凰建設の森です。
本日はリノベの打合せ。
いや、本当に毎日リノベの
打合せをやっております。
家一棟をまるっと断熱で
くるむというリノベ。
Re:NE-STの教科書を
説明しながらやったり。https://www.pref.tottori.lg.jp/308462.htm#moduleid632118
教科書、無料でデータが
公開されていますので、
是非実務者さんは見ておいて。
断熱リノベは家全体が基本。
しかし、いきなり全部を
やるとそれなりにお金もかかるし
断熱って本当に効果があるの?
といぶかしんでる
実家のお父様お母様に、
その気になっていただくための、
後で無駄にならないお試し的な
断熱工事の紹介もあります。
弊社の事例です。
さて、本日の話題は、
色々と情報量の多いこの商品https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00154/02283/
土でつくる3Dプリンター住宅
販売価格は5000万円。
とのことです。
3Dプリンター住宅は廉価
という事を押し出しがちですが
基本的には基礎から上の躯体だけ
みたいな部分の値段設定ですので
普通に住めるような環境にすると
それなりにお金が掛かります。
能登で仮設住宅としての
販売が進んでいますが、
本体価格は15坪で
550万円(税別)から。
しかし普通に住もうと思うと
なんだかんだで1500万円くらい。
それでも一般的な住宅よりは安い
という事を売りにしています。
いやいや、応急仮設住宅の
建設費用は10坪700万円
くらいなので、むしろ
高くなってしまっています。
冒頭の記事で紹介した土の
3Dプリンター住宅は、
30坪で5000万円。
結局内外装や断熱、設備を
しっかり作りこむと、
3Dプリンター住宅でも
そのくらいになっていく。
という事ですね。
今はまだ先進的なイノベーターが
暗中模索をしている段階の
3Dプリンター住宅ですが、
将来のスタンダードになるか
どうかはまだ分かりません。
50年前のハウス55プロジェクト
のように「そんなのもあったね」
で終わるのか、世の中に浸透するか。
住宅不足にあえいでいた
50年前は国家プロジェクトとして
国が後押ししたにも関わらず、
550万円の家は頓挫した。
家余りの時代に、国の後ろ盾も
なく市場に切り込んでいく
550万円の家は大変だと思う。
売り出し価格をものすごく下げて
オプションでものすごく高くする
という販売手法は業界業種を
問わずに広く世の中に存在します。
ダスキンの販売店から、
建築コンサルの事業を始めた
NACという会社さんがあります。
こちらの開発したNACシステムを
使って瞬く間に全国展開を果たしたのが
タマホームさんになります。
以前の仕事ではNACシステムを
使っておりましたので、どういう仕組みか
それなりに知っているつもりですが
標準をぐっと下げる仕組みと、
標準から外れたものをガッと
高くする仕組みはよくできています。
中華そばの幸楽苑さんという
会社も、激安価格を打ち出して
おきながら、メニューを見ると
1000円を超えるラーメンが並ぶ
という手法で業績を伸ばしました。
今は昔ほどえげつない価格差は
ないようになっているようですが。
3Dプリンター住宅も、
意図してかどうかは別として
同じ様な感じの販売方法に
なっている気がします。
(550万円の方は)
このやり方、打ち出し価格と
実際の購入価格の差が大きいので
トラブルも招きやすいんです。
余計なお世話だと言われそうですが
実際の価格に近い物を最初から
出した方がいいのになと思います。
それでだって安い方になるんですから、、、
