よくある質問

エアコンの中がカビていることが多くあります。床下エアコンを暖房のみで使用していればカビの心配はほぼないでしょうか?あるいは、冷房用のエアコンでも高断熱高気密ならカビは防げますか?

日本の本州の場合、エアコンは冷房で使用すると100%カビが生えると思ってください。除湿をするために必ずエアコンの室内機の中で結露を起させるからです。
暖房で使うだけのエアコンであれば、理論上結露が発生することはありませんので、床下エアコンを暖房専用で使うのであればカビの心配はありません。
高気密高断熱住宅の場合、エアコンはシーズン中に回しっぱなしという使い方をされる方も多いと思いますが、エアコンの中の結露水が絶えず冷やされ続け、流れ続け、そして運転による風が吹き続けているのであれば、カビが生える可能性は低下します。しかし、これも100%結露を防ぐことが出来るかと言えば全くそうではありませんので、気休めくらいに思ってくださいませ。
健康のためには、冷房で使うエアコンはシーズンが終わったら専門業者さんにクリーニングをお願いするのが良いです。

新築に1週間くらい前(7月)から住みはじめたのですが湿度が70%以上あります。工務店には新築だから木材の水分でそうなると言われたのですが、そのようなものでしょうか?

除湿しなければこの季節はそうなります。うまく換気と除湿を回してみてくださいませ。除湿しても下がらなければ設計士さんに相談をお願いします。

サーキュレーターを購入しようと思うのですが、どんな事に注意してどのような機種を選べば良いでしょうか?

まずは何と言っても風量です。
やりたい事に合う風量の物を選ぶことが大事になります。
その風量は断熱性能や設備の性能、間取りによって変わりますので、設計者さんに相談してくださいませ。

最近、家を建てたのですが床下エアコンの電気代がかなり高いです。6地域、Ua値0.46、基礎断熱にネオマフォーム30mm、屋根断熱に吹きつけウレタン200mm、壁に吹きつけウレタン105mmです。基礎断熱を補強したいのですが、おすすめの方法はありますか?

床下エアコンに基礎断熱30mmでは弱いです。床下エアコンを採用するのであれば、基礎の断熱こそ、壁よりも分厚くしておかねば、大量の熱が逃げてしまいます。基礎の断熱補強は根気次第で自分でもできますので、床下に潜ってたくさん断熱補強をしてあげたり、シロアリに気をつけながら基礎の立ち上がりの外側を保温してあげてください。目安は壁よりも分厚くすることです。

暖房と冷房を両方つけると除湿できるとおっしゃっていましたが、エアコンの除湿ボタンはあまり効果がないのですか?

梅雨時などに起きる「温度は上げたい、湿度は下げたい」という状況に対しては、「除湿」の運転は意味の無いエアコンが殆どです。(一部高級機種で再熱除湿エアコンがあります。それであれば意味はあります)

これまでにいただいた質問

サーキュレーターを購入しようと思うのですが、どんな事に注意してどのような機種を選べば良いでしょうか?

まずは何と言っても風量です。
やりたい事に合う風量の物を選ぶことが大事になります。
その風量は断熱性能や設備の性能、間取りによって変わりますので、設計者さんに相談してくださいませ。

エアコン設定についてのアドバイスを頂きたいです。床下エアコンで設定温度は22℃で使っているのですが風量を最大にして使っているのですが自動にした方が電気代は安くなるのでしょうか?

メーカーや機種にもよりますが、一般的には自動風量が最も省エネになることが多いです。

上下階の温度差の解決方法について質問させてください。我が家は6地域、UA値0.41、C値0.3、Q値1.58で南東に触れている狭小地です。2階リビングで南東に大きな窓を設置しました。秋になると2階は快適なのですが1階は日当たりがよくないためか、上下階の温度差が4度程度出てしまいます。このような温度差を解消する方法はありますか?

秋のオーバーヒートはなかなか難しいですね。
日当たりが良い家であれば、1階の床から温められるので、上下階の温度差は丁度良い感じになるのですが、そうもいかない場合も多いです。
質問者様の場合、吹き抜けがあれば、1階の床付近から吹き抜けの上に向かって、もしくは吹き抜けの上から1階の床に向かって、サーキュレーターなどで空気をかき混ぜてあげるというのが良いかと思います。そうでない場合は、逆に上下の空気が動かない事を利用して、1階だけは暖房をつけてしまうのが良いかと思います。色々試してみてくださいませ。

そろそろ冷房用エアコンがシーズンオフになります。カビ対策として、内部クリーン機能以外に何か方法はありますか?

手動で内部クリーンをするという手もあります。 シーズンオフでエアコンを止める際、30分ほど全力の暖房運転をしてみてください。エアコン内の水分が綺麗に飛びますので、同じことです。

新築後3年を経過した2階吹き抜けの某社のエアコンの冷房時吹き出し温度がどんな設定にしても15℃程度までしか下がりません。フィルターマシマシにするとサーモオフしてしまいます。別メーカーの1階のエアコンは10度まで下がるのですが1階と2階の温度差が生まれてしまい困ってます。これはエアコンメーカーによる特性や制御の違いからくるのでしょうか?

まずは一度点検がてら、冷媒ガスの量が適正かどうかを見てもらってはいかがでしょうか。エアコンの吹き出し温度を決める要素は、コンプレッサーがしっかり動いているか。冷媒ガスが規定量入っており、適切に状態変化を起こしているか。というのが大きいです。
エアコンメーカーやグレードや年式に応じて特性の違いや制御の違いはけっこう違います。毎年おっかなびっくり選定をしておりますが、基本的に私は各メーカーの中で、最も安いグレードのエアコンシリーズの中から設備を選定するように心がけております。ダイキンだったらEシリーズ、パナソニックだったらFシリーズ、日立だったらAJシリーズ、みたいな感じです。