凰建設の森です。

先日、このメルマガについて
質問をいただきました。

メルマガの中で使う用語についてです。

こちらはあえて意図して使っている
部分もありますので、ちょっと
補足をさせて頂きます。

「建築会社」
ハウスメーカーとか工務店、
設計事務所など、色々な依頼先が
ありますが、家を建てる窓口に
なるものは全てこれに統一してます。

「作り手」「住まい手」
家を建てる人と書くと、
これから新築のオーナーとして
そこに住んでいく人と、
家を建てる事を生業としている人
両方の意味にとれてしまいますので
お客さん側を住まい手
建築工事をする側を作り手
と区別しております。

聞きなれない用語もありますが
慣れて頂ければ、、、

さて、最近は熱交換をする換気扇や
全館空調システムがブームです。

どんな建築会社に行っても、ほぼ
弊社はこんな換気扇を使ってますと
説明してくれると思います。

この、全館空調や熱交換換気は
40年ほど前から流行り廃りの波を
繰り返して、ようやく国のルール上も
有効性が認められ、本格的に
普及が始まった感があります。

この梅雨時などは、除湿を
大いに助けてくれますので、
すごくありがたみを感じます。

で、ブームになっている換気ですが
ものすごい落とし穴がある事を
ご存知でしょうか。

今現在日本で導入されている
熱交換換気の殆どは、
使い捨てだと思って下さい。

家中にダクトを配管して空気と
熱を配っておりますが、
メンテナンスの事を考えて
施工されている熱交換換気は
100件に1件ほどしかありません。

ダクトの清掃や換気本体の交換
その他諸々のメンテナンスを
考えている施工は本当に少ない。

換気先進国のスウェーデンや
ドイツで日本の換気システムを
導入しようとすると、
法律違反となり、施工できません。

あちらの国には、維持管理の事まで
含めた決まりが制定されてます。

住宅の寿命が100年と想定すると
換気の大きなメンテナンスが
5回くらい発生致します。

最初の施工費+メンテナンス費
その合計が最も安くなるように
法律が決まっております。

日本の様に、最初の施工費だけ
うんと安くして、膨大なメンテ費を
取る事は社会悪だと考えられてます。

その法律の中身は、ご想像通り
メンテナンスに関わる物ですが、
その中に「機械室」の設置
という項目があります。

換気設備や空調設備を置いておく
専用の部屋を設けて、後々
点検や交換が出来るようにする。

日本でもビルなどでは機械室が
あるのは当たり前です。

しかし、住宅向けの製品になると
日本では余計な部屋を設けると
住まい手の理解を得る事が難しく
機械室を作らない家が99%以上。

機械室のある新築住宅なんて
見たことある人いないですよね。

換気は天井裏や床下に押し込んで、
メンテ不能にしてしまいます。

設置時の見た目の違いはこんな感じ
↓     ↓
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残念ながら今、流行りに乗って
全館空調や換気を入れた人の
殆どが、20年後にシステムを
放棄して普通の壁掛けエアコン等を
導入することになります。

それが問題として取り上げられて
はじめて、メンテナンスに関する
法律が出来上がります。

ドイツやスウェーデンが20年前に
通過した場所を日本は20年後に
通る予定です。

もし、20年後に後悔したくないなら
換気システムをメンテナンスできる
機械室は作っておいた方がいい。

機械室といっても、純粋に機械だけ
という部屋でなくても、収納などを
兼用すれば大丈夫です。

日本でこんな話をしても
プロの方ですらほとんどの人が
「そんな深刻にならなくても、、」
と言います。

ではなぜ、換気の先進国の製品は
機械室設置が前提なのでしょうか。

日本の中にいると、周りがそこまで
気にしないので、まあいいかと
考えてしまいがちなのですが、
世界全体を見ると非常識なのは
日本の方です。

なぜ俺たちの失敗から学ばない。
海外の人はそう思っています。

熱交換換気を入れるなら
海外ルールに従って機器の選定や
施工をしておくべきです。

今さえ安ければ、生涯コストで
どんだけお金が掛かってもいいなら
話は別ですが。