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家づくりと信仰

日本人の暮らし

凰建設の森です。

本日、帰国致しました。
トランジットの関係で、
12時間くらいの旅路。

帰って日本の料理を
食べるとほっとしますね。

また4年後の社員旅行の
為に日々の仕事を頑張ります。

コーヒーについては、
感想で様々なアドバイスや
挽きに行ってあげる等、
有難いコメントを頂きました。
ありがとうございます。

色々試してみます。

さて、本日の話題は、
バリの家を見ていて
感じた事になりますが、
それが、信仰と家づくりの
密接な関係になります。

バリはみんな信心深い。
どんな、やんちゃな感じの
お店でも、毎朝ちゃんと
神様(悪霊?)への
チャナンと呼ばれるお供えを
女性が出していました。

今でも身近にある全ての
ものに神様が宿っていると
信じられている訳ですね。

家づくりでも同様でして、
バリで家を建てる際には、
信仰に即したものであることが
求められるとのことでした。

設計士の他にもお坊さんが
重要な立ち位置にあって、
伝統や信仰に反する家は、
建てられないような感じに
なっているそうです。

結果、素材やデザインは、
統一されていきますので、
街並みも統一されていく。

という仕組みになります。
街並みの統一感については、
本当に不思議だなと思うのが、
これだけ右に倣って空気を読む
日本人が、家づくりにおいては
みんながそれぞれ好きなものを
建てて、結果街並みがごちゃごちゃ
したものになっていく事を、
許容し続けている事ですね。

私も比較的様々なデザインを
する方ですので、その片棒を
担いでいる事になるのですが、
その家が作る街並みについては
出来れば揃っている方が
良いとは思っております。

地域で採れる素材を生かした
家づくりをしていけば、
おのずと街並みは揃っていく。

はず。

植える植栽なども、地域の
気候に合ったものを中心に
していけばもっと統一感が
出てくるはずです。

しかし、使う素材も植栽も、
その時々の流行り廃りに
左右されながら、日本の
街並みは新しいエッセンスが
混じり続けていく事になる。

バリだって建築費の安さと
個人の好みを優先すれば、
そういう街並みになっていた
可能性は大いにあります。

しかし、そこを信仰という
みんなの意識を統一する
方法を使い、似たような
家を建てる事を半ば強制して
街並みの統一を図っている。

街並みの統一はただの結果であり、
信仰を大事にすることが
主目的だとは思いますが。

ここまでクソミソに混ざった
日本の住宅街の街並みは、
今後どうなっていくのでしょうか。

先月飛騨高山に行った際、
地元の人に聞くと、
観光地じゃなくて、普通の
民家の所を観光客が
凄く沢山歩いているって
言っておられました。

その気持ち、分かる。
私もバリの生活感あふれる
通りを歩きたいと思ったもん。

その国の人々の何気ない
生活の1シーンは立派な観光資源。

そういう意識で、家を建てて
頂けると、良いなと思いました。

そして、バリで建築途中の家が
沢山あったのですが、その謎も
解決しました。お金が無くなった時点で
そこまでの分のお金を払って
工事中断。またお金が出来たら
工事を続けていくというやり方を
されるそうです。

最初から完成していなくても
いいじゃないか。

住めるようになったら住んで、
内装のお金が出来たら内装をして、
庭のお金が出来たら庭を作って、
時間を掛けて完成させるという
家があってもいいじゃないか。

その考え方も素敵だなと思いました。

家づくりに信仰を持ち込んでほしいとは
思いませんし、何度も書いているように、
私はそういう事に関しては、消極的賛成
というポジションを取っております。

ただ、街並みを素敵なものにしてほしい、
家や町の価値を高めていきたい。
という思いは割と強く持っています。

どうぞ、海外から来た人が、
見て回りたくなるような、
街並みを作ることも意識して、
家づくりをしていただけると
良いかなと思います。

#流行より普遍性 #本質的な家づくり

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この記事を書いた人

代表取締役 森亨介

森 亨介(こうすけ)

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国立岐阜工業高等専門学校建築学科卒業 建築環境工学を専攻する。
生涯コストが最も安くなる家を作る事を提唱し、普及に努めている。
凰建設株式会社代表取締役 一般社団法人ミライの住宅代表。
元パッシブハウスジャパン東海支部エリアリーダー