MAGAZINE デザインに気を付けよう。
凰建設の森です。
今日はすごい雨です。
朝、学校に行くときは薄曇り。
昼に帰ってくるときは土砂降り。
毎年6/21か6/22は夏至です。
一年で最も昼の長い一日です。
今年は明日。6/22です。
この日はとても重要。
朝、どの方向から日が昇るか。
夕方どの方向に日が沈むか。
日照で言うと、土地のポテンシャルが
最大に生かされる日です。
この日が晴れると、一年で最も
日射取得の大きな、言い換えると
日射による冷房負荷の大きくなる
一日となります。
夏至と冬至だけは、太陽の動きが
とても気になる一日になります。
良ければ、明日は太陽の位置を
気にしながら生活してみては
いかがでしょうか。
さて、今日はデザインの話。
といっても、かっこいいデザインとは
みたいな話をするつもりはありません。
建物が建つ周りの景観に、
新しく建てる建物が合っているか。
そういう意味でのデザインです。
私がまだ学生だった頃の話ですが、
東京の渋谷(原宿)にある
同潤会アパートという建物の
建て替えをするという話が出ました。
こんな感じの建物です。
↓ ↓
%url1%{http://www.ohtori.net/blog/8f49ccd5-043a-4ec2-b809-4acd4f2baeb6.jpg}
関東大震災の復興と共に建てられた
解体当時日本最古、建設当時は
日本で最新のモダンなアパート。
これは建築学会をも巻き込んだ
大論争に発展致しました。
都会のど真ん中に、歴史を
感じさせるツタの生えた建物が
建っていて、それが原宿表参道の
景観を作っていたのです。
解体すべきか否か、解体したとして
どんな建物に建て替えるべきか。
まだ何も知らない学生の私ですら、
「解体なんてとんでもない」
みたいなことを言ってました。
結局建て替えられることになり、
建て替わった後の建物が
↓ ↓
%url2%{https://www.omotesandohills.com/information/about/}
あ、これの事だったの?
って、思いません?
この、同潤会アパートの景観論争。
決して他人事ではありません。
建物を建てるオーナー一人ひとりの
問題なんです。
特に、既存の家の建て替えや、
歴史ある母屋の近くに建てる離れ。
例えばこんな感じの計画
↓ ↓
%url3%{http://www.ohtori.net/20170726.jpg}
日本には、個人所有の建物の
デザインを縛る法律は有りません。
自分の敷地に建てるんだから、
どんなデザインであろうが、
個人の自由です。
この画像みたいな計画も、
結構あちこちで建っちゃってるので
日本人でも何とも思わない人も
多いです。
では、これならどうでしょう。
↓ ↓
%url4%{http://www.ohtori.net/W4xGqHv-640×359.jpg}
これ、パリのど真ん中にあります。
もし、私がパリ観光に行って、
これを見かけたならば、全力で
フランスの皆さんに謝りたい。
フランスにも、建物のディスプレイを
縛る法律は有りません。しかし
誰もこんな構えにする人は居ません。
彼らの美意識が許さないです。
かっこいい建物がいいのは
間違いありません。
ただ、そのかっこよさが、
周りとあまりにもかけ離れた
方向性だと、悪く目立ちます。
建て替え、離れの計画。
デザインの方向性に
気を付けましょう。