家づくり用語集

DICTIONARY家づくり用語集

家づくりに関する専門用語を集めました。

入り隅

【読み方】いりずみ

出隅と逆で、壁と壁、壁と柱などが角度をもって交わった際にできる建物の窪んだ隅の部分のこと。
一般に1階のプランに入り隅が3カ所以内であれば、その建物は「平面的に整形」と判断される。
対して4カ所以上の場合は「平面的に不整形」と判断され、耐震評価も低くなる。

ηA値

【読み方】いーたえーち

冷房期平均日射取得率のこと。建物に当たる日射熱の何%が内部に侵入するかを示す値。
ηA値が小さいほど日射が入りづらく、冷房効率が高くなる。

大壁造り

【読み方】おおかべづくり

柱などが内からも外からも出ないように壁面内に収める壁構造のこと。
一般的には洋風の部屋の壁の形式だが、特殊なデザインの和室に用いられることもある。

ALC

【読み方】えーえるしー

autoclaved light-weight concreteの略で、発泡剤で多孔質化した軽量気泡コンクリートのこと。
板状に加工したものをはALC板またはALCパネルと呼ぶ。
軽量で施工、加工が容易で、断熱性・耐火性も高い。鉄骨造などの外壁や内壁、屋根、床などに使われてきたが、近年は多様な模様のALC衣装パネルの開発とともに、ALCを一戸建て住宅に使用する事例も増えている。

アカマツ

【読み方】あかまつ

マツ科の針葉樹で、国内では北海道南部~九州地方、さらに朝鮮半島~中国北東部にかけて広く分布している。
材質はハードパインに属し、特有のテルペン臭と水湿に強いのが特徴。
建築用の構造材(梁・根太・土台など)や板類、土木用材などに幅広く用いられている。

板目

【読み方】いため

年輪に対して平行に近い角度で挽いて取る板面を「板目」といい、木面に表れる美しい木目が特徴。

雨どい

【読み方】あまどい

屋根を流れる雨水を軒先に集め、地下や下水まで導いて排水する部材のこと。形状は溝型や管状が多く、銅板や亜鉛鉄板、カラー鉄板、硬質塩化ビニルなどでの素材で作られている。軒先に付ける「軒どい」や軒先から地上につなぐ「竪(たて)どい」、両者の接合部分の「呼びどい」または「あんこう」などに分かれている。

ウォールナット

【読み方】うぉーるなっと

クルミ科クルミ属の広葉樹で、世界各地で栽培されている。一般にクルミ属の樹種は、材質が優れ、加工性が良く、狂いが少なく、比重が軽い割に強度が高い非常に優れた素材である。独特のくすんだ色合いを帯び、外観が美しいため、建築用造作材や家具、楽器、彫刻などに幅広く用いられている。北米の「ブラックウォールナット」もこの樹種の仲間。

縁甲板

【読み方】えんこういた

日本建築の縁側等に使われる床仕上げに張る木材で、主に檜、松などが使われる。
むく板を加工したもので、床用のほか壁や天井にも使われる。

一次エネルギー

【読み方】いちじえねるぎー

石油・石炭・天然ガスなどの化石燃料、原子力の燃料であるウラン、再生可能エネルギーの水力、太陽、地熱など、自然界に存在するままの状態のエネルギー源のこと。