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施主が知っておくべき法律第一位

住宅会社選びと業界構造

凰建設の森です。

本日は社内業務の日。
来客予定が無いと、
自分の仕事が捗ります。

明日、明後日と、
東京、大阪にお出かけなので
その準備も出来ました。

さて、本日の話題ですが、
私も少しあやふやで、
お施主様に対して間違って
説明をしてしまっていた
部分がありますので、
改めて説明をさせていただこうかと。

住宅の売買においては
2020年4月から、売主に対し
契約不適合責任というものが
適用されるようになりました。
※民法562~564条

これ、何かというと、
引き渡し後に契約内容と
違ったものが見つかった場合、
逃げては駄目ですよという
法律になります。

その責任の取り方として、
・きちんと直す
・お金で解決
を住まい手さんに選んでもらってね。
という取り決めになってます。

ポイントとしては、
契約内容と違ってたら問答無用で適用
という所になります。

契約書よりコンセントの数が減ってた。
契約書と違う材料が施工されていた。
図面の寸法と違うものが施工されていた。

とにかく、契約の図面や見積と
違っている部分に関しては、
全部直すかお金で解決するか、
どちらかをしなければならない。

それ以前の新築の請負契約は
そこまで厳しい物でもなかった。

この法律が出来るよという事で、
2018年以降、住宅業界は
業界紙を巻き込んでどのように
法律に対応していくのか、
大騒ぎになったのを懐かしく
思い出します。

住宅業界は、余りにもいいかげん。
約束したことをやっていない
という事例は沢山あります。

2020年4月以降の契約は、
より住まい手が守られるように。

そういう目的での法律改正です。

ここから私が間違って覚えていた
部分になるのですが、直さなければ
ならないとされている年月について。

お恥ずかしい話ですが、この期間、
際限が無いという風に覚えていました。

家が建って20年後でも、コンセントが
ついていないことを発見したら、
新築時に戻って建築会社に指摘が出来ると。

ダメですね、しっかり確認してみた所
特段の特約が無い限りは、引渡しから10年。
そして、特約で短縮が可能。

私が間違えて覚えていたのが、
10年という期間の部分。
これを無期限だと間違えて
覚えてしまっておりました。
ごめんなさい。

そしてどちらかというと、
これから家を建てる方に
気をつけていただきたいのが、
契約不適合責任の特約。

これ、10年のものを、
両者が合意すれば短くすることが
出来ますよという物になります。

住宅の契約違反の時効を
短くすることで住まい手に
何かメリットがあるか
というと何もないですよね。

住宅の契約の時には
沢山の書類を渡されて、
訳も分からないうちに、
沢山の印鑑を押すことになる。

そういう時に、自分が不利になる
条文がしれっと紛れ込んでいても
気づかないなんて言う事はよくある。

中古住宅の個人間売買であれば、
10年も保証し続けられないよ、
という事で数か月に短縮して
契約をすることもあり得ますが、
建築会社と取り交わす新築請負なら
やはり長く期間設定しておいた方が
いいですよね。

法律が変わって、もう3年が経ちますので
完全に普及しているかとは思いますが、
新築の契約時には、契約不適合責任が
どうなっているかを確認しておくといい。

もし、2020年4月以降に住宅の
契約をした方であれば、
我が家の契約不適合責任は
どうなっているのかな?

って確認してみてもいいかも。

気をつけていただきたいのは、
製品の保証とは違うという事。

契約書通りのものが取り付いていたけど、
10年以内に壊れたから契約違反だ。
というのは通りません。

あくまでも契約書のものと
違うものが取り付いていた、
数が変わっていた、という物を
直さないといけないという法律です。

SUUMOさんのサイトがよく
まとまっているなと思いましたので
リンクを貼っておきます。
↓     ↓
%url1%{https://suumo.jp/article/oyakudachi/oyaku/sumai_nyumon/other/kashi/}

建築会社としては、自分たちに
非常に不利な法改正なので、
出来ればあまりお施主様に
詳しくなって欲しくないところかも。

でも、こういう法律があるんですよね
と住まい手の方から作り手側に、
釘をさしておくと、たぶん少しだけ
約束と違うものが出来てしまう
という確率が下がります。

知識はあなたの身を助けてくれる。
契約の前に覚えておいた方が良い
法律第一位だと思いますので、
よくよく勉強しておいてくださいませ。

#本質的な家づくり #未来コストを考える

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この記事を書いた人

代表取締役 森亨介

森 亨介(こうすけ)

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国立岐阜工業高等専門学校建築学科卒業 建築環境工学を専攻する。
生涯コストが最も安くなる家を作る事を提唱し、普及に努めている。
凰建設株式会社代表取締役 一般社団法人ミライの住宅代表。
元パッシブハウスジャパン東海支部エリアリーダー