悪くなるわけではありません。 色が変わるのが嫌だということであれば、無垢を無塗装で使うことはあまりおすすめ致しません。

そろそろ冷房用エアコンがシーズンオフになります。カビ対策として、内部クリーン機能以外に何か方法はありますか?

手動で内部クリーンをするという手もあります。 シーズンオフでエアコンを止める際、30分ほど全力の暖房運転をしてみてください。エアコン内の水分が綺麗に飛びますので、同じことです。

高気密高断熱住宅を空き家にしたり、エアコン・換気の使い方が悪ければカビが発生したり壁体内結露も起きてしまいますか?

パッシブ換気の家であれば、比較的空気が流れますので、通年を通して安心かと思いますが、普通の第一種換気や第三種換気の建物ですと、電気を止めれば換気も止まります。 使い方が悪ければ壊れるのは家に限らずどんな製品でも同じかと思います。

モノの耐久性とコストバランスについてよく分からなくなってきました。佐藤の窓の様な交換が可能な窓にして外壁も長持ちする物を選べば良いのか、まだまだAPW430(例)を付けて劣化した際に壁ごとめくるのが良いのかどうなんでしょうか?

そもそも半外付けの窓というのは、住宅の耐用年数と窓の耐用年数が同じで良いじゃないかという前提の下で生まれた商品ですので、交換の事はあまり考えられておりません。住宅の耐久性が上がり続ける中でつば付きの半外付けサッシを使い続けるのは、日本の住宅業界が抱える大きな矛盾点であり、この問題に対して、誰もが納得できる結論という物はありません。 私も毎現場悩みながら納まりを考えております。 今のところは、半外付け納まりであってもサッシを交換できるようにしておくというのが、暫定的な答えではないかと思いますが、そうなると、外壁を痛める必要があり、外壁を必要以上に耐久性の高い物にしてしまう、あるいは高価なものにしてしまうのは経済的ではありません。 どんな窓を使うにせよ交換を意識して家を作るというぼやけた回答になってしまいますが、この問題は今、家づくりをしている人全員が30年後に直面する時限爆弾のようなものです。どうしたらいいでしょうかね。

外壁素材の耐久年数が半永久でも30~50年で外壁をめくることになると仰っていましたが、どういった要因でめくる可能性が出るのでしょうか?

使うサッシは50年以上耐久性があるものになりますでしょうか。外壁より耐久性の低い物が外壁の下地に使われていたりしませんでしょうか。例えば透湿防水シートは何年持つものを使いますでしょうか。電気配線や空調設備、水道配管設備などは、外壁をめくらなくてもメンテナンスが出来る状態でしょうか。高断熱住宅になるほど、外壁よりも内側の断熱気密防湿にお金がかかります。メンテの為に断熱をめくるか、外壁をめくるかという選択肢が発生した時に、外壁の方がまだ経済的に負担が無いよね、という事にはなりませんでしょうか。ほかにもいろいろな要因があります。家づくりは部材単体で考えると良くないです。 様々な要因をすべて満たしたうえで、外壁を50年触らなくても良いという壁構成にするのであれば、それでよいかと思います。

耐久性の高いものと低いものを混ぜないというのは、建築のプロとしては当たり前のことなのでしょうか?それとも凰建設様が独自で取り組んでおられることなのでしょうか?
耐久性の高い物と低い物を混ぜないのは…

耐久性の高い物と低い物を混ぜないのは日本の家の9割以上が出来ていない事になります。どんな大手ハウスメーカーでも、断熱材、電気配線、水道配管、冷媒配管、換気ダクトなどがごちゃ混ぜに施工されている例は枚挙に暇がありません。折角丁寧に施工された断熱材が一生モノではなくなってしまうのが日本の殆どの家づくりにおいて起きている問題になります。とは言え、同じ問題意識を持って施工している工務店は数は少ないですが全国に沢山あります。決してすごく特殊で技術のいるものではありません。

全館空調一体型換気となると、日本製だとダイキンの物などありますが、どのあたりがダメだと感じているのでしょうか?

ダイキンの物に限らずですが、日本製の物は、日本で規定された数字は高性能を目指しますが、規定されていない物については「何をやってもいい」というような商品開発がなされます。例えばシステム内の漏気率などは非常に甘かったり、設定が無かったりする製品が殆どです。
総合的に良いものを目指す仕組みではなく、今のルール内における良い物を目指している製品が多いです。

エアコンのAPFは良いですが、冷媒温度が下がらず単体での除湿力は低く(家庭用エアコンの場合)、それを補う形でデシカなどを使いますが、熱交換効率以上に加熱エネルギーを膨大に使う設備な為、快適性は上がれど全くエコではない上に個人が買えるぜいたく品の枠を飛び出す高額さになります。日本製だからメンテは安心というのは全く逆で、日本の製品はあっという間にメンテ不要になります。15年後は捨てるしかなくなります。

メンテナンスコストを考えますと、屋根、外壁、樋の素材をガルバリウムにすることが生涯コストを抑えることに繋がりますか?この場合、漆喰などは耐久性が異なるため混ぜるな危険でしょうか?
そうですね。素材を合わせるのはメンテナンスコストを抑えるためには有効です。

そうですね。素材を合わせるのはメンテナンスコストを抑えるためには有効です。ただ、壁は漆喰、屋根はガルバなど、影響の少ない混ぜ方もありますので、絶対にやってはいけないという事はありません。
屋根材の耐久性の方が上に乗る太陽光パネルよりも短いなどの例が、混ぜるな危険です。
外壁の耐久性よりも、外壁にくっつける設備品の方が長持ちするというのも残念な例になります。

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