岐阜の木造注文住宅を「完全自社施工」する岐阜県岐阜市の凰(おおとり)建設のスタッフブログ

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森 亨介

18.03.04
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住宅のプロ≠設備のプロ

最近、住宅建築業者さんからの相談がまた増えてきましたが、私のところに相談に来られる建築屋さんの殆どは「どんな設備がいいのでしょうか」という内容です。

 

2016年度から国際たくみアカデミーにて、2017年度から岐阜高専で建築設備とエネルギーについて教壇に立たせていただいて以来、特に設備についての相談を受ける様になりました。

 

床暖房はー、エアコンはー、給湯器はー、換気はー、熱交換機はー、と、この2年で何度お話ししたか分かりません。

高気密高断熱住宅が、ほぼ世の中のスタンダードになってきつつありますが、断熱はやっても設備は適当という建築業者が世の中の99%を占めており、住宅の熱損失に合った冷暖房設備を入れている建物をしっかり計算して建てておられる人は全国的に見ても10人程度くらいではないかと思います。勿論岐阜地区では、私だけです。

 

Q値とかUA値とかC値とか、上っ面の性能数値だけが欲しいのであれば、そこまで気にしなくても良いのですが、本当に光熱費を削減したい、本当に省エネでエコな家が欲しいと思うのであれば、エネルギーを湯水のように垂れ流す設備選定はしてはいけません。

 

新建ハウジングという、住宅業界に従事する方の為の業界紙にて、設備について連載をさせていただいて2年が経ちますが、実務者の方にはなかなか浸透していかないなぁというのが残念な所です。

 

地球破壊爆弾.jpg

「そんな大げさな」という例ですが、ここ10年くらいで家を建てた人の殆どは、こんな感じの建物と設備バランスの家に住まわれております。

 

昔よりは確かに暖かい、交換する前の設備よりは確かに光熱費が安い、なので問題になったりすることはありませんが、同じ新築住宅の家同士を比べた時に、その違いが随分と出てしまいます。

 

設備のプロを見分ける方法はいろいろとあるかと思いますが、

kWとkWhの違いを説明できるか。P-Q線図の説明が出来るか。

ザイデルの式を説明できるか。換気風量に対して適切な配管径を導き出せるか。

そんなところが第一歩でしょうか。

言葉の意味さえ分からないという住宅の設計者さんがおられましたら、

エネルギー垂れ流しの住宅を覚悟しておいた方が良いかと思います。

 

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