よくある質問

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これまでにいただいた質問

家の温熱環境を良くするために最も重要な要素は何ですか?

断熱・気密・空気の流れの3つのバランスです。

どれか1つだけ優れていても快適な家にはなりません。断熱は熱の出入りを抑え、気密はその性能を維持し、空気の流れが室内全体に熱を均一に届けます。例えば高断熱でも空気が動かなければ部屋ごとの温度差が生まれ、不快感につながります。逆に空気だけ動かしても断熱が弱ければ熱は逃げてしまいます。
快適な家は「性能の総合設計」で決まります。

UA値が良ければ快適な家になりますか?

Ua値だけでは快適性は決まりません。

UA値は建物全体の平均的な断熱性能を示す指標ですが、実際の住み心地はそれだけでは判断できません。気密性能が低ければ隙間から熱が逃げ、空気の流れが悪ければ温度ムラが発生します。実務的には「UA値が良いのに寒い家」は珍しくありません。

高断熱住宅でも寒い家になることはありますか?

あります。原因は空気の流れです。

断熱性能が高くても、暖気がうまく循環しなければ特定の部屋だけ寒くなることがあります。特に廊下や北側の部屋で顕著です。これは設計段階で空気の動線が考慮されていない場合に起こります。
温熱環境は「断熱性能 × 空調設計」で決まります。

床下エアコンとはどのような仕組みですか?

床下から家全体を暖める暖房方式です。

床下空間を暖め、その熱を床や空気を通じて室内全体へ広げます。床暖房のような足元の快適性と、全館空調の均一性を併せ持つのが特徴です。ただし成立には断熱・気密・空気設計が必須です。
設備ではなく設計手法というイメージです。

床下エアコンだけで2階まで暖房できますか?

理論上は可能ですが、成立するかどうかは空気循環の設計と計算に完全に依存します。

暖気は上昇するため、吹き抜けなどを通じて2階へ熱を送ること自体は可能です。しかし、必要な熱量を運ぶためには十分な風量が必要となり、例えば30坪程度の住宅でも数百〜1000㎥/h近い空気循環が求められます。これは一般的なエアコンの能力だけでは不足する場合も多く、ガラリの配置や空気の通り道を含めた設計が不可欠です。間仕切りが多い場合でもガラリの配置と数で調整は可能ですが、定性的な判断ではなく、熱負荷と風量の計算に基づいた設計ができていなければ成立しません。