凰建設の森です。
本日から今年度の
国際たくみアカデミー
設備システム科にて
住宅設備、エネルギーの
授業が始まりました。
最初が一番肝心。
学生さんの気持ちを
ひきつける事に苦心します。
さて、本日の話題は、
「全館空調壊れた」という
電話を受けたお話です。
地元の異業種の先輩から
実家の全館空調が壊れた。
建てた建築会社には
言いづらくなってしまったので
一度見に来てほしい。
という事でした。
言いづらくなったくだりは
色々あるので置いといて、
2004年の全館空調。
おおよそ6年おきに
色々故障をしたそうで、
そのたびに15~20万円の
修理費がかかっていたと。
で、今回も故障して、
メーカーを呼んだけど、
もう新しいものに
交換した方が良いですよと。
今回はギリギリ交換部品が
手に入るかもしれないけど、
次回壊れたらもうダメですよと。
全館空調は1970年代に
日本に登場して以来、
最初は限られたお金持ちの
人だけの贅沢品。
1999年に次世代省エネ基準が
出た際、換気空調メーカーが
色々商品を出し始めました。
今回はその世代の全館空調。
そして2015年以降の、
断熱気密ブームで再度、
全館空調が注目を集める事に。
今までの物よりも規模が大きく、
様々なメーカーが様々な商品を
ラインナップしているのが、
今になります。
弊社も大昔からぽつぽつと、
全館空調や特殊な設備を
入れた家を作ってきたりしました。
また、今回のように、
全館空調を入れた家の
保守メンテをさせていただく事も。
色々痛い経験をしてきて、
10年程ダクト式の空調から
遠ざかっていた時期がありました。
ダクト空調をやらないと、
工務店経営は平和です。
トラブルの数が違う。
トラブルが起きるのはだいたい
15~20年先位になります。
今、私が設計施工したダクトが
トラブルを起こすのは、
息子が働き出してからという事に。
私がやったことで、息子が
お施主様から叱られるのは、
なかなかにしのびない。
という事で今は、数十年経っても
トラブルの数が少ない、
ヨーロッパでも適法になる
ダクト配管以外はやっていない。
設備を天井裏や床下に
入れてしまうことも基本的には
やっていない。
ダクト配管はメンテナンスが大事。
ご主人がそういう事が好きで
マメにやっていたとしても、
18年後に、元気で変わらず、
メンテナンスが出来ているか
という保証はありません。
だから誰でもメンテが出来る
やり方じゃないとダメ。
今回の家も、やらないと
いけないとは分かっているけど
ご主人もおられなくなり、
ついほったらかしに、、とのこと。
すると壊れる確率はまた高くなる。
決定的な原因がある訳ではないです。
メンテのしにくい構造。
トラブルの起きやすいダクト系。
設計や施工の不良。
そういうのが重なり合って、
壊れるんですね。
で、18年で、ほぼ修理不可能。
新しいものに交換してください。
本体だけで済むか?
いやいや、SA配管は保温巻き不足で
結構なカビが生えていたりします。
これから見積になりますが、
100万円では収まらなさそう。
本体が取り出せないサイズの
点検口もあまり意味がありません。
本当は図面も何も残っていない
全館空調のメンテナンスは、
やらなくて済むのであれば、
やらずにいたいです。
個別エアコンを付けちゃいましょうよ。
その方が楽でいいですから。
って言いたい。
でも、それでは救いがないですよね。
はてさてどうなる事やら。
さて、こちらの全館空調
↓ ↓
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無事うまい具合に
メンテナンスを終えられるか。
私もドキドキです。
