よくあるご質問

Q & Aよくある質問

よくいただくご質問をまとめました

新着のご質問

住宅設備を選ぶ際のおススメの物やアドバイスはしていただけるのでしょうか?

除湿加湿器については、購入前に必ず相談いただきたいと思います。まずは消費電力、そして発熱量ですね。
高断熱になって行けば行くほど、相対的に家電などの発熱量の割合が増えていきますので、冷暖房計画において無視できない物になっていきます。
勿論、ご希望いただければ、アドバイスをさせて頂きます。
また、除湿器加湿器については、能力計算をせずに選んで全く意味が無い物が設置されているという事も少なくないので、購入前に必ず相談いただきたいと思います。

焼杉の外壁はやっていますか?ガルバリウムとの価格差はどの程度ですか?

勿論採用することは可能です。杉板の単価はガルバリウムとほぼ同等ですので、焼く手間と施工の手間の分だけ高くなります。もし、建築予定地が十分に広くて、そこでご自身の手で杉を焼くことが出来れば、焼く手間は省くことが出来るかもしれません。ちなみに焼く手間は5分/㎡程度かかりますので、200㎡分焼こうと思うと丸二日程時間がかかります。
これは裏話的な感じですが、、職人さんの道具が真っ黒になるのですごく嫌がるんですよね、、道具をきれいに掃除する手間も施工費にちゃんと見ておいて欲しいと。そういうのが、施工の手間にも含まれてきます。
という事で諸々やっているとガルバの倍くらいになってしまいます。
更に余談ですが、薄く焼いた杉を床に使う事も出来ます。焼杉が大好きであればそこまでやってみてもいいかと思います。

洗濯室を作るときにどのようなことに気を付けた方が良いでしょうか?
洗濯室で重要なのが湿気の取り扱いになります。

洗濯室で重要なのが湿気の取り扱いになります。
湿気は夏は不要で冬は必要なものになります。

理想を言えば夏の湿気は外に排出し、冬の湿気は屋内に循環できるような仕組みにしておくことが望ましいです。夏用に外に湿気を抜く換気扇を取り付ける。冬用に家の中に湿気を抜く室内循環用の換気扇を取り付けるというのが対策になります。そして、洗濯物が効率よく乾くようにそれぞれの換気扇の風量を設定してあげるとよいです。

一般的な洗濯一回分に含まれる水分は3.5kgになります。これは35坪くらいの家の湿度を一日中20℃30%から20℃35%まで加湿出来るくらいの水分になります。この洗濯物を3時間ほどで乾燥させようと思うと、約170㎥/h程度の室内循環ファンの能力が必要になります。

乾燥量や乾燥時間は室温や室内の湿度、通風量に大きく左右されますので、詳しくは設計士さんにきちんと計算してもらった方が良いかと思います。
とはいえ、この計算がきちんとできる設計士さんはほぼ居ません。

現実的には何となく洗濯室を作ってなんとなく開けっ放しにしておいて、なんとなく夜の間に乾いてくれ!という感じになります。

洗濯室の気積が足りなかったり換気扇の能力が足りなかったり、室温が低かったり室内の湿度が高かったりすると、なんだか乾かないねという事になります。水分の蒸発は物理現象ですので、与条件さえ分かればかなりの精度で計算が出来ます。

計算が出来ない設計士さんの場合は、高い確率で気積の大きなリビングに干しておいた方がはるかによく乾くという事になります。

という事で一番気を付けるのは、その建築会社にそういう計算が出来る人がいるかどうかになります。
ザイデルの減衰時式という公式を使うと計算することができます。
一度ご自身でも計算式がどんなものかだけでも確認していただけるとよいかと思います。

数十年後の気候が変わった際には、パッシブデザインされた家は効力を失ってしまうのでしょうか?

パッシブデザインの最適解が変わることはありません。パッシブデザインの本質は、太陽の動きと家の形を合わせる事にあります。地球の地軸の傾きが23.4℃からずれたりするレベルの天変地異が起こらない限りはパッシブデザインの効力は変わりません。
このまま極端な温暖化が進むと、断熱材の厚みが1cm薄い方が良かったとか厚かった方が良かったという些細な差が生まれる事は予想されますがパッシブデザインの最適解が変わるという事はありません。
しかし、周囲(主に南側)にビルが建ってしまった場合には、冬の日照計画に大きな影響がある為、そういう事が起こり得る地域の場合は南側に大きな窓を設けるべきかどうかは慎重に判断した方が良いかと思います。
西側や東側に建つ大きなビルは、本州の多くの地域では通年で考えるとプラスになる事も多いので、気にしなくてもいいです。北側のビルに関しては、マイナス要因はほとんどなく、プラスに働くことの方が多いと思いますので、問題ありません。

30~50年後でも新築時の高い気密性能を保つことはできるのでしょうか?

気密性能の低下はほぼないと思っていただいて大丈夫です。
気密性を落とさないためにはいくつかの方法が有効です。

まず耐震性能を上げる事です。家を固く作り、細かい地震ではびくともしないような構造にしておくことで、気密性能の低下は防ぐことが出来ます。
次に外張り断熱を併用する事です。構造材の収縮も気密性を落とす大きな要因ですが、外張り断熱の家の場合は温度変化による木材の収縮を大きく減らすことが出来ますので、気密性能の劣化は少ないです。
次に含水率の低い木材を使う事です。施工後に木材が痩せるのを防ぐことが出来ます。
最後に、細かい振動から有効な制振材を使う事です。大地震の時だけではなく、小さな地震から効果を発揮する制振材を使う事により、構造の変位を抑える事が出来ますので、結果として気密性能が落ちにくくなります。
気密性能が経年によりどの程度落ちるか、どんな原因で落ちるかという事は1990年には既に北海道工業大学の研究室にて実測された研究結果が論文発表されております。
上記の対策を全て講じた場合、気密性能の低下はほぼ発生しないと思っていただいて大丈夫です。

高気密・高断熱住宅を勉強するのにお薦めの本はありますか?

だん no.05、06には森亨介の記事も掲載していただいております
「だん」につきましては、01~06まで、どれも充実した内容になっておりますので、お勧めです。
他には「あたらしい家づくりの教科書」なども高断熱な住宅のメリットについて分かりやすく述べられてます。
もう少し深くという事になりますと、著名な方の本という事になります。実務者さんですと、エネパスの今泉さんが書かれたエコハウスはなぜ儲かるのかなどは、社会全体の事に絡めて書いてあり、多角的にエコハウスを考える事が出来ます。他にも松尾さんや西方さんなどが、エコハウスについての本を上梓されておられます。
学者さんの本ですと、北大の荒谷先生、室蘭工科大の鎌田先生、東大の前先生などが、一般の方向けのエコハウスについての本を書かれております。

高気密高断熱についてはそれらの本を読んでおくと、そこら辺の住宅実務者顔負けの知識が手に入るのではと思います。

しかし、家は高気密高断熱だけが全てではありませんので、色んな住宅作家さんの哲学に触れたりすることも良いかと思います。

お金を掛けてパッシブハウス認定の申請はしないけれど、それ相当のレベルで設計(計算)をしてほしいというのは可能でしょうか?
現実的にはそのような方が大半です

現実的にはそのような方が大半です。現実的には、質問者さんのおっしゃられる、申請はしないけどもそのレベルの計算をしながら建てるという方の方が多いです。弊社でも、現在進行していてパッシブハウスの認定を出せば取れるというレベルにある建物のうちでも、実際に認定を出す建物は1件だけになります。認定を出さないから、断熱計算は手を抜くという事は、実際にパッシブハウスの認定を取ったことのある設計士さんであれば、しないと思います。(全員の顔が思い浮かびますが、そういうことをする人は居ないです)認定実績のある人であれば、安心してご依頼いただき、建物燃費ナビ(PHPP)のデータも欲しいですと遠慮なく言っていただければと思います。

二階にお風呂を設置する上で、水漏れ以外にデメリットはありますか?
耐震は大きなデメリットです

耐震は大きなデメリットです。2階の中心にあればまだ良いのですが、殆どの場合、2階の端に寄りますし、お湯を貼っている時間帯と貼っていない時間帯で1.5kN(150kg)程度の荷重のばらつきが出ます。お湯を貼っていない時間帯の方が多いのですが、荷重の多いお湯を貼っている時を想定して構造計算を行いますので、お湯を抜いてある時に地震が来た場合は、偏芯が大きく、余計に揺れるというような事になります。子供をおんぶした状態で、横から押される事を想定してください、当然押される力に負けないように押される側に向かって力を入れていると思いますが、押される瞬間に子供が飛び降りると、色々とバランスが崩れて転んでしまいそうになるかと思います。それと同じことが家の構造で起きます。
とはいえ、子供が12歳の子供と1歳の子供ではバランスの崩れ方も違いますし、あなたが力士の様な体格の人か細身の人かでも違います。2階のお風呂に入った水が全く気にならない程の構造強度にしておくことでその問題はクリアすることが出来ます。
最大のポイントは、建築会社がそこまで考えて構造設計をしてくれているのかという事になりますので、さりげなく設計士さんに構造的にどうでしょうかと聞いてみても良いかもしれません。荷重がどの程度増えるとか、具体的な数字を提示することが出来なかったら、けっこう危ない気がします。

シャッターの日射遮蔽は有効でしょうか?それとも熱くなるから変わらないのでしょうか?

有効です。シャッターが火傷するくらいに熱くなるエネルギーが室内やガラスに入って来るよりははるかに省エネです。
夏には日射熱と共に、1㎡あたり300W程度の熱量が窓から入ってきます。普通の掃き出し窓からは約1000W程の熱が入ってくると思ってください。掃き出し窓が3つ程あった場合、エアコンがその熱を相殺する為だけに一つ必要になります。
シャッターを閉めますと、シャッターの裏側の温度は50℃程度になります。シャッターと窓ガラスの間の空気の温度は40℃以上になりますが、その場合にガラスから入ってくる熱量は、掃き出し窓1つあたり100W程度ですので、シャッターが無い場合の1/10ほどまで軽減できます。詳しい計算式は割愛しましたが、そういう事になります。


ただ、おっしゃるように、シャッターが熱くなった分の輻射熱が入ってくるのもまた正解ですので、シャッターよりは、熱容量が軽く熱くなりにくいもので遮蔽をする方がより効果的です。

アフターメンテナンスはありますか?
お施主さまと永くにわたってお付き合いができるようにアフターメンテナンスに誠心誠意を尽くします。

お施主さまと永くにわたってお付き合いができるようにアフターメンテナンスに誠心誠意を尽くします。入居後・7日後・30日後・180日後・360日後をめどに定期訪問させていただきます。また、構造躯体の保証期間は10年と義務づけられていますが、その他の項目についても保証内容を定めています。

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