2024.11.24
住宅の資産価値が年が経つごとに無くなっていく日本で、高気密高断熱な集合住宅の資産価値も同様に無くなっていくのでしょうか? 使っていない土地に高性能なアパートを建てて管理していくようなビジネスは成り立ちますか?
今の状況では、アパートの資産価値も戸建てと同じように無くなっていくことになります。ただ、木造のアパートでも償却期間がRCのマンション並みとみなされる物件が登場してきておりますし、未来に向けて、高性能な賃貸が長期的な資産運用に耐えられるようになる法整備も少しずつではありますが進んでおります。2050年にはアパートやマンションも含めて日本にはゼロエネルギーな住まいしか存在しないというのが10年以上前から定められているロードマップになります。どのみちアパートを建てるのであれば、2050年までの間に断熱改修をしなければならない建物ではなく、2050年時点の基準に合致するものを建てておいた方が、余計なお金はかからずに済むのではと思います。
また、賃貸住宅は性能よりも立地の方が重要なポイントになりますので、立地が悪ければいくら高性能なものを建てても、借りる人はいないということになりかねません。
様々なことを総合的に考えて結論を出されると良いかと思います。