おおとりプレミアムパッシブハウス

新築 2021年竣工 | 岐阜市

コンセプト

エネルギーをなるべく使わなくて済む、地球環境に優しいパッシブハウスを建てたい。パフォーマンスではなく本気で気候変動や地球環境の事を案じておられ、次世代に良い建物を残していきたい。そう願っておられるご夫婦の住まいです。

外観

岐阜県で取れる杉で、全面に押縁張りをしました。ウッドロングエコという塗料を塗っており、初めから経年変化したような風合いを出してくれます。時を経て杉自体がシルバーグレーになるまでの変化も美しく楽しめる塗装です。屋根はホワイトのガルバリウム鋼板を採用しています。反射率が最も高いカラーです。

床下温水暖房

暖房設備はエアコンでも薪ストーブでも床暖房でもなく、「床下温水暖房」です。床下にホースを配っておいて、ヒートポンプで温めたお湯を流すだけで家中の暖房が賄えます。前提として超高断熱の住宅であることと、水害対策で高基礎の設計をするお家でご提案させていただくことが多いです。

パッシブハウス

パッシブハウスとは、環境先進国ドイツで定められた家の省エネ基準のことで、建物自体の性能を徹底的に高め、燃費の良い暮らしができる家です。おおとりプレミアムパッシブハウスは、日本で初めて「プレミアム認定」を取得した、世界基準で超高性能で快適な住まいです。

構造・性能数値

構造木造軸組工法 2階建て
敷地面積154.95坪
延床面積53.60坪
耐震耐震等級3 許容応力度計算
断熱UA値0.21 断熱等級7
換気第一種換気
空調小屋裏エアコン
床下温水暖房
住宅性能評価取得
長期優良住宅認定
パッシブハウスプレミアム認定

担当者からのコメント

設計

デザインチーム

お施主様がしっかりと好みの室内イメージをお持ちで、主だった照明器具やドアの把手をお選び下さいましたので、それらに合わせて仕上げや小物類も選んでいき、杉と漆喰がメインの内装でアンティークな洋館の雰囲気に仕上がりました。

現場監督

パッシブハウスで外断熱が100mm、外壁は木板張りで軒天も木板張り輸入サッシで後のメンテナンスができるよう、細部の収まりに気をつけつつ気密を最重視して施工させていただきました。内装もお客様のこだわりの詰まった建物でしたので、ガイシで配線したり、照明器具も持ち込みのこだわりの物なので、照明が映える用な天井の張り方を提案させていただきました。