家づくり用語集

DICTIONARY家づくり用語集

家づくりに関する専門用語を集めました。

免震構造

【読み方】めんしんこうぞう 地震による建物の揺れや破壊を防ぐため、地震の力が直接建物に伝わらないよう工夫された構造のことを指す。基礎部分と上部構造の間に「架台」や「免震支承」「復元」「減衰材」「風揺れ安定装置」などを組み合わせて設置する方法が主流。

壁量計算

【読み方】へきりょうけいさん

住宅設計の際に、基準の壁量を満たしているか計算すること。
建物にかかる水平力に対して必要な耐力壁の量を満たしているかどうか調べる。地震力には床面積に応じて、風圧力には見付面積に応じて必要な壁量が決まる。

耐震等級

【読み方】たいしんとうきゅう

住宅性能表示制度および耐震診断により、建物がどの程度の地震に耐えられるかを示す等級で、「構造躯体の倒壊等防止」と「構造躯体の損傷防止」、「その他」の3つがあげられる。
建築基準法(震度6強から7の地震で倒壊崩壊せず、震度5強程度の地震で損傷しない程度)の耐震基準を満たせば「等級1」、その1.25倍なら「等級2」、1.5倍なら「等級3」となる。耐震等級を取得した住宅は等級に応じて地震保険料の割引を受けられる。

耐震診断

【読み方】たいしんしんだん

住宅やビルなどの建物が、地震に対してどの程度被害を受けにくいかといった地震に対する強さを診断することで、「静的耐震診断」と「動的耐震診断」がある。
一般的にいわれる耐震診断とは「静的耐震診断」のことで、自治体などが配布する資料に基づいて自分で行うものと、専門家が実際に家の中を調査し、その結果を踏まえつつ図面から建物の強度を計算し、総合的に建物を評価するものなどを指す。

準耐力壁

【読み方】じゅんたいりょくへき

木造建築物において、耐力壁以外の開口部のない壁で、木ずり・構造用合板・石膏ボード等の材料で、柱・間柱・縦枠材に規定通りの釘留めが行われ、高さが横架材間内法寸法の80%以上の壁のこと。
耐力壁に比べ、抵抗力は低くなる。

非耐力壁

【読み方】ひたいりょくへき

耐力壁に対して、構造的に固定されていない(地震力等に対して抵抗する能力のない)壁のこと。

耐力壁

【読み方】たいりょくへき

建物の荷重と、水平荷重の地震力・風圧とに耐える、構造的に重要な壁のこと。
地震力等に対して抵抗する能力のある壁。たいりょくかべ。

直下率

【読み方】ちょっかりつ

2階の壁・柱と1階の壁・柱の位置が一致する割合を示すもの。
柱は50%以上、壁は60%以上で良好。

耐震補強

【読み方】たいしんほきょう

建物の耐震性を高めるために、建物の主要構造(基礎、柱、梁、壁、床、天井)に対して行う補強のことを指す。基礎を鉄筋コンクリート造のベタ基礎にする、壁(耐力壁)の量を増やしたりバランスを整える、柱と梁との接合部分を耐震金物などで強化する、壁全体を構造用合板で強化する、などの方法がある。

耐震構造

【読み方】たいしんこうぞう

柱や梁、壁や床などで地震の力に対抗する「剛の構造」のことを指す。具体的には、中小規模の地震に耐えられるよう、建物の構造躯体を筋交いや補強金物等を用いて強化したことをいう。