南欧風の三角屋根の家

新築 2023年竣工 | 岐阜市

コンセプト

南欧の田舎のお家をモチーフに設計がスタートしました。家族で映画をみるリビング、家族でお菓子作りをするキッチン、家族が集まれるそれぞれゆとりのある空間と、どこにいても気配を感じられる間取りがポイントです。

外観

三角屋根と造作の台形窓が特徴的な可愛らしい外観です。お庭のグリーンが映えるホワイトの塗り壁とブルーの屋根が爽やかな印象です。街中でありながら、大開口の木製サッシから繋がる緑豊かなお庭は暮らしに彩りを添えてくれます。

内観

シンボル的な三角屋根はその形を活かしてリズム感のある室内空間を演出しています。吹き抜けの窓から入る優しい光が天井に反射して柔らかい光の屈折が心地良いです。お仕事柄、そして教育方針から本がとても多いご家族ということで、お家の至る所に本棚を設けています。家中が快適な温湿度なので、どこにいてもゆったり自分の時間を過ごせます。

針葉樹が気持ち良い脱衣室

内装のメインはナラの無垢床を貼っていますが、脱衣室だけは針葉樹のパインを採用しています。広葉樹よりも足触りが柔らかく、吸水性も良い針葉樹の無垢床は、お風呂上がりの濡れた足で歩いてもサラッと優しくとても気持ち良いです。敢えて節のある材を選ぶことで、水染みを気にしすぎることなく暮らしていただけるのもポイントです。

構造・性能数値

構造木造軸組工法 2階建て
敷地面積80.57坪
延床面積48.02坪
耐震耐震等級3 許容応力度計算
断熱UA値0.19 断熱等級7
換気第三種換気
パッシブ換気
空調小屋裏エアコン
床下エアコン
住宅性能評価取得
長期優良住宅認定

担当者からのコメント

設計

岐阜で最も人気の地区に家を建てたい。土地を探すのも大変でしたが、様々な人のご縁で良い土地が見つかり新築となりました。洋風のデザインがお好みとのことで、提案したのは矩勾配の三角屋根。敷地の特性にも合っていて、デザインと性能が両立した家になりました。予備室的に作った屋根裏部屋が子供たちには一番人気だとお聞きし、設計者としてはしてやったりという気持ちに。

デザインチーム

南欧の田舎をコンセプトに打合せを進めていきました。一番のチャームポイントはやはり三角屋根と台形の窓。窓が一番美しく見える位置を慎重に検討していきました。
室内は主に漆喰のホワイトと木部の色でまとめていますが、照明器具や階段手摺、タオルバー等の金具はアクセントカラーとしてブラックで統一しています。
畳コーナーの書斎スペースはお施主様と何度もお打ち合わせを重ね、見た目にも機能性にもこだわった特別な空間となりました。

現場監督