凰建設の森です。
今日の話は、住宅の話というより
一般論のお話になるのかも。
家づくりを勉強していくと、
様々な情報に出会います。
樹脂窓が良いのか悪いのかとか
断熱材は何が良いのかとか
遮熱材に効果はあるのかとか
蓄熱は気にした方が良いのかとか
換気は何が良いのかとか
白蟻対策はどうあるべきかとか
耐震等級は3が必須なのかとか
許容応力度計算はいるのかとか
制振工法の優先順位とか
直下率の推奨割合とか
偏芯率はどこを目指すべきかとか
ガルバリウムで安心なのかとか
無垢の床は反るのかどうかとか
・
・
・
挙げようと思えば100項目くらい
すぐに挙げられてしまいます。
住宅に使われる部材数は
1~3万点程あります。
合理化が進んでいるメーカーや
部材数を削っている建売住宅で
1万点程の部材数になります。
壁や屋根に沢山の部材を使い
分厚くなる家だと3万点ほどに。
そのすべてに精通している人は
いません。
専門分野とその裾野に向けて
知識が広がっていきます。
私もエアコンの冷媒ガスの
種別やそれぞれの冷却特性については
モリエル線図を使って説明できますが、
各制振素材の剛性や粘性の違いについて
詳しく説明してと言われても
出来ません。
建築の意匠設計の系譜について
説明してと言われても出来ません。
こういうことが出来る人を
本当に凄いと思います。http://web1.incl.ne.jp/nagamura/08database/architect/genealogy_index_o.html
興味はあれど、ここまでの
知識と情熱はありません。
家づくりをしているプロも
絶えず迷いながら学びながら
日々成長していっております。
そして様々な視座で、視点で、
情報の発信をしております。
私も、私の立場で、
私の視点で、情報発信を
こうやってしております。
その為世の中には情報が
溢れかえっております。
あちらのサイトで、良いと
言われていたものが、
こちらのサイトでは悪いと。
そんな矛盾も沢山あります。
だから情報迷子になります。
みんな、ほんとうの事が
知りたいと思っているはず。
どの情報が正しいのかと。
なので、今日は限りなく
正解に近い情報を得るための
方法についてお伝えします。
情報には信頼度があります。
例えば、近所のおばちゃんが
○○水ってすごいらしいのよ!
Twitterに書いてあったのよ!
と言っていた情報と、
厚労省のサイトに
「○○水は効果なし」
と書いてあった情報。
(※例えです)
あなたはどちらの方が信頼できる
情報だと判断しますでしょうか。
これは勿論、厚労省の方が、
信頼できる情報と言えます。
毎年、学校で地球環境の事や
省エネ住宅の事について話しますが
その中でファクトチェックや
ネットリテラシーの話はセットです。
上記の質問に対して
厚労省は嘘を言っている
と思っている人は
一定数いるんです。
あなたが情報を発信する側に
なったとして考えてほしい。
厚生労働省のサイトにあなたの
本名で、コロナウイルスについて
何か書いてくれと言われたら、
絶対に確証のある事しか
書けないと思います。
でも、twitterに書くなら、
ちょっと根拠が怪しいかな?
と思う事でも書けてしまいます。
じゃあ、家づくりに関する
ブログやYouTube、メルマガは?
これらも基本的には信じちゃダメ。
勿論このメルマガも同じです。
なぜならこれらの情報は
既に2次情報以下だからです。
特定の情報に対して、発信者の
バイアスがかかっている状態。
だからプロのブログやYouTubeが
情報源として挙げられていても
それはあまり根拠足り得ません。
このメルマガは私が好き勝手に
書いております。下書きを
誰かに見てもらい、校閲や査読を
経て発信している訳ではない。
昔は一次情報を得ることは非常に
難しかったのですが、今は簡単。
どんな機関やジャーナルも、
自身が発信する術を持っている。
HPがあるんですね。
こういうメルマガやブログで
得た知識は必ず自分で
一次情報を確認する癖を
身に着けると、誤った情報を
飲み込んでしまうリスクを
随分と減らせます。
毎年今の時期には国交省から
住宅市場動向調査が発表されます。
※今年はまだの様です。
建築会社が請負契約を結んだ際
報告する建築予定額を基にした、
住まい手が最初に気になるであろう
「家っていくらかかるの?」
の答えも書いてあります。
でも、出所の不明な情報を元に
住宅っていくらかかるか、
どのくらいが相場なのかを
予想する人は後を絶ちません。
偏った情報を元に、金額の大小を
評価している人は少なくない。
とっかかりとしては、
ブログや動画、SNSは
良いと思います。
しかし、情報の玉石混交度が
ものすごく高いです。
中の人も、その所属も
何も分からない人の発信を
盲目的に信じるのは危険。
むしろ、人を信じる事が
まず間違いの始まりです。
今まで正しい事を言ってても
これからも正しい事を
言い続けるとは限りません。
私だって間違えていたり、
知らなかったりすることは
沢山あります。
「森こうすけが言っていた」
は、根拠とはなり得ません。
だから、人ではなく、
言っている主張に対して、
信じられるか、どうかを
自分で調べてほしい。
世の中には、主張を戦わせる
場があります。
それが論文です。https://twitter.com/kei_sakurai/status/1374538732469022721/photo/1
研究者が書き、誰かが査読し、
そのうえで世の中に出てきた
もので、更に多くの人が
検証したうえで信頼に値すると
認めた論文は、こんなメルマガより
遥かに信頼性が高いです。
論文にも信頼度があります。
世の中には企業がお金を払って
研究者に書かせた論文もある。
そういうのはあまり
信用してはいけません。
私も査読済み論文以外は
信じておりません。
誰もが発信者になれる、
すごくいい時代を
私たちは生きています。
それだけに慎重にならなければ。
自分が何かを発信する際、
一次情報までさかのぼって
根拠が分からなければ、
発信してはいけません。
エビデンスを求めたときに、
一次情報が出てこない人を
信用してはいけません。
でも、自分でいちいち論文を
引っ張り出していたら
時間がいくらあっても足りない。
だから依頼先を探すんですよね。
住宅の依頼先探しをする際
自分が頼む人は本当に
信頼できるかどうか。
自分のブレーン足り得るか。
その人の言うことに対して、
その根拠は何?という質問を
繰り返し、きちんと
一次情報を提示し続けて
くれる人を選びたいですね。
是非、厳しい目で、私の発信も
他の人の発信も見られることを
お勧め致します。
1次情報にたどり着かない限り
あなたはずっと情報迷子です。
プロの役割は、1次情報の
まとめサイトみたいなものです。
1次情報につながっていないプロは
糸の切れたタコと同じ。
周りの風に流されるまま、
漂っているだけです。
信じてついていってもどうなるかは
結局周りの風任せです。
信じる事も大事ですが、絶対に、
信じ切ってはいけません。
くれぐれもお気を付けを。
あ、ちなみに今日のメルマガタイトル
有名な曲のタイトルから取ってます。https://www.youtube.com/watch?v=egCpWZjK6vA
知りませんでした?
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信じて騙された人からの
