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2024.08.25

建築士の将来展望についてお尋ねします。 人口減少のため今後は闇雲に家やマンション、公共建築を増やす時代ではなくなり、高性能化、意匠性などが建築士に求められる時代になると予想しています。 今の小学生が建築士を目指すことについてどのようにお考えですか? また、アドバイスはありますか?

まず第一に建築が好きだという事が挙げられると思います。
好きで好きで仕方ないなら、勝手に意匠や構造、設備の勉強もやり始めます。住宅の建築士は、全職業中、最もエンドユーザーと深く触れ合うことが出来る仕事です。人が好きで家が好きな子に建築士を志してほしいなと思っています。
全国に名だたる住宅設計者さんたちが居られますが、やはり皆さん共通するのは、住宅が好きだという事です。建築愛の深さが知識や技術の差であり、そのまま差別化につながっています。
努力することが苦労だと思ってしまうレベルの建築愛では食べていくのは難しいと思います。
ブラックな労働環境は強制されてはいけないかと思いますが、好きな人は勝手に時間を忘れて没頭します。そうして知識と腕を磨いてきた人と、仕事は仕事と割り切って向かい合っている人、ご自身であればどちらの人に設計を依頼したいと思うでしょうか。
一生に一度そして一生で最も大きな金額を託す相手に選ばれるって、そういう事ではないでしょうか。

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