凰建設の森です。
youtube経由で日刊版に
お越しくださいました皆様
どうぞよろしくお願いします。
今までからすると有り得ない位、
この短期間で読者さんが増えてます。
少し浮かれてしまっておりますが、
いつも通りの配信を心がけます。
昔からこのマニアックなメルマガを
お読みいただいている皆様。
どうぞこれからもよろしく
お願いいたします。
さて、本日の話題は、加湿器の話。
質問箱ですね。
↓ ↓
%url1%{https://peing.net/ja/q/e3eb6fda-3525-4ccd-84c3-354db1235f72/completed}
まず、高気密高断熱住宅は
乾燥するという話。
これは本当です。
ただ、少し補足をすると、
高気密高断熱住宅だから
乾燥している訳ではないです。
空気は暖めると乾くんです。
↓ ↓
%url2%{https://www.ohtori.net/wp/wp-content/uploads/2020/09/78fa1727de23290d484f08c26878217b.png}
これらの空気は全部同じ水分量が
入っている状態になります。
冬の外気で5℃50%というのは
よくある空気になります。
それをエアコンで暖めると
45℃4%みたいな状態で
吹きだされてきます。
部屋の空気と混ざり合うと、
25℃15%みたいな空気で
落ち着きます。
家の中には水蒸気の発生源が
色々ありますので、
少し加湿されて、
25℃30%みたいな空気に。
例えば、25℃30%の室内環境を
25℃40%にするために、
どのくらいの水が必要か。
家の湿度は換気や外皮から
どんどん逃げていきます。
外皮は無視したとして、
例えば35坪程度の家で、
換気量が150㎥/hだとする時、
5℃50%の空気が入る。
25℃40%の空気が出る。
それが1時間に150㎥ずつ。
計算式は省きますが
1日あたり16.5ℓの水が、
換気を通して屋外に
捨てられている事になります。
という事は、煮炊きの水や、
室内干し、人体からの蒸発、
加湿器などを合わせて1日あたり
16.5ℓの加湿が無いと、
辻褄が合わない事になります。
温度や湿度は魔法の話では
ありません。物理の話です。
加湿量がそれに足りなければ
家は25℃40%にはなりません。
例えば頑張って加湿をして、
1日に10ℓは水を供給できたとする。
とすると、室内は25℃33%。
温度を下げても良ければ
20℃44%という環境になります。
簡単に計算が出来るんです。
高気密高断熱で加湿が上手くいかない。
それを建築会社さんや設計者さんが
対応できない。
ものすごくよくある話です。
原因は非常にシンプル。
誰も計算が出来ないから。
建築会社からすると、湿気の話は
真っ暗なお化け屋敷を一人で
歩いているような怖さがあります。
いつ、どこに、どんなお化けが
いるか分からない。何をしたら
ここから抜け出せるのか分からない。
加湿器を買うと言ってもどんな容量の
どんな加湿力のある物を
勧めていいか分からない。
結果、殆どの人が対応できず。
「高気密高断熱は乾燥する」
という結果だけが住まい手に広がる。
対処法は簡単、真っ暗じゃなければ
いいんです。明るくなって、
どこにどんなお化けが隠れているか
見えてしまえばもう怖くない。
その、明るくするというのは、
設計者さんが学ぶしかないんです。
学術は世の中を照らす光です。
原理原則が分かっていれば、
乾燥しない高気密高断熱を
提供することは可能なんです。
家の中に湿気を供給するのは
加湿器しかできない仕事ではない。
何らかの形で水を蒸発させればいい。
家の中に水って、探せば
いっぱいあります。
洗った洗濯物の重さの半分は水です。
浴槽には200ℓもの水があります。
全熱交換型の換気や、
うるるとさららみたいな設備や
加湿器に頼る前に出来る事は
いっぱいあります。
ちゃんと勉強した設計者さんに
湿気の事も含めて相談する。
それが一番の解決方法です。
