よくあるご質問

Q & Aよくある質問

よくいただくご質問をまとめました

新着のご質問

パッシブハウス認定はダクトレスの1種換気では取得できないと伺いました。これはなぜでしょうか?
ダクトレスでは認定が取れないのは本当です。

ダクトレスでは認定が取れないのは本当です。カタログスペックだけ見ればダクト式と変わらないように見えますが、ダクトレスは1つの穴で吸排気をする性質上、他の換気扇の有無に性能が大きく影響されます。カタログスペック通りの性能が現実に出ない事が多いという事です。
性能の安定性、信頼性、空気環境の清浄さなど換気に必要な要素のほぼ全てにおいてダクト式換気の方が上です。
ダクトレス換気は、リフォームなどでダクトを今さら這わせるのが無理だから仕方なく施工されるというのが、ドイツでの認識であり実態です。
リフォーム用につくられた商品を、なぜか新築で有難がってつけているのが日本の住宅市場です。

高気密高断熱の住宅という前提で、吹抜けにシーリングファンを設置する場合、その高さは2階天井付近と2階床付近のどちらが効率が良いのでしょうか?
高気密高断熱のレベルによります。

高気密高断熱のレベルによります。レベルが高いほど、天井設置の方がよく、レベルが低いほど、2階床付近設置の方がまだマシという風になります。UA値がG2より良くて、窓が樹脂トリプルレベル、C値が0.3以下であれば天井、それに至らなければ床、くらいでしょうか。勿論外部の気象条件によります。

床断熱におけるユニットバス下の基礎断熱は、防蟻性のある断熱材の方が良いですか?また、人通口を設けないで点検の時だけぶち破るという考え方はありなんでしょうか?

基本的には基礎内断熱の場合、打ち継ぎ面の処理や貫通部の処理さえしっかりしていれば防蟻性の無い断熱材を使っても問題はありません。
ユニットバス下の人通口を点検時だけ破るという考え方も間違ってはおりませんが、ワイルドすぎてあまりスマートではない気がします。
光景を想像するとちょっと笑えますね。

透湿抵抗が大きく異なる断熱材を組み合わせて使うのは良くないと何かで見た気がするのですがこれは本当でしょうか?
良くないことはありません。

良くないことはありません。きちんと夏冬の気象条件や室内環境を基に計算をしないで、外皮構成を設計する事が問題であり、その過程で、透湿抵抗の高い材料低い材料を組み合わせる必要はどうしても出てきます。
きちんと原理原則を学んで計算する事。それが一番の注意点です。

貴社で第3種換気を利用する場合は、ダクトありかなしかどちらを選択されますか?
ダクトなしです。

ダクトなしです。ダクト無しでも換気が成立する為に気密性能を確保しております。製品は何でもいいです。極端な話、ホームセンターに売っているキッチン用の排気扇でも能力の辻褄さえ合っていれば問題ないです。特殊な物は使いません。

温熱が得意な工務店はエアコン2台で家を涼しく、暖かくしていますが、全部屋にエアコンをつけてでは快適な家は難しいのでしょうか?

勿論全部屋に付けても良いですが、全体の容量が大きすぎる計画になりがちで、エアコンの効率が下がって省エネにはならない事も多いです。
また、夏場はその使い方ですと除湿が出来ずに悩むことが多くなります。冬はエアコン1台、夏は負荷の状態に合わせて2台使いというのが、今の所バランスが良いかなと考えております。

エアコンの穴スリーブは完成前に開けるべきと聞きますが、凰さんではどの段階でエアコンをつけていますか?建築途中に穴を開けると気密測定値は悪くならないですか?

将来的にエアコンが取り付く可能性がある場所には新築時に全て穴を開けて配線を通しております。
気密はしっかり処理をすれば悪くなりません。せいぜいαA値が0.5cm2程度落ちるくらいで、問題ありません。それよりも後で折角丁寧に仕上げた防湿ライン気密ライン断熱ライン防水ラインを全部台無しにする方がよほどリスクが高いです。

外壁施工にあたり、通気層を設けると思いますが、ガルバリウムの角波だとデコボコしているので通気しやすいような性質はあるのでしょうか?
ガルバリウムの裏も通気層になり得ます。

ガルバリウムの裏も通気層になり得ます。ガルバリウムの場合は横胴縁に隙間をあけないというやり方をされる工務店さんもあります。
本州であれば、出来ればもう少し通気を取った方が夏の対策には良いかなと思っております。

シロアリ対策について、ボロンdeガードとハウスガードでしたらどちらをおすすめしますか?
どちらでも良いかと思います。私もどちらも使った事があります。

どちらでも良いかと思います。私もどちらも使った事があります。
白蟻対策の基本は薬剤ではなく木材の乾燥です。そのあたりの理論理屈は京都大学の吉村教授という方が日本で最も先端の研究をされておられます。学会の理論理屈→商業バイアス→一般的な防蟻商品。という流れで世の中に普及されますが、一般的な防蟻商品の選定で迷うよりも、もっと原理原則、理論理屈に則った防蟻対策をした方が確実で安全です。
まずは木材の乾燥が大事です。それさえ100%担保できれば、防蟻材の重要性は1/10程度になっていきます。

基礎断熱の家が水害を受けた場合、床上浸水は発生しますか?床上浸水の発生と気密性は関連がありますか?

基礎断熱の場合、床下浸水は気密性如何で防げますが、床上まで水が来た場合は、サッシの気密性、玄関ドアの気密性、排水管の逆流対策の有無によっては床上浸水が発生します。床をめくり、床下の排水、乾燥、石灰による消毒のうえ、床を復旧致します。また、断熱材が繊維系の場合は水に濡れてダメになりますので壁をめくったりする必要性もあります。
水害については、しっかり対策をしてあれば床断熱でも基礎断熱でも同様に耐えることが出来ますし、浸水してしまった場合の、床や壁をめくる云々に関しても、同様のリスクになります。

どちらにしても、しっかりやるかどうかが最も大事です。

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