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3種換気で高気密は不要?

温熱と住宅性能

凰建設の森です。

本日は、午前中は
ZOOMでの業務打合せ
昼からはリノベの相談。

最初、新築を600万円で
建てられますか?という
問い合わせから始まったお客様。

町を走ってるとありますよね。
こういう看板とか
↓     ↓
%url1%{https://www.google.co.jp/maps/@35.3849466,137.0879302,3a,75y,163.92h,97.34t/data=!3m6!1e1!3m4!1sW_1tENXWw2kOkuMOye8dbw!2e0!7i16384!8i8192?entry=ttu}

後はこういうニュースとか
↓     ↓
%url2%{https://youtu.be/jqb6BWbvaeY?feature=shared}

その後住宅展示場に行って、
思っていたよりも5~10倍の
予算が掛かる事が分かり、
色々あって弊社に。

話を聞いていると、土地の他に、
ビルを所有している事が分かり
そこをリノベすれば予算は
新しく建てるよりも随分と
抑えられますよと提案し、
今日に至ります。

それでも600万円では
納まらず、2倍以上の予算が
掛かってはしまうのですが。

決断や如何に。

明日から防災訓練等々の為、
週末まで会社を空けるのですが、
18日に提出期限の原稿が、、、

今日は徹夜かもしれません。

さて、本日の話題は質問箱から
↓     ↓
%url3%{https://peing.net/ja/q/5f4cc7b5-d00d-4b23-a9c5-59ea55b0bcac/completed}

なるほど、初めて聞く理論です。
一つ一つ解説をしたいと思います。

まず、空気の入れ替えのみで、
温熱環境への影響は無くのくだり。

換気というのはそれ自体が負荷であり
思い切り温熱環境に影響します。

換気種別に限らず、外気が室内に
吹き出す部分は夏なら冷房負荷、
冬なら暖房負荷を増大させますので、
空気の入れ替えと温熱環境への影響は
イコールだと思っていただければと。

C値2.0程度で隙間風が無くなるか
という点については、まずはこちらを
↓     ↓
%url4%{https://www.ohtori.net/wp/wp-content/uploads/2021/12/8ab47cda64fd68ecc018c8404e3de6e9c495d69b.67.2.9.2.jpeg}

C値2.0程度の家の場合、
給気口から予定通りに入ってくる
空気の量は全体の1/3程度、
残りは隙間風として入ってくる。

この隙間風をどう捉えるのか。

給気と空調が連動していない計画の
第三種換気であれば、外の空気は
給気口だろうが隙間だろうが、
どこから入ってきても構いません。

しかし、給気口のすぐ下にエアコンを
設置するなどして、外から入ってきた
空気をすぐに除湿したり温めたり
するという計画の場合は、大きな
影響があります。

家に入ってくる水分を水際で全部
絡め捕って結露させ外に返す。

その為には、給気口以外の所から
入ってくる外気の割合を限りなく
ゼロに近づけねばなりません。

この方式だと、気密をどれだけ
高められるかというのが、
第三種換気の家の除湿性能を
決める事になってしまいます。

先日、第三種換気でも家の
湿度を60%以下にすることが
可能という事で取材を受け
記事が出されましたが
↓     ↓
%url5%{https://www.s-housing.jp/archives/326420}

第三種換気であっても気密を高め
給気口からの給気量の割合を
高めていくのが低湿度環境の
秘密の一つだったりするわけです。

また、温熱環境だけではなく、
意図していない場所からの隙間風は
様々なリスクを抱える事になります。

サッシ周りから隙間風が入ると、
サッシ枠やガラスが余計に冷えるので
結露のリスクが高まっていきます。

外皮の出隅部分からの漏気は、
壁体内結露のリスクを高めます。

各種貫通穴などからの漏気は、
予定にない場所に給気口が
あるようなものなので、
局所不快感の原因になります。

給気口からの給気は、
フィルターを通って入るので
ある程度花粉やPM2.5、
土埃などを抑えてくれますが、
漏気の場合はそのまま入るので
家の中が埃っぽくなります。

第三種換気の場合、換気や空調を
軽んじている設計者が圧倒的に
多いので、質問者さんが言うように
気密が取れていなくてもあまり
変わらない気がするという事は
よくあったりします。

しかし、第三種換気でも、
きちんと設計施工された家は、
適当に施工した第一種換気と
同等以上の空気質を創ることが
可能になってくるんですね。

気密を高めるのは、設計した通りの
空気質になる可能性を高めるため。

第三種換気だって、きちんと
気密を取っていった方が
いいんですね。

もし、第三種なら気密は要らないって
プロの人が言っているのであれば、
最初から家の室内環境を良くしよう
という気が無い証拠です。

また、換気が不足するかどうかは、
換気量と家の中で発生する
汚染空気(呼気や煙、ガス、臭気etc)
のバランスで決まりますので、
第一種でも第三種でも適切に
換気量と換気設備の設計を
行う事が大事になります。

C値が悪いほど、換気扇に頼らずとも
自然の漏気が換気をしてくれるので、
換気不足にはなりにくいです。

どうぞ、参考にしてくださいませ。

#温熱は物理 #快適は設計でつくる #設備より建築

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この記事を書いた人

代表取締役 森亨介

森 亨介(こうすけ)

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国立岐阜工業高等専門学校建築学科卒業 建築環境工学を専攻する。
生涯コストが最も安くなる家を作る事を提唱し、普及に努めている。
凰建設株式会社代表取締役 一般社団法人ミライの住宅代表。
元パッシブハウスジャパン東海支部エリアリーダー