よくある質問

オススメの湿度計がありましたら教えて頂きたいです。

予算が許せばnetatmoです。信頼性で言えば「おんどとり」です。見て分かりやすいのは、熱中症指数表示や絶対湿度表記の出来る「みはりん坊」かと思います。

私の家は築8年を迎え、もうすぐ10年点検の時期になるため担当営業にどの程度の金額がかりそうか確認しました。すると、「多くの方は10年点検されても特に修繕されません。痛んでるのが分かったら修繕します」と言われましたが本当でしょうか?痛んでから修繕では遅くないですか?

恐らく「痛んでいるのが分かってから」の意図は、構造躯体に被害が出てからという意味ではなく、このままいくと構造躯体に被害が出始めそうな外装材などの痛みを確認してから、という意図かと推測します。

メンテナンスには大きく分けて予防保全と、事後保全があります。
まだ使えるけど壊れたときに大変な思いをするから事前にメンテしておきましょうというのが予防保全、壊れてから変えればいいやと言うのが事後保全です。
家庭においては電球などの設備品は、多くの例で事後保全。外装の塗り替えや防水、防蟻の処理は予防保全がなされます。防水や外装については、晒されている状況によりメンテの頻度も金額も大きく違う為、一概には言えませんが、長期優良住宅であれば維持管理の履歴も残りますので、少し早め早めのメンテを心掛けて頂けると良いかと思います。営業さんにその旨を伝え、早めのメンテを依頼すれば良いかと思います。

凰建設さんで家を建てたら、住宅設備を選ぶ際のおススメの物やアドバイスはしていただけるのでしょうか?

勿論、ご希望いただければ、アドバイスをさせて頂きます。
また、除湿器加湿器については、能力計算をせずに選んで全く意味が無い物が設置されているという事も少なくないので、購入前に必ず相談いただきたいと思います。

冬は快適なのですが断熱効果を夏はあまり体感できません。断熱は暑さには効果がないのでしょうか?

断熱等級5以上になると夏の暑さの原因というのは断熱よりも日射遮蔽と換気によるところが相対的に大きくなりますので、等級6を超えて断熱を厚くすると効果を感じにくくなるかと思います。
高断熱にしたけど夏が快適じゃないという場合、日射と換気空調の設計を失敗している事を疑ってみると良いかと思います。

一年前に新築(C値0.3、UA値0.4)を建てた際に太陽光発電を付けました。当初は卒FIT後に、V2Hを導入するつもりでしたが電気代高騰を受け蓄電池を検討しています。しかし空配管等を設置しておらず、後から壁に穴をあけて蓄電池を設置する場合の注意点を伺いたいです。

できるだけ今空いている穴を使うことをお勧めしますので、多少露出配線になってしまうかもしれませんが、エアコンのスリーブなどを使って線を出されることをお勧めします。
それも難しいということであれば、壁に開けた穴のすぐ上に屋根が来ている位置に穴を開けるのが、最も漏水のリスクが少なくなるかと思います。ちなみに、太陽光をすでに付けているのであれば、まずは日中に電気を使う生活に切り替える方が優先です。その上でどうしても蓄電池が必要そうであれば、導入してください。エコキュートと空調を昼間に動かすようにするだけでもかなりの省エネになるはずですので。

これまでにいただいた質問

住んでから2回目の冬を迎えましたが、コンセントからの冷気に気が付き防気カバーを付けてもらいました。しかし、あまり症状が変わらなかったので確認したところ結構な量の冷気がコンセントボックスに入ってきていました。コンセントボックスに気密テープを貼ったところ風量は減りましたが、壁内に冷気が入ることで断熱材に悪影響は出ないのでしょうか?

