凰建設の森です。
本日は完成内覧会の日です。
外はきゅっと冷えましたが、
天気が良かったので、
家の中もしっかり暖まり、
朝は23℃からスタート、
昼には28℃を越える
事も出てくるなど、安定の
暖かさでの開催となりました。
今回の内覧会は、
60代の夫婦が住む家。
見学に来られた方も、
いつもよりも年齢層は
高めになっております。
年齢が高めの方の家づくり
と聞くとバリアフリー等々を
イメージされるかもしれません。
それはその通りなのですが、
じゃあ若い世代の家づくりでは
バリアフリーの配慮は不要か?
というとそんな事もありません。
なぜならば人は皆年を取るから。
今は不要だったとしても、将来は
足腰が弱くなってくるんですね。
だから、弊社の場合、若い世代の
計画であろうが高齢世代の計画で
あろうが、その辺を分けるという事は
致しません。
となると、間取りに大きく影響するのが
階段の計画になります。
本日の現場は2.7mの階高を、
14段の階段で登りきる計画。
270cm÷14段=19.3cm/段
という階段の高さになります。
建築基準法では階段の高さは、
23.0cm/段以下と定められている。
よくあるこんな感じの階段
21cm/段×15段=3.15mの階高
みたいな計画は日本中に沢山
あるかと思います。
私も建売時代はそんな感じの
寸法の家をめちゃくちゃ沢山
管理した気がします。
3.15mの階高で、天井の懐を
50cm取ったとしても、
2.6mの天井高さが確保できる。
天井の懐が50cmあれば、
よほど下手くそなプランを
書いても、梁成はなんとか
飲みこめるし、天井高さも
凄く高いという感じに出来る。
素人同然の人が図面を描くような
建売プロジェクトでも計画が
破綻するようなことは無い。
ただし、階段の上り下りは大変。
普通、間取りは書いてあっても、
階段の高さまでは書いてない。
階高をどのように設定するか、
階段の段数をどのように設定するか
というのはそれぞれの会社さんの個性が
思いっきり出る部分になります。
建築家さん、住宅作家さん
と呼ばれる属性の方は、
階高を押さえて段数も抑える。
階高2.6mで13段上がりだと、
1段の高さは20cm程度です。
階高2.4mで12段上がりでも同じ。
ハウスメーカーさんは、
階高を上げて1段当たりの高さも
上げて設計することが多いかな?
階高2.9mで13段上がりだと
1段の高さは22.3cmになる。
工務店だと、1段の高さを
20cm以下に設定する所が
多いような気がします。
階高2.8mであれば15段。
1段の高さは18.7cm。
階高3.0mであれば16段。
1段の高さは18.8cm。
1段の高さを抑えれば
抑えるほど平面図上で
階段の占める面積が増えるので、
なんか狭い家のような気になる。
だから畳数表記が命の
建売住宅などは、そんな
仕様にしたくはない。
そうやって日本には多種多様な
階段が存在することになってますが、
この、階段の登り具合というのは、
是非確かめておいた方がいい。
若い内は段の高さが20cmを
超えていても全然問題はありません。
18cmの階段なんて、
1段飛ばしでだって
登っていけたりします。
でも、年老いてくると、そのあたりの
1cm/段の高さの違いというのが、
登れる/登れないの分水嶺みたいな
感じになってくることもあります。
だから、今回のような完成内覧会
という機会がありましたら
是非階段を上って確かめてみて
頂けると良いと思います。
良い機会ですので、ぜひ
体験してみてくださいませ。
