凰建設の森です。

夏休みが始まりましたね。
我が家も四六時中にぎやかな時間が
あと1か月あまり続く予定です。

大変なのはお母さん。
夏休みの最初はなれるのが大変
中盤は遊びに連れていくのが大変
後半は宿題やらせるのが大変。

頑張っていただきたいと思います。

さて、本日の話題は地盤です。

建物を建てる際には基礎を支える
地盤改良が必要な場合もあります。

地盤改良も様々なやり方があります。
鉄の杭を打つ方法もあれば、
コンクリートと土を混ぜる方法、
土を砂利に置き換える方法なども。

で、どれが良いのかという話が
よく出てくるわけですね。

断熱の話でも構造の話でも、
何なら建築以外の話でも言えますが、
最高のやり方という物は有りません。

もし、住宅会社に行って、
「これが最