MAGAZINE やりたくないのは省エネではなく○○の方
凰建設の森です。
本日から新メールアドレスにて
配信をさせて頂いております。
多分、いつものメールボックスに
入っていないので混乱させて
しまっているかと思いますが、
何卒ご容赦くださいませ。
登録し直していただけると
助かります。
先日面白い会社さんを
紹介していただきました。
断熱が大っ嫌いな会社さん。
そこのHPにはこんな言葉が
↓ ↓
%url1%{http://www.ohtori.net/%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%83%E3%83%88%202019-06-27%2013.52.02.png}
こういう考え方の社長さんと
お話をするときに、すごく話が
かみ合わないなと思うのが、
機械空調になるべく頼らない。
太陽の恵みを生かす。
自然の風の流れを考える。
この辺の事です。
定性的なことは全く同意です。
しかし、往々にしてこういう会社には
定量的な議論は無理です。
機械空調に頼らない。
では機械の消費電力を
合計何W以下に抑えるように
しているのですかと聞いても
全く答えられない。
太陽の恵みを生かす。
では冬期の日射取得量は
何Wで設計しますかと聞いても
全く答えられない。
自然の風の流れを考える。
ではエアコンと通風の切り替えは
外気と室内空気の全熱量が
どのくらいの差になってからと
お考えでしょうかと聞いても
全く答えられない。
感覚を正しく持つという事は
大切な事です。
しかし、感覚のままでずっと
仕事をしている人は、
技術の革新を迎えたときに
必ず置いて行かれます。
数値で話が出来ないので、
いつまでたっても議論が
同じ土俵に乗りません。
だから、最終的には
感情論でしか話し合えません。
これはすごく悲しい事です。
最近でこそ、私の周りに
感覚だけで仕事をする人は
近寄って来なくなりましたが、
(あいつはめんどくせーと認知された)
以前は喧々諤々、平行線の
議論をやっていたりもしました。
建築研究所という公的機関で
日本の省エネルールを作っている
三浦さんという方がいます。
この方はとても素晴らしい人で、
私もいつも勉強させてもらってます。
この方が良く言うのは、
「省エネに反対する人は居ないけど、
省エネを証明するために
計算をしましょうと言うと、
多くの人が反対する。
みんな省エネをやりたくない
わけではなくって、
計算をやりたくないだけなんです」
みたいなこと。
まったくその通りです。
ペットボトル飲料を買わず
エコボトルを持ち歩く事と
ハンドドライヤーを使わず
ハンカチを持ち歩く事
どちらも省エネにいいことです。
ではどちらがどのくらい省エネなのか
分かりますでしょうか。
比べようと思ったら同じ土俵で
数字で語り合うしかないんです。
その為には絶対に計算が必要です。
困ったことにそれをしたくない。
こういう方はしばしば、増エネな事を
省エネですと、間違って紹介します。
だから、ガスファンヒーターを
エアコンに交換することと、
電気温水器をエコキュートに
交換することのうち、予算的に
一つしか選べないとき、
どちらが優先かというのを間違えて
お客様に損をさせるんです。
建築会社さんには、
省エネをやって欲しいのではなく、
最も省エネな方法を計算で
表してほしいんだと
言ってみて下さい。
みんな省エネには賛成。
でも、計算はやりたくない。
いやいや計算なくして省エネは
あり得ませんから!