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どちらの窓がいい?

温熱と住宅性能

凰建設の森です。

本日の話題は、動画内で
予告しておりましたものです。

動画はこちらになります。
↓     ↓
%url1%{https://youtu.be/ZOqiGVEVqDc}

同じ値段なら
YKKのAPW430と
トリプルシャノンⅡx
どちらの方がいい?

という本田さんからの質問。

二つとも、それぞれの
メーカーの主力樹脂窓。

シャノンにはUF、
YKK APには430+という
ハイエンドの商品も
ありますが、普及品の
樹脂窓トリプルガラスなら
この二つを比べるのは
妥当な所でしょう。

まず、一番大きな使い分けは
その開き方ラインナップ。

例えば上げ下げ窓や
外開き窓を使う場合は430

滑り出し窓中心でデザインを
取っていく場合はシャノン

という風に、使いたい窓に
よって使い分けます。

では、どちらの窓にも、
ラインナップされている
種類の窓だけ使って
設計された家で、金額も
全く同じであれば、
どちらを選ぶのが良いのか。
↓     ↓
%url2%{https://www.ohtori.net/wp/wp-content/uploads/2021/08/430.jpg}

まずは構造的な所。
トリプルガラスの窓は、
そのガラス重量がすごい。

大きな窓になればなるほど重い。
窓の重量を受けるのは、
サッシについているつばから
屋内側の部分にかけてになる。

画像中オレンジのラインと
言葉で表しているのが
構造的な違いの部分ですが、
右のサッシは、ガラスの中心に
つばがあり、それより内側の
荷重を受ける面が長い(広い)

対して左側のサッシは、
ガラスの芯とつばがずれてて
荷重を受ける部分が
偏心している状態になります。

つまり窓を支える構造的には
右側のサッシの方が優位。

続いて断熱性能です。

窓の断熱性能は、ガラス部分と
フレーム部分に分かれます。

フレームの見付け方向の
大きさはなるべく小さい方がいい。

簡単に言うと、外や中から見て
細く見えるフレームのサッシの方が
断熱性は高くなりやすいです。

そして、奥行き方向については、
太いサッシの方が熱を通しにくい。

見た目では分かりにくいですが、
分厚いフレームのサッシの方が
断熱性は高くなりやすい。

だから、こういう断面を見た時、
より横長な窓の方が良い。
そう思ってもらっていいかと。

横長になると、樹脂サッシの
中の部屋の数が取りやすくなる。

縦長タイプの左のサッシより
横長タイプの右のサッシの方が
中の部屋の数が多いですね。
(赤い数字と文字を参照)

そして、いつかの私の
動画の中でもご紹介した、
ガラスエッジ部分の熱橋。

防露性能に大きく影響します。

外からガラスまでの断熱性能は
左のサッシの方が良さそう。

家の中からガラスまでだと
右のサッシの方が良さそう。

黄緑の文字と線の部分です。

より詳細に解析したければ
THERMみたいなソフトを
使うとできます。
↓     ↓
%url3%{https://windows.lbl.gov/software/therm}

という事で、総合的に見て、
もし「値段が同じ」なのであれば、
右のサッシの方を使いたいなと。

430とトリプルシャノンⅡx
どちらが右でどちらが左か。

そこは是非ご自身で窓のカタログを
見て、見つけていただければ。

ちなみに、今日は非常に細かく
重箱の隅をつつくような感じで
違いを説明いたしましたが、
基本的にどちらの窓も、
非常に優秀な窓になります。

それぞれの建築会社さんの
得意な方を使うという感じで
全く問題は無いかと思います。

もしよければ、参考に
していただけたらと思います。

#温熱は物理 #快適は設計でつくる #設備より建築

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この記事を書いた人

代表取締役 森亨介

森 亨介(こうすけ)

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国立岐阜工業高等専門学校建築学科卒業 建築環境工学を専攻する。
生涯コストが最も安くなる家を作る事を提唱し、普及に努めている。
凰建設株式会社代表取締役 一般社団法人ミライの住宅代表。
元パッシブハウスジャパン東海支部エリアリーダー