凰建設の森です。
本日は大阪の空調講座4回目。
東京から始発で移動です。
そして本日は夏至。
一年で最も日照時間が長く、
太陽が沢山出ている一日です。
新婚旅行はこの時期に
欧州に行ったのですが、
夏至近くのサマータイムが
ある国ってどんな感じなんだろう
というのも楽しみにしてました。
夜の9時過ぎでも、夕暮れの雰囲気。
なんて素敵なシステムなんだと
驚いたことを覚えています。
一日が長いっていいですよね。
夏至が終わると、やがて
暑い季節がやってきます。
殆どの人にとっては嫌な季節。
だけど、家の中が涼しい人だと
別に嫌な季節でもありません。
逆に、外が暑くないとできない
遊びを楽しむ季節です。
是非、暑さを楽しみましょう。
さて、本日の話題は、
戸建て住宅に住み続けるための
維持管理に関わるランニングコスト。
SNSではこんな投稿が話題にhttps://togetter.com/li/2170071
これ、すごく貴重な情報ですね。
というのも、今、SNSで家づくりの
情報を集めていると、どうしても、
築数年の人の投稿が多いので、
10年後20年後のリアルな
メンテコストについての発信を
見る機会ってあまり無かった。
家をしっかり維持管理しようと思うと
10年過ぎたら毎年50~100万円の
お金が飛んでいく。(家電交換含む)
私も住宅業界に入って20年以上
経ちますが、普通の家って、
やっぱりこういうものです。
新築の時に掛けるお金というのは、
夢に向かっての投資みたいなものなので
皆さん喜んでお金を出されます。
しかし、維持管理の為のお金って、
喜んで払いたい。なんて人は、
誰もいません。
誰もが、掛けなくて済むなら、
払いたくないお金ですよね。
家のメンテナンスの為の見積を
提示して、お客様の渋い顔を見る。
そんな経験を私も繰り返してきました。
だからせめて自分が設計する家は、
建てた後にかかるお金が最小限に
なるようなものにしよう。
私が今設計している家たちは、
20年後は恐らく私の息子が、
メンテナンスに訪問するはず。
私のお施主様が私の息子に、
渋い顔を見せるシーンが
無いようにしたい。
家を建てた時に持つ、きれいだね
かっこいいね、という感情は、
そんなに長く持ちません。
築5年もすれば、暖かい涼しい
という評価がほぼ全てになり、
築10年以降は、痛まないから助かる
というのが何よりの評価ポイント。
これ、声を大にして言いたい。
弊社は今年で創業65年になります。
建物を建てて、メンテして、
そして取り壊すというサイクルを
何回も回してきた会社です。
創業10年程度の会社さんとは
後でお金のかかる家をつくって
お客さんに怒られたという経験が
圧倒的に違うんですね。
維持管理にかかるお金を
少なくしようという意識において、
歴史の長い会社さんと話す時と
歴史の浅い会社さんと話す時では
あ、こんなにも認識が違うのか
と思う事はしばしばあります。
30年前に初めてガルバリウムの
外壁を採用したお施主様とは、
今でも非常にいい関係です。
だって、隣近所が、もう2回も
3回も足場を掛けてメンテを
しているのに、その家は、
新築の時のまま変わらない。
お宅の外壁はなんで
足場を掛けて塗りなおさなくても
いいんですか?
と言われる度に、家に対する
満足度が上がっていくんです。
サイディングの家は逆です。
塗り直しの見積を持っていく度、
またお金が掛かるのか、、、
って、友好度が下がるのが分かる。
決定的になるのは、
お施主様が退職された後。
現役の時であれば、まだ
お金を工面できた。
しかし、収入が無くなった後の
大きな出費というのは、
人間、相当堪えます。
日本人の貯蓄は、高齢者世代が
圧倒的に沢山持っています。
家が金食い虫だというのは、
その原因の一端だと思う。
だって心配でしょうがないもん。
築古の家に住んでいたら、
いつ何が壊れて100万単位の
出費が来るか分からない。
恐ろしいと思いますよね。
SNSを参考にして家づくりを
する人が増えてきましたが、
築年数がそれなりに経った人の
こういう意見にも触れられるように
なったのは本当にいい事だと思う。
あと5年もすると、
熱交換換気のメンテナンスが、、、
乾太くんのメンテナンスが、、、
全館空調のメンテナンスが、、、
食洗器のメンテナンスが、、、
玄関のオートロックが、、、
床暖房のメンテナンスが、、、
パワコンの交換が、、、
蓄電池の交換が、、、
っていう、今流行の設備の
メンテが大変だという
投稿が出てきます。
10年もすると、もっと
悲痛な投稿になってくる。
後でお金が掛かる家かどうかは
新築の時に決まってしまいます。
どうぞ、家の維持管理で、
痛い目を見ないように。
