パッシブハウス

CO₂を出さない熱の作り方

ZEH登録ビルダーの発表がありました。

凰建設も乗っておりますが、だいぶ後ろの方です。

せっかく「お」で始まるのに、、漢字だとだめなのですね。

エコという言葉が世の中で言われ始めて久しいです。

様々な形の「エコ」というものがありますが、突き詰めて調べていくと、

全然エコではないものも沢山あります。

本当のエコとは?

エコとはエネルギー使用量をできるだけ少なくすることです。

エネルギーはそのほとんどが熱を作ることに費やされます。

そしてエネルギーを使うとCo2が排出されます。

つまり、熱を上手に作ることができれば、エコ、ひいてはCo2削減に大きく寄与できます。

Co2排出量を少なくすることがエコにつながります。

正確には逆ですね。

ちゃんとエコをすればCo2排出量が少なくなります。

Co2排出量で比べれば、本当のエコが何か、見えてきます。

お湯を沸かすのにどのくらいCO₂を排出しているのか?

照明器具や家電などの、エネルギー選択肢が電気一択なものは、単純に使用量を少なくする努力をすればよいのですが、

例えばお湯を作ることを考えると、

灯油ボイラー、ガスボイラー、電気温水器、ヒートポンプ式電気温水器(エコキュート)、薪ボイラー、太陽熱温水器

などなど、様々なエネルギー源、湯沸かし方式があります。

ちなみに我が家では2000年まで、薪ボイラーでお湯を沸かし、お風呂に入っておりました。

それぞれの給湯方式がいったいどのくらいCo2を出すのかを比べてみようと思います。

単位は【Co2-g/Kwh】に統一させてみます。1Kwhの熱量あたり、何グラムのCo2を排出しているのかという単位です

都市ガス

10,000kcal/㎥の発熱量ですが、それを効率80%の機器で沸かし単位を合わせると、

9.2kwh/㎥となります。Co2排出量は2230g/㎥なので、

都市ガスのCo2排出量は 242g/kwh となります

プロパンガス

24,000kcal/㎥で、都市ガスと同じように沸かすと

27.89kwh/㎥です。Co2排出量は6000g/㎥なので、

プロパンガスのCo2排出量は 269g/kwh となります

灯油

36.7MJ/lで、やはり80%の機器で沸かすと

8.15kwh/lです。排出量は2490g/lなので

灯油のCo2排出量は 305g/kwh となります

電気

電気は 、555g/kwh となりますが、

こちらはそのままデータが公表されており、いいですね。

電気をエコなエネルギーだと勘違いしている人もいますが、

本来電気は作るのが難しく、高位なエネルギーです。

輸送時のロスも無視できず、よく考えて使わないと

地球のためには全くなりません。

電気温水器でお湯を沸かす場合の発生量はそのままですが、

エコキュートでお湯を沸かせば、およそ3倍の効率です。

そうすると、185g/kwhとなり、ガスなどでお湯を沸かすよりも

エコになるわけですね。

4.41kwh/Kkgで、75%だと3.31Kwh/kgです。

薪の場合はカーボンニュートラルなため、

薪の運搬コストのみ考慮して排出量を出します。

0.178g/kg kmの割合でCo2が出るとすると、

0.045g/kwh kmとなります

輸送距離が100kmだと仮定すると、

薪のCo2排出量は 4.5g/kwh となります。

100倍近くほかのエネルギーと違いますね。

純然たる五右衛門風呂で毎日お風呂に入ってる方は

とてもエコな生活をされていることになりますね。

バイオマスが推奨されている所以です。

電気の自足自給がエコ

ここで、一つ注目したいのが、電気です。

電気は、発電所で発電されたものは555g/kwhですが、

最近は太陽光発電という方法もあります。

太陽光発電で発電した電力は38g/kwhで済むそうです。

それをエコキュートで沸かしたりすれば、更に1/3になるので

12.6g/kwhまで下がります。薪で作る熱にかなり近づいてきましたね。

先日、今は太陽光で作った電気は売ったほうが得だということを書かせていただきましたが、

エコの観点からみるととんでもない話で、

自分で作ったものは自分で使ってこそ本当のエコです。

電気は遠くに送ろうとすればするほど、ロスが発生します。

先にも書きましたがエネルギーというものの多くは、熱を作ることに使われます。

家庭でも、給湯、冷暖房、調理など熱を作るところで、たくさんのエネルギーが消費されます。

CO₂を出さない、効率よい熱の作り方とは?

色々だらだらと書き連ねてきましたが、

結局比べたらどうなのという表を作ってみました。

クリックすると大きくなります。

hyou.jpg

太陽光でエコキュートは、現時点ではあり得ない仕組みですが、

実現できればCo2発生量削減に大きく寄与する画期的な給湯システムになると思います。

(やろうと思えば時間設定を狂わすだけなのでできると思いますが、、)

と、同時に、バイオマスの環境性を再認識してもらえたらと思います。

グラフで見るとさらに分かります。

IHがCo2発生量で見るとあまり良い選択とは言えないこともわかります。

クリックすると大きくなります。

gurahu.jpg

お風呂がぬるいからと言ってIHで沸かした熱湯をお風呂に足し湯するようなことだけは

やめましょう。

いつもは、お金の面からアプローチをすることが多いのですが、今回は、

ガチでエコについて書いてみました。上の表やグラフもお金の補正をかけると

「やっぱ電気かな、、」となってしまいがちなのですが、

それは本当のエコとはちょっと違うと思います。

沢山の方が「もう電気温水器は早く禁止にしようぜ」

と呼びかけられてますが、全く同意見です。そして、

IHを付けるのであれば是非太陽光発電とセットにと。

太陽の出ている時間に凝った料理を楽しもうよと提案したいです。

エアコンはもともと優秀なエコ機器ですが、

太陽光発電の電力と組み合わせれば鬼に金棒です。

カーボンニュートラルの考え方に賛否はありますが、

やっぱり一番にお勧めしたいのはバイオマスです。

給湯は薪ボイラー、暖房は薪ストーブ、調理用にはかまど!

というわけにもいかないのですが、ロケットストーブなどで

調理をする楽しみを味わっていただきたいと思います。

皆様のエコな暮らしの参考になればと思います。

 

さて、今回はCO₂排出量のお話しでしたが、

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森 亨介(こうすけ)

国立岐阜工業高等専門学校建築学科卒業 建築環境工学を専攻する。 生涯コストが最も安くなる家を作る事を提唱し、普及に努めている。 凰建設株式会社代表取締役 一般社団法人ミライの住宅代表理事 一般社団法人パッシブハウスジャパン東海支部エリアリーダー

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