白アリ対策としてホウ酸処理を床下から1mを考えています。予算次第でどこまでやってもキリがなく見える白アリ対策ですが、貴社の考え方はいかがでしょうか?

これもどこまでやるかはキリがありません。これは私の考え方ではありますが、シロアリ対策の基本はどこまで行っても木材の乾燥状態を保つことにあると思います。ホウ酸処理は半永久的に持つとは言われますが、木材が湿潤状態にあれば、一旦木材内に入ったシロアリは縦横に食い荒らすことが出来てしまいます。木材の乾燥状態を保つためには雨水の侵入を防ぐ事が第一です。そのためには無理なデザインをしない事です。もう一つ、木材が結露水に晒されない事です。そのためには木材部分で温度差が出来る事を避けねばなりません。木材で温度差が出来ないためには、しっかりした断熱と防湿(気密)処理が必要です。という事で、実はシンプルなデザインと高度な断熱気密は根本的なシロアリ対策には非常に有効になります。きちんと高断熱住宅に取り組み始めて以来20年、いまだにウッドデッキ以外でシロアリの被害は有りません。取り組む前の家はやはりちらほらシロアリ被害は有ります。

定期的なシロアリ薬剤処理はやるに越したことは有りません。しかし、これも建築業界の闇の一つでして、この定期的な処理で、継続的にお客様が課金してもらえる仕組みを作ったというのもまた事実です。

乾燥した木材でも食べるカンザイシロアリという種類が外国から木材と共にやってくることもあります。国産材を出来るだけ使った方が良いと言っている理由の一つが、このカンザイシロアリ対策になります。