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軒の出がマイナスに働くケースもあります。

温熱と住宅性能

凰建設の森です。

本日の岐阜は雨。
そして私の予定は防災訓練
(消防団のお仕事です)

自治会長さんの
「災害は雨を避けてくれない」
の一言で訓練決行。

大変でした。

災害時に外に放り出されるのは
本当に大変です。

災害が起きた時こそ、家の中で
守られていたいですよね。

地震や火事に強い家にしましょう。

さて、このメルマガの中でも
家の軒は出した方がいいよと
お伝えしてきたと思います。

軒があることで、外壁の痛みが
軽減され、家の耐久性が上がります。

基本的にはそれで間違いありません。

しかし、重箱の隅をつつけば、
そうでないケースもあるわけで、
断片的な情報を建築会社から受け取り
軒は出たほうがいいのかそうでないのか
迷われる住まい手もおられます。

レアケースといえばレアケース
なのですが、軒が出ていない方がいい
パターンについてお伝えしておきます。

結論だけ言えば、沿岸地や、
大気中の埃が多いところに建つ
ガルバリウムの外壁の家。

なぜか。

ガルバリウムという素材は、
錆にめっぽう強く、
高い耐久性を誇ります。

埃や塩が外壁に付着すると、
塗膜やメッキ質を劣化させる原因に
なりますが、雨に流されることで
ガルバリウムはその性能を保ちます。

雨が汚れを流し落とす事が
ガルバリウムにとって肝になる。

だから、塩や埃が付着したまま
洗い流されずにいるガルバは、
逆に劣化が早くなるという事です。

ガルバリウムメーカーのカタログには
こんな感じの注意書きが。

この情報を断片的に入手し、
軒は無い方が良いと聞いたのですが
という質問をいただく方もいます。

確かにそういう面もありますが、
そもそもこれは空気に塩が含まれる
地域の場合の話です。

海なし県の岐阜ですと、潮風という
物には縁がなく、塩が外壁に
付着するという事はほぼありません。

それよりも、軒が無いことによる
弊害の方が多いですので、
やっぱり軒はちゃんと出すことを
お勧めしております。

建築物はその地域性という物に
少なからず影響されます。

同じ日本列島と言えど、その土地の
特徴は様々になります。

地質、気候、そういったものを
しっかり地域の特徴として捉え、
デザインも性能も、最適なもので
設計できるのが良いと思います。

あと、断片的な情報には
お気を付けください。

前提とする条件により、答えは
いくらでも変わってきますので。

どんな場合でもこれ一つでOK
そんな家などありませんからね。

#温熱は物理 #快適は設計でつくる

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この記事を書いた人

代表取締役 森亨介

森 亨介(こうすけ)

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国立岐阜工業高等専門学校建築学科卒業 建築環境工学を専攻する。
生涯コストが最も安くなる家を作る事を提唱し、普及に努めている。
凰建設株式会社代表取締役 一般社団法人ミライの住宅代表。
元パッシブハウスジャパン東海支部エリアリーダー