凰建設の森です。

人生生まれて初めて、胃腸炎?
ロタウィルス?みたいなものを
子供からもらってしまいました。

昨日朝起きて仕事に行ったのですが
ものすごい気持ち悪さに襲われ
熱も出てきて、すぐさま帰って
ずっと寝ておりました。

一日飲まず食わずでいたので
少し痩せられたでしょうか。

意識を失うのと気持ち悪さと
戦うのを繰り返して、やっと
収まったのが、今朝の3時くらい。

一日まるまる何もできず、、、

という事で、メルマガも一日
飛ばしてのお届けです。ごめんなさい。

世の中には色んな建築会社があります。
住宅を専門にしている会社でも
そのスタンスは千差万別。

多分、住まい手が思っている以上に
違いがあるかと思います。

今日は、そんな建築会社の
スタンスの違いを知る方法について。

スタンスの違いって、どういうことか。

例えば、アフターサービスを
しっかりやるつもりがるかどうか。

例えば、いいものを作るのが大事か
売ることが大事か、どっちなのか。

例えば、目先の事しか考えてないか
ずっと先の事まで考えているか。

こういう事です。

家は他の買い物とは違って、
圧倒的に商品寿命が長いです。

家を建てる。

メンテナンスをしながら維持管理

その家を解体or建て替え

このサイクルを回すのに、
短くても20年。
長いと200年300年。

住まい手が家で過ごす時間と
どのように向き合うのか。

建築会社のスタンスがそういう所に
見えてくるのです。

で、何を見れば、そのスタンスが
分かるのかといえば、、、

社員の構成です。

大雑把ですがスタンス別に
建築会社を分けるとこんな感じ
↓     ↓
%url1%{http://www.ohtori.net/%E5%BB%BA%E7%AF%89%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E7%A4%BE%E5%93%A1%E5%86%85%E8%A8%B3.jpg}

左に行くほど短期志向、売り上げ指向
右に行く程、長期指向です。

一般的に一番成長が早く新卒で
採用しても戦力になりやすいのは
営業スタッフです。

なんだかんだ言っても、
建築会社は契約が取れなければ
理想も何もかも絵にかいた餅です。

会社を手っ取り早く成長させるなら
営業スタッフをごっそり採用して
成果の出るスタッフを大事に
して行くのが一番の近道。

現場監督の仕事は下請けの監理。
設計の仕事は確認申請を通すだけ。

難しいスキルは要りません。

社内で2級建築士が一人いれば
何とでもなってしまいます。

その代わり、難しい仕事もできません。
構造や断熱の計算をしたり、
特殊な要望を受けられないです。

標準化によるコストカット
という言葉をよく使ったりします。

広報に力を入れているので、
住まい手に対する露出度も高く、
認知度も高めです。

世の中に建っている家の過半数は
このパターンの会社で建ってます。

次いで成長に時間がかかるのは
設計スタッフや現場監督スタッフ。

その役職を自社で育てるのは
それなりに時間がかかります。

そもそも採用時から、
建築学科卒というハードルが
有りますので、これからの
人材難の時代には、社員として
雇う所から難しくなります。

建築においては、大事な資格は
実務経験が重要視されます。

他の業界みたいに、資格を
取ってから卒業してきたり、
卒業間近に資格試験の
合格発表があったりすることが
殆どないのですね。

大学院卒の人は二級建築士を
取得している可能性が有りますが、
大学院まで出て、二級建築士で
終わるつもりの人もいません。

なので、会社に入ってからの
教育支援なども欠かせません。

ちょうど一年前の業界紙が、そんな
実情をレポートした内容の特集でした
↓     ↓
%url2%{https://tech.nikkeibp.co.jp/kn/atcl/bldcolumn/14/500201/051600031/}

そして、住宅業界において、
最も大事で、最も成長に時間がかかり
今後最も足りなくなるのが大工さん。

今、40代50代で活躍している
大工さんの殆どは、丁稚奉公から
始まっています。

最低賃金以下の給料で働き
「早く一人前になりたい」一心で
仕事を覚えてきた人が多い。

でも今の時代、そんなことをしたら
瞬く間に労働基準監督署が来ます。

一人前になるのにすごく時間が
かかる上にやめていく人も多く、
一人前になったとたんあちこちで
引っ張りだこになり、独立する。

今まではタダみたいなお金で
「仕事を教えてやっている」で
やれたけど、今はちゃんと給料を
払わないとダメになっちゃった。

これ、投資した人が負けじゃない?

となってしまい殆どの建築会社は
大工さんを自社で育てることを
放棄してしまいました。

大工さん側も大工さん側で、
簡単な仕事を数をこなして
やっていく方が楽で儲かります。

なので、一定数の人が、独立後
(もしくは一人前になる一歩手前で)
さっきの図の一番左の会社に
流れていきます。
仕事は簡単ですからね。

戦争でも、プロスポーツの世界でも
自分で人を育てるよりも、
他所で育った人を引き抜いた方が
お金がかかりません。

建築会社における大工さんも然り。

今、大工さんを一から育てる会社は
世の中の10%弱しかありません。

歴史の浅い会社は大工さんを育てない
事が、どのくらい自分の首を絞めるか
あまりわかっていないです。

今の50代の大工さんがいなくなったら
何が起こるか、想像に難くないです。

大工さんを育てない会社に
30年後の未来はありません。

しかしあなたの家は30年後も
この世に存在し続けてしまいます。

本当に先の事を考えている会社は
大工さんを育てています。

が、それなりに会社の体力に
余力のある所しか、出来ないのが
現状です。

建築会社のスタンスを飛び越えて、
社会問題の一つになりつつありますが
私も解決策が分かりません。

大工育成補助金とか、行政からの
アプローチが必要なのかな??

建築会社のスタンスは社員構成を
見ればわかります。特に、
大工さんを育てているかどうか。

そういう会社を選ぶ住まい手が
増えていくと、この問題は
解決に一歩近づくのではないかと
思ってます。

スーパーで地元産の野菜を買うのか
中国産の野菜を買うのかとか、
洋服を買うときに日本製を買うとか
みんな同じことだとは思いますけどね。