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真南に建てられない!

温熱と住宅性能

凰建設の森です。

新年度ですね。
本日、末娘は小学校の
入学式になります。

これで我が家の子ども達は
全員小学生か中学生。

子どもが大きくなるのは
早いですね。

新年度になり、私も少し
環境が変わったことが。

それが消防団になります。
退団?じゃないんですね。
転籍です。私の地区の分団は
1部と2部に分かれています。
(昔は4部まであったとか)

11年間、2部で活動を
してきましたが、今年から
1部に転籍となりました。

今までは可搬ポンプと言って
人の手で持ち運びが可能な
ポンプを使う訓練をしましたが、
今年からは消防車の訓練に。

新入団員のつもりで頑張ります。

どこもそうだと思いますが、
消防団は地域の繋がりで
成り立っています。

3月まで娘がお世話になった幼稚園の
園長先生も一緒に活動しているし、
いつも地鎮祭でお世話になる神主さんも
一緒に活動しております。
弊社OB施主様も何人もいるし、
同級生や良く知った先輩、
娘と部活が同じだという人も。

そういう繋がりが煩わしいという
人もいれば心強いという人もいる。

人間関係が希薄で、みんながお金だけ
出し合って行政サービスなどで賄う
地域運営も私はいいと思います。

しかし、有事の際にはお金はあまり
役にたたず、顔と顔を突き合わせた
実際の繋がりの方が助けになる。

消防団は完全にボランティア。
でも、希薄になりがちな地域の
繋がりを少しでも強固にすることは
有事に強い地域社会を作ります。

新天地でも頑張ります。
と言っても新しい部もみんな
顔見知りの人たちですけども。

どうでもいい前置きが長くなりました。

さて、本日の話題は質問箱からhttps://peing.net/ja/q/98440524-272d-42ec-a73c-60532993f696/completed

さて、本日のお話は、
敷地が綺麗に南を
向いていない場合のお話。

山や川など自然の地形を
元に作られた住宅地は
綺麗に南を向いていない
という事もそれなりにある。https://www.google.co.jp/maps/@35.4266061,136.7468062,461m/data=!3m1!1e3?entry=ttu

川に沿って45°程度
地域全体が振れてます。

そんな場合の家の配置、
どうしようか迷いますよね。

来月上棟を迎える家も、
南に対して40°程度
振れて家を建てる計画です。

敷地の形状に素直に建てると
パッシブデザインとは
違ってきてしまう上に、
こういう地域は南側の
概念というのがあまり無いので
空地がバラバラだったり
全く無かったりします。

なので、よくある配置として
建物を強引に南に向ける

このやり方のメリットは、
隣地の建物の隙間を縫って
南側の日射を入れたり
南側の眺望を得たり
というのがやりやすい事。

特に窓の位置が45°ずれるので
視線が合いにくいというのが
安心感がありますね。

デメリットとしては、
敷地に三角の空地が出来るので
植栽計画などを上手くしないと
土地がもったいなく感じる。
という事かと思います。

敷地が狭いから目いっぱい
建てたいという場合は、
どちらかというとこちらの
配置計画の方がお勧め。

L字中庭プランです。
普通に南を向いた建物で
南側に張り出すL字の家は
自分の張り出しが影を作り
午前、もしくは午後の日照を
捨てる窓が出てしまいますが、
敷地の方が振れているのであれば
冬季の10時~14時の美味しい
光は取り込んで、夏季の
10時前や14時以降の光は
自分の建物で遮ることができる。

建物をいっぱいに建てるほど、
空地が中庭っぽくなりますので
敷地を有効活用している感が出る。

狭い敷地でも建蔽率いっぱいに
家を建てられますので、
無駄が比較的少ない。

今建てている南が振れている
家も建蔽率上限50%に対し、
申請は49.92%となっています。
玄関の庇があと10cm伸びたら
オーバーするくらいのギリギリ。

岐阜ではそこまで大きな建物を
建てないといけない計画は
珍しいのですが、そういう事が
出来る引き出しを持っていると、
対応の幅が広がります。

横浜で仕事をしてきたことが
生きているなと感じます。

L字のくぼみ部分に
集中的に大開口を設けると
パッシブデザイン的にも
色々都合がよくなります。

土地選びなどで、角度が振れている
場所は敬遠されがちですが、
その条件を逆手にとって
家を計画することで、なんだ、
意外といい感じになるじゃない。

ってなることもしばしばあります。

また、既にある土地が45°近く
振れているからここにはあまり
建てたくないなみたいな印象を
持つ方もいらっしゃいますが、
そこも工夫次第ではいい感じに。

振れている土地があったとしても
自分でダメだと判断する前に、
プロに相談してみると、意外な
道が開ける事もあります。

真っ当に45°振って窓を設置するなら
庇は日射取得と遮蔽には役に立たない。

どうしても、垂直の遮蔽部材を
家の外に設置したくなる。

吹抜の上の窓であれば、
贅沢にヴァレーマなども。

45°振った土地でも
色々とやりようはあります。
参考にしていただければと。

#本質的な家づくり #設備より建築

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この記事を書いた人

代表取締役 森亨介

森 亨介(こうすけ)

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国立岐阜工業高等専門学校建築学科卒業 建築環境工学を専攻する。
生涯コストが最も安くなる家を作る事を提唱し、普及に努めている。
凰建設株式会社代表取締役 一般社団法人ミライの住宅代表。
元パッシブハウスジャパン東海支部エリアリーダー