コンセントから冷気が来るのは、気流止めが施工されていないからですね。
床下に潜って床と基礎空間の間の隙間を片っ端から埋めていけば、冷気の流入は少なくなるはずです。気流止めが無いことで、グラスウール内を冷気が走ると、ダスティングという現象が起き、グラスウールが埃等々で黒く汚れていきます。また、空気を静止させておくのが断熱材の役目なのに、その中の空気が動いてしまうと、断熱性能はずいぶんと低下してしまいますので、それが一番の悪影響かと思います。

昨年引き渡された新居(Ua値0.37・C値0.33・床断熱)で快適に過ごしているのですが、一点だけ困っていることがあります。寒さが本格化してきた12月下旬ごろからタイル張りの土間に結露と思われる水たまりが出来ます。(玄関ドアはヴェナートD30)これは高断熱高気密の住宅で発生しやすい現象でしょうか?

床断熱で高断熱住宅にされる建築会社さんだと、基礎断熱が必要な部分の断熱が甘いという事例がよくありますが、それに該当するかもしれません。
よくあるのが、玄関の土間を断熱し忘れた、浴室の土間と立ち上がりを断熱し忘れたというものになります。いくら高断熱住宅とはいえ、玄関はドアの開け閉めのたびに極端に冷やされますので、十分に断熱を行っておかないとドア本体や土間コンクリートで結露が起きる可能性もあります。土間が熱橋になってしまっていた場合は、どうすることも難しいので、玄関部分に弱い熱源を置いて、玄関全体がなるべく冷えないようにすることが一番の結露対策になるのではないかと思います。設計者さんが適切な容量の熱源を選定してくれれば良いのですが、ダメでしたら、200W程度の電気ヒーターから徐々に強い熱源のものにあげていき、結露がなくなるところを探すという感じになります。

先日、我が家の基礎断熱内の清掃をするため床下に入りました。床に使用されている釘が無数に基礎内に突き抜けているため掃除がしにくい状況でした。釘が無数に基礎内に突き抜けている状態は何か問題になりますか?

床の釘やビスが合板を貫通している事について、特に問題点はありません。目安として板状部材を留め付ける釘は、板の厚みの3倍というのがあります。
15mmの板厚の床を留めるために45mmの釘を使う計算になりますが、下地の板が24mmの物を使っていた場合、全箇所6mm程下に貫通する計算になります。

どういう仕様なのかにもよりますが、屋根の釘や床の釘はよく下地を突き抜けている状況になりがちです。
床下はあまり掃除のし易さを考えては作られていないかと思います。

我が家では屋内の温湿度とCO2濃度は測っているのですが、最近ホルムアルデヒドを測っている方を見かけました。ホルムアルデヒドをCO2と一緒に測れる商品はありますでしょうか?

ホルムアルデヒドについては、弊社も測定する際は専門の方にお願いするようにしております。
自分で測定するのであれば、検知管によるものが良いかと思います。
卓上のデジタル温湿度計のようなもので、精度よく測れるものがあるかと言われると、非常に怪しいと思っております。

ただ、簡易な物でも数万~十数万という金額になるのがホルムアルデヒドの測定器です。

部屋間の壁の防音について質問です。全く聞こえないことはないと思いますが、施主さんが基本する場合、音を小さくするためにどのような方法を取られますか?

防音において一番大事になるのは、空気を閉じ込める事です。気密とか密閉ですね。空気がしっかり閉じ込められていれば、漏れ出す音は非常に小さくできます。扉をきちんと閉める。扉の隙間にモールなどを張ってみる。というのが一番基になる防音対策になります。

次に素材で防音をすることが挙げられます。足音や何かの落下音など、物質と物質がぶつかる事で発生する音は、個体の中を伝播して空気に放出されますので、音の出にくい素材で表面を覆う事が有効です。音の出にくいものとは、柔らかい物になります。
床にカーペットを敷いたり、壁のぶつかりやすい部分にクッション材を貼ったりというのが自分で出来る事になります。

素材で言えば、音を伝播しにくい物を選ぶという事が出来ますが、施主さんが行うのは非常に難しいと思います。表面は柔らかい物が良いと書きましたが、素材の中身はなるべく質量のある物(重い物)が音を伝播しにくいです。完全に閉じられる部屋をコンクリートなどで作り、部屋の表面を柔らかい物で仕上げると、性能の高い防音室が作れます。カラオケボックスやスタジオなどはそんな感じで作らております。