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乾太くんの給気問題

温熱と住宅性能

凰建設の森です。

本日は空調講座埼玉。
といっても埼玉ではなく
岐阜での開催です。

空調講座期間中、希望が
あれば、岐阜にお越しいただき
実例として弊社案件を
見ながらの開催も可能です。

希望があれば、ですが。

本日は質問箱から。
まだまだかなり溜まってまして
お待ちいただく皆様すみません。
気ままに回答しております。
↓     ↓
%url1%{https://peing.net/ja/q/b17c22a3-4788-47a8-83e8-ea81f96eb96a/completed}

洗濯物の乾燥に便利な乾太くん。
ここ5年位、ものすごい人気。

ついに最近はデザインも
バージョンアップ致しました。

ただ、こちらは換気も空調も
微妙に関係してくる設備なので
導入するなら少しは気にしても
いいかと思います。

乾太くんは使っている間は
室内の空気を燃焼に使うために
排気装置として働きます。

空気の使用量としては、
1回の運転(60分程度)で
約5m3程度になります。

そんなに大したことはありませんが
洗面脱衣室の空気は全部乾太くんに
吸い込まれて吐き出されると
思ってもいいかなくらいの量です。

熱交換換気や自然給気口から
運転中は給気量が増えます。
量が少ないので気づきにくいけど。

そして、運転が終わってから。
乾太くんは室内の空気と外の空気が
簡単なフィルターを通してつながって
いるため、特に第三種換気の家では
乾太くんは給気口みたいな感じに
なってしまいます。

第一種換気の家でも、
熱交換換気以外の換気扇が
動いていると乾太くんからの
給気が働きがち。

それを抑えるために、
逆流防止機能の付いた、
ダンパー付きの排湿口ガイドが
オプションとして売られてます。

そして質問の中身になりますが、
これを付けてると不完全燃焼を
起こしかねないって本当?

というものになります。

答えは
「可能性はゼロじゃないけど
気にしなくてもいいと思う」
になります。

そもそもメルマガ冒頭に
紹介したように、乾太くんが
必要とする空気というのは、
1回当たり5m3/h程度と、
多くありません。

熱交換換気で作る風量は
100~200m3/h程度。

2~5%風量が増える
程度であれば、熱交換換気
自体が大きな抵抗になり
空気の流入が妨げられ
不完全燃焼を起こすという
不具合が起きるとは
考えにくいです。

どちらかというと影響が
大きいのは、空気と共に
捨てられる水分になります。

通常、8kgの洗濯機で
洗濯物をいっぱいに洗うと
脱水が終わった状態で、
洗濯物には4kg(4L)程度
水分が含まれております。

これを部屋干しにすると、
4Lの加湿器が空っぽに
なるくらいの加湿量になる。

冬に家全体で必要な
加湿量は、10~20L/日です。

※熱交換換気の有無等
条件によって大きく変動

部屋干しをするだけで
1/4~1/2程度の加湿を
確保することができる。

これを捨てるのですから、
冬の加湿にとっては痛手。

夏は逆ですね。
夏は20~40L/日程度の
除湿が必要になります。

※条件によって大きく変動

それをエアコンや除湿器が
頑張ってくれていますが、
部屋干しは負荷を増やす行為。

乾太くんが4L余計な仕事を
増やさないようにしてくれると
除湿は捗ります。

空調的理想を言えば、冬は部屋干し
夏は乾太くんみたいな生活を
送ってもらえるといいのですが、
空調計画の為に生活するわけではない。

そういう事が起きますよという
事だけ頭に入れて、乾太くんを
入れる入れないを決めてもらえると
良いかなと思います。

ちなみに、きちんと空調設計された
高性能な家であれば、家の中で
部屋干しをするのは年中可能。

我が家も一年中部屋干しで
暮らしております。

弊社案件でも導入を検討される
お施主様は多い乾太くん。

あなたの生活にとって、
必要かどうかは、よくよく
ご検討いただいたうえで
採用していただければと思います。

#温熱は物理 #快適は設計でつくる #設備より建築

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この記事を書いた人

代表取締役 森亨介

森 亨介(こうすけ)

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国立岐阜工業高等専門学校建築学科卒業 建築環境工学を専攻する。
生涯コストが最も安くなる家を作る事を提唱し、普及に努めている。
凰建設株式会社代表取締役 一般社団法人ミライの住宅代表。
元パッシブハウスジャパン東海支部エリアリーダー