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これが最強の冷暖房か

温熱と住宅性能

凰建設の森です。

今日、北海道を後にします。
前入りも含めて4日間の旅。

今回も新たな発見がたくさん。

昨日宿に帰った後、
洗濯をしたところまでは
良かったのですが、
そのまま酔って寝てしまい、
気づいたら4:00AM。

慌てて干したのですが、
8時の時点ではまだ
乾き切っておらず、
私だけ出る準備ができない。

かくなるうえは、、
と思い、ドライヤーで
仕上げの乾燥をさせようと
したところ、
プレゼントデザインの川端さんより

「省エネを志す人のやることじゃない」

と言われ、ぐぬぬ、その通り、、
となり、頑張ってひらひら
あおいで乾かしました。

札幌は今日から雪まつり。
長い自粛期間が明け、
鬱屈した気分を晴らすような
人出で賑わっております。

さて、本日の話題は、設備。

北海道は断熱修行の旅です。
基本的には断熱のことを
学ぶ旅程なのですが、
一番最後に拝見するのが、
ボールパーク移転で話題の
北広島にあるピーエスという
会社さんになります。
↓ ↓
%url1%{https://ps-group.co.jp/}

こちらは暖冷房機器メーカー。
いわゆる輻射暖房を取り扱う
北海道に古くからある会社。

1972年に開催された、
札幌オリンピックの選手村で
宿舎の暖房設備を提供しました。

私も伝え聞いた話なので、
どこまでが本当なのかは
分かりませんが、、
当時、選手村の暖房は、
空気式エアコンが
検討されていたそうです。

しかし、北欧をはじめとする
ヨーロッパ諸国の選手から苦情が。

風が出るし、乾燥を感じ易い
空気式の暖房設備の家になんて
住んだら体調を壊して、
ベストなパフォーマンスが出ない。

オリンピックという世界の舞台で
活躍する選手の宿舎に相応しい
暖房設備を設置してほしい。

ということで、パネル暖房が
取り入れられ、宿舎が作られた。

なんと、エアコンのように、
空気を温めて風を送る暖房は
「質の低いもの」という
扱いをされているのですね。

なぜ、質が低いのか。
残念ながら本州に住んでいると、

プロですら体感する機会がないので
あまりピンと来ないんですね。

室内の環境を決める要素は
・室温
・放射環境
・気流
・湿度

エアコンは室温と気流を
操る暖房設備なのに対し、
輻射暖房はその名の通り、
放射環境を整える暖房。

体感すれば分かります。

放射暖房の方が圧倒的に
快適性が高いです。

同じ外気温でも、
日向と日陰では感じる
寒さが全然違う。

逆に言えば、日向にいるならば
少し気温が低くてもいい。

それと同じことが室内で起きる。
22度でエアコンが動いているのと
18度の放射暖房の環境だと、
ともすると後者の方が暖かい。

室温が22度と18度では、
相対湿度は全然違います。

つまり、乾燥を感じにくい。

夏も違います。
高断熱住宅になればなるほど
夏の高湿度に悩まされる。

エアコンの風量を絞ると、
エアコンの顕熱費が下がり
除湿で動く割合が増えていきます。

そう、風が動かないと、除湿が
うまく決まるんですね。

ということは、全く送風の
設備がない、放射冷房だと
何が起こるかというと、
室温が低くなりすぎずに、
除湿をすることが可能に。

エアコンは小さな箱の中に、
熱交換のためのフィンなどを
ぎゅっと詰め込んでいますが、
輻射冷房は、それを贅沢に
広げて、大きな面で除湿する。

エアコンの中身はプロに
頼まないと除湿による
カビなどは掃除できませんが、
輻射冷房は自分で掃除が可能。

逆に衛生的だとも言えます。

密閉回路方式であれば、
放熱パネルは非常に長持ち。

1972年に建てられた、
オリンピックの選手村の家。
まだ同じ暖房設備で、
住むことができているんです。
(熱源は交換が必要ですが)
↓ ↓
%url2%{https://machitsukai.com/?post_type=fudo&p=22013}

エアコンの室内機がずっと使え、
室外機だけ、壊れたら交換。

みたいなイメージでしょうか。

そんな夢のような暖冷房設備なら
なんで凰建設はエアコンを
使っているのか?

そうなんですよね。

もし、私が自宅を設計するなら、
迷わず輻射冷暖房設備を選ぶ。

予算が合えば。

はい、密閉回路方式の輻射冷暖房は
予算もそれなりにかかります。

高嶺の花なんですね。

そんなにいいなら
輻射冷暖房を使ってみたい。

そうおっしゃっていただける
方がおられましたら、
提案をしてみようかなと思います。

大体、エアコンによる冷暖房の
10〜20倍の予算を見込んで
いただけると、素晴らしい
輻射環境の家を実現できる。

倍じゃないです。10倍以上。

いかがでしょうか??

#温熱は物理 #快適は設計でつくる #設備より建築

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この記事を書いた人

代表取締役 森亨介

森 亨介(こうすけ)

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国立岐阜工業高等専門学校建築学科卒業 建築環境工学を専攻する。
生涯コストが最も安くなる家を作る事を提唱し、普及に努めている。
凰建設株式会社代表取締役 一般社団法人ミライの住宅代表。
元パッシブハウスジャパン東海支部エリアリーダー