Q & Aよくある質問
よくいただくご質問をまとめました
冷暖房について
- 薪ストーブについての質問です。 室内の空気を燃焼させるタイプの薪ストーブなのですが、煙突が詰まるとやはり一酸化炭素中毒などのリスクはありますでしょうか? あと、森さんはペレットストーブを使われることはありますか?
- 煙突が詰まるような事態が起きるのは、よほどストーブの使い方が悪いと思います。不完全燃焼はCOの発生を起こしたりという可能性もありますので、そうならないようにお使いください。ペレットストーブはお手軽で便利なのですが、個人的に薪の方が好きなので、薪ストーブをお勧めすることが多いです。
- 床暖房について質問させてください。 ヒートポンプ式の床暖房が追加料金無しでつけられるハウスメーカーと契約しています。エアコンでの暖房が一番効率的だと思いますが、空気が乾燥しにくく心地がよい暖かさに惹かれています。ランニングコストや固定資産税の観点でも悩んでおりますので、森さんのお考えを伺いたいです。
- 建築会社やエネルギー会社としては、床暖房はタダでもつけてあげたい設備の一つになります。損して得取れを地で行くものです。床暖房はものすごい快適性で住まい手を快適中毒に出来るうえ、ものすごいランニングコストと、交換時の大きな工事費を見込める商品です。プロパンガス会社が、契約してくれるなら給湯器プレゼントとやっているのと同じことです。後でお金がかかるものの典型ですね。分かったうえで採用されるのであれば良いかと思います。
- エアコンのスリーブは内側に埋めないと気密性能は下がるのでしょうか?
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埋めておいた方が良いです。
- エアコンによる除湿を突き詰めていくと、顕熱比はどのくらいまで下げられるのでしょうか?
- 安いエアコンでも瞬間風速的に50%程度まではいけます。ただ、絶えず50%で動いてくれるかというと、そうでもなく、新しいエアコンほど上手にサボろうとしますので、平均では70%とか80%とかになってしまいます。うまく空調設計をすることで、少しずつ顕熱比を下げることができるようになります。
- 一階に設置する暖房用エアコンの設置位置に関して相談です。 できるだけ目立たない位置に設置したいと考えたところ、暖簾のみで仕切る予定のウォークインクローゼットが候補にあがりました。 ウォークインクローゼットには24時間換気の排気口が付く予定ですがエアコンと排気口が近いと温熱的に不利でしょうか?
- 非常に危うい気がします。排気口に近い所も、WICの中というのも、エアコンが上手く動かない条件になっております。暖簾と言えど風を遮断する効果は非常に高いです。危険な香りがとても致します。設計士さんによく相談なさってください。
- 新築後3年を経過した2階吹き抜けの某社のエアコンの冷房時吹き出し温度がどんな設定にしても15℃程度までしか下がりません。 フィルターマシマシにするとサーモオフしてしまいます。 別メーカーの1階のエアコンは10度まで下がるのですが1階と2階の温度差が生まれてしまい困ってます。 これはエアコンメーカーによる特性や制御の違いからくるのでしょうか?
- まずは一度点検がてら、冷媒ガスの量が適正かどうかを見てもらってはいかがでしょうか。
エアコンの吹き出し温度を決める要素は、コンプレッサーがしっかり動いているか、冷媒ガスが規定量入っており適切に状態変化を起こしているかというのが大きいです。エアコンメーカーやグレードや年式に応じて特性の違いや制御の違いはけっこう違います。毎年おっかなびっくり選定をしておりますが、基本的に私は各メーカーの中で、最も安いグレードのエアコンシリーズの中から設備を選定するように心がけております。ダイキンだったらEシリーズ、パナソニックだったらFシリーズ、日立だったらAJシリーズ、みたいな感じです。
- 経年劣化でシーリングファンが落下した事例はありますか? 定期点検等は必要でしょうか?
- 私の経験上ではありませんが、そのリスクはゼロではないと思います。点検ができるに越したことはないかと思います。
- 現在、窓につけるカーテン/ブラインドの選定をしています。 全てハニカムサーモスクリーンでいいかと思ったのですが、夏の除湿を考えて、カーテンはなくして、ある程度日射熱の取得は許容して室温を上げてエアコンが頑張れるようにするというのもありでしょうか? エアコンには再熱除湿機能はついております。
- もちろん日射取得熱でサーモオフを防ぐという作戦もありですが、基本的にサーモオフが起こり易いのは外気温の高い昼間よりも外気温の下がる夜間です。そして湿度が上がり易いのも、家族が揃って呼吸をする夜間です。夜間のサーモオフ対策も同時にしておいたほうがより快適かと思います。
- 間取り的に冷蔵庫の上にエアコンを設置するしか無さそうなのですが、辞めた方が良いですか?
- まず天井高さが確保できるかどうかです。冷蔵庫が1900mm、エアコンが350mm程度ありますので、クリアランスも考えて2400mm以上の天井高さが確保できることが前提です。冷房時期はエアコンの風は水平に吹き出す感じになりますので効くかとは思いますが、暖房時期は恐らくサーキュレーターを併用したりしないと足元が温まらないかと思います。コンロがガスだったりして、防火のための垂れ壁がついたりすると、もう完全にショートサーキットを起こしてアウトになります。また、キッチンのレンジフードが常時換気になっていたりするとそちらにせっかく作った冷気暖気が引っぱられますのでちょっともったいないです。同時吸排でも少し引っ張られます。絶対ダメとは言いませんが、やるのであれば、設計士さんがちゃんと空調の知識を持っていて、的確な対処をしてくれないと大失敗をするリスクが高いです。お気を付けください。
- 凰建設で夏用の壁掛けエアコンを採用する場合、エアコンの清掃について、どのように施主さんに伝えられているでしょうか?
- 出来れば業者さんに頼んだ方が良いとお伝えしております。また、下方のフラップは取ってしまっても良いと伝えてます。動かしっぱなしでフラップを取ってしまえばエアコンのカビが軽減できます。