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予算オーバー相次ぐ?

住宅会社選びと業界構造

凰建設の森です。

本日は上棟。
9月になったとはいえ、
まだまだ暑い。

台風が近づいており、
天気が崩れるかも
という予報での上棟。
出来るだけ雨仕舞を
しっかりやれるよう、
気が逸ります。

さて、本日の話題は、
予算のお話です。

この2年、毎週のように、
何かの建材が値上がりを。

3年前に家を建てた人に比べ
約3割値上がりをしている
というのが家の値段です。

3000万円の家は3900万に。
4000万円の家は5200万に。
5000万円の家は6500万に。

私の周りでも、注文住宅の
予算が合わずに断念という
お話はよく聞きます。

というか、最近は本当にひどい。

素直に3割上がった金額を言うと、
その時点でお客様には選んで
いただく事が出来ません。

弊社がまさしくそれでして、
恐らく資金計画段階であれば、
他の会社さんより1000万円~
高い金額が出ているはずです。

とりあえず3年前の値段を言っておき
じわりじわりと値段を上げていく、
というやり方であったり、
とにかく間取りに惚れ込んでもらって
無理をしてでも建てたいと、
思ってもらったりという
営業手法を取らざるを得ない
みたいな話も見聞きします。

可哀そうなのは、それに
巻き込まれるお施主様です。

当初の仕様ではとても不可能で、
同じ会社で仕様を落としたり、
別の会社を選びなおしたり。

という話はこの2年程で、
耳にタコが出来るほど聞いた。

弊社でも予算オーバーの話は
残念ながらゼロではない。

この2年を振り返り、
予算オーバーする原因の1位は
家が大きくなったこと。
断熱も一緒に厚くしていくので
余計にオーバー率が増える。

原因の第2位はほぼ平屋プラン。
昔よりも平屋の予算アップ率が
ぐんと上がった感じです。

資金計画時よりも面積が
増えてしまった方は、
理由に納得できやすいけど
平屋プランで予算オーバー
という方は私も心苦しい。

お施主様が何か特別な要望を
したわけでは無くただ平屋
というだけで想定を上回る
金額が出てくるのですから。

そこは私の値上げ予測が
ずれていた部分なので、
本当に申し訳ないです。

ただ、資金計画当初の
予算内で請負契約まで
進んだお施主様の方が
若干多いというのは、
この社会状況であれば、
弊社が胸を張れる部分かと。

今から家を建てる
住まい手の皆さんにとって、
建築会社を決めた後で、
あれよあれよという間に
見積が膨れ上がるのは、
脅威でしかありません。

今の時代、どうやってそれを
防げばいいのかというのは、
非常に難しい問題です。

ご存じのように、今春から、
住宅業界の集客状況は
悪化する一方です。

どこの会社も苦しい。
だけど、さっき話したように、
正直に3割上がった金額を
提示してしまうと、
その時点でお客様は
さようなら。

土俵に上がらせてもらえないと
勝負をする事すらできません。

という事で、無理じゃないかと
思いつつも、ぐっと安い金額を
お施主様には提示してしまう。

気の弱い建築会社さんだと、
吐いた唾を呑み込めずに、
大赤字で仕事を請けてしまう。
その会社の行きつくのが倒産廃業。

山ほど建築会社の倒産記事が
業界紙などに溢れております。

そうはなりたくないので、
殆どの建築会社が、
資金計画からじわりじわり、
もしくはいつかのタイミングで
本当の見積金額を伝えてます。

あなたが今の伴侶と結婚を
する前に付き合っていた時、
恐らく目いっぱい背伸びして、
おしゃれをしていたはず。

建築会社の背伸びが
過去最大級におきています。

現実に戻った時受ける、
お施主様のショックも
過去最大級なんです。

背伸びをしている会社なのか
どうなのかの見分けは非常に
難しいです。

強いて言えば、会社の財務に
余裕のある会社ほど、
見せかけの安さを打ち出す
必要はなくなります。

色んな手で会社の財務状況を
調べてみてくださいませ。

もう一つが、社長さんの人柄。
これが難しい。
言い出せずに倒産する会社も
出てきておりますので、
優しそう、という事だけだと
また別の大きなリスクを
払う事にもなる。

なるべく嘘をつかなさそうな、
なるべく信じられる代表のいる
会社を選んであげてください。

家を建てようとしている人なら
社会人経験だって人一倍あるはず。

そのあなたの眼で会社(人)を
選んであげてくださいね

そして最後は要望書です。
資金計画時に、どんな家を建てたいのか
という要望があまり分からないと
資金計画はおおざっぱになる。
どんな家にしたいのかが明確で
あればあるほど資金計画の精度も
上がっていくんですね。

オーダーメイドの商品というのは
どんなものを作りたいのかによって
金額はてんでバラバラになる。

住宅みたいな規模の大きい買い物も
例外ではありません。

自分はこんなことをやりたいんだ
というのを設計者に伝える。
それが資金計画の精度を
お施主様側で上げて行ける
工夫になります。

ただ、どれも決定打には
なり得ないくらいの物。

やれることは全部やって、
自宅の計画の予算オーバーを
防ぎましょう。

今から家を建てる人は
ほんとうに大変。
是非心してかかってほしいです。

ご無理なされぬ様に、、、

#流行より普遍性 #本質的な家づくり #未来コストを考える

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この記事を書いた人

代表取締役 森亨介

森 亨介(こうすけ)

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国立岐阜工業高等専門学校建築学科卒業 建築環境工学を専攻する。
生涯コストが最も安くなる家を作る事を提唱し、普及に努めている。
凰建設株式会社代表取締役 一般社団法人ミライの住宅代表。
元パッシブハウスジャパン東海支部エリアリーダー