MAGAZINE 基本的に家づくりは罪な事
凰建設の森です。
毎年、YKK APさんが開催する
APWフォーラムという
シンポジウムが全国各地で
開催されます。
↓ ↓
%url1%{https://www.s-housing.jp/archives/events/166679}
昨年から私も登壇する機会を
頂いておりますが、
先日正式にオファーがあり、
今年は
8/23(金)岡山
さくら事務所の長嶋さんと
9/12(木)熊本
M’s構造設計の佐藤さんと
それぞれ共同でお話を
させて頂く事になりました。
熊本はご存知の通り2016年に
地震がありました。その場所で
構造の大先生と一緒にお話し
というのは非常に重いです。
身が引き締まりますね。
昨日、SDGsについての
勉強会に参加してきました。
SDGsって聞いたことあります?
2020年から2015年まで
国連が進めてきたMDGの
次のステップの事です。
持続可能な社会を実現させるための
指針や目標を定めたものですね。
↓ ↓
%url2%{https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/sdgs/about/index.html}
もし興味があれば、、、
地球環境の為に出来ることは
沢山あります。
こまめに電気を消すとか、
なるべく待機電力を減らすとか
趣味のドライブを控えるとか、
無駄なことをやめるのが大事。
冷房の設定温度を上げるのもいい。
人間の快適は大体25℃から26℃の
間にある事が多い(個人差大)
それを2℃でも1℃でも上げると
非常に大きな効果があります。
ただし、我慢はダメです。
熱中症で運ばれてしまいますと、
それだけでひと夏の冷房に相当する
エネルギーを社会に使わせてしまう。
本末転倒です。
さて、そんなSDGsに絡めて
そもそも家づくりは、というお話。
たまにお話するように、日本の
家づくりは、70年前に一旦
リセットされて、仮設建築から
再スタート致しました。
人口激増×都市壊滅=家不足
という図式だったんですね。
1945-1968までは純粋に
家の足りない時代。
とにかく家を増やせよという事で
ハウスメーカーなる物を国策で
育ててきたわけですね。
家が足りた後も、巨大化した
会社の体制を維持するために、
どんどん家を作り続けてきた結果
日本は家余りの国になりました。
いわゆる、空き家問題です。
もう家は足りているのですから
本来はこれ以上家を建てる
べきではないのです。
しかし、悲しいことに、日本の家は
22年で資産価値がゼロになり、
30年が平均の寿命です。
今建っている家はあっという間に
使えなくなっていくわけです。
だから、これから家を建てるなら
普通の先進国並みに、戦前の
日本並みに、100年くらい住める
家だけを建てていかないと、
これからも家が資産ではなく
消費財として扱われていきます。
安かろう悪かろうという家を
建てるという事は、長期的な
視点で見ると、日本の国土に
大きなゴミを捨てているのと
何も変わらないのです。
また、一戸建てを建てる事は
地球環境的に見ても罪な事です。
集合住宅の方が、使うエネルギーは
作るときも運用する時も少ない。
自家用車よりもバスの方が
地球に優しいのと同じです。
本当に持続可能な社会を作るには
長く使える優良な集合住宅を
提供していく方がいいのです。
最も罪なのは、安かろう悪かろうの
ローコスト住宅になります。
今まで必要悪としてやってきた
仮設住宅建築の負の連鎖を
止めなければならない時期に
なっているんです。
そして現実的にも後でお金のかかる
家を建ててしまうと自分の生活は
将来立ちいかなくなります。
光熱費やリフォーム費用などで
15年目以降どんどんお金がかかる。
そんな家を建ててしまうと
人生疲弊しきってしまいます。
ただでさえ老後に2000万円ないと
遊ぶお金がないですよという時代。
地球の為にも、将来の自分の
為にも、将来の子供たちの為にも
今の日本に耐久性の無い家を
建てないでほしいです。
でね、SDGsの勉強会と、
家づくりの話と、なぜしようかと
思ったのかといいますと。
昨日の勉強会の講師は建築会社を
経営する人だったんです。
会社としてSDGsに取り組まれてる。
その会社さんががこちら
↓ ↓
%url3%{http://www.yume-house.com/}
なんだかなぁ。
社長さん、
「俺は家の事は知らないし、
建築士の免許もないし
家の契約をしたこともない」
とおっしゃってました。
SDGsと言いながら、
長期的に貧困を
助長している様にしか
思えないんです。
余程食って掛かろうかと
思ったのですが、
大人げないのでやめました。