小下がりリビングでくつろぐ和モダンの家

新築 2025年竣工 | 関市

コンセプト

性能は勿論、意匠にもこだわる。会社としてデザインの縛りがないことも決め手になったと仰っていただいたお施主様。本物の素材と、細部までこだわった設計施工で、流行にとらわれない長く愛される住まいになりました。

外観

ブラックのガルバリウム鋼板と塗装した杉板で街に馴染む落ち着いた印象の外観です。既製品の機能門柱をアレンジして木の外観に馴染む、そして経年変化も楽しみになる門柱を制作しました。

内観

小下がりの和室リビングに造り付けの造作ソファ。ソファから見えるお庭づくりも今後のご家族の楽しみに。カーテンは敢えて付けず、しまえる障子を設けました。使わない時は完全に壁の中に隠れてスッキリ。障子を閉めると室内の温かい灯りが夜道にこぼれてくれます。

造作キッチン

今回は木の造作キッチンを納めました。天板は無垢のブラックチェリー、収納部分の面材はホワイトオークを使い、家具のように馴染む素敵なキッチンです。キッチンの天板から繋がるダイニングキッチンは食事の導線もよく、キッチン側の床を一段下げることでお互いの目線の高さが合うようにしています。

構造・性能数値

構造木造軸組工法 2階建て
敷地面積69.09坪
延床面積27.92坪
耐震耐震等級3 許容応力度計算
断熱UA値0.28 断熱等級6
換気第三種換気
パッシブ換気
空調小屋裏エアコン
床下エアコン
住宅性能評価取得
長期優良住宅認定

担当者からのコメント

設計

「浜松の樹々匠建設さんのイメージにしたい」これがお施主様のデザインに対する要望でした。凰建設の高性能やパッシブデザインは生かしつつ、意匠も好きな感じにしたい。という要望を叶えるべく、樹々匠さんのプロ向け見学会に一緒にお邪魔してイメージのすり合わせを行いました。決まった意匠スタイルにこだわらないという弊社のこだわりを体現できた家になったと思います。

デザインチーム

お客様の確固たるイメージがあったため、何度もデザインを共有・確認しながら打合せを重ねました。初めて挑戦する納まりや素材もあり、こちらも多くを学びながらご提案させて頂きました。造作家具が多く、お客様とピッタリに納めることを目指したため、収納する物・場所を細かくシミュレーションして頂き図面に落としていきました。予想を上回る持ち物の細かいリストを作成頂いて驚いたのを覚えています。また、コンロまわりの天板を決める際、迷っていたかと思いきや、奥様が『ステンレスで!』とはっきり言った際には旦那様が思わず突っ込みをいれるという場面は今でも微笑ましく記憶にあります。

現場監督

樹々匠建設さんの富裕の家をデザイン参考にしてくださいとのご要望で、何度もYouTubeを見返しながら施工させていただきました。作り付けの家具がほとんどで末端の納まりを現場にて何度も調整し、角度、目線、統一感を重視して、納めさせていただきました。材料がロットで違わないよう木目が揃う様吟味して施工しております。ブラックチェリー材をふんだんに使った高級感ある内装と和を強めに出しモダンな外観になる様施工しました。パッシブ換気が計画的にできるよう気密、熱橋、を気にかけて施工させていただきました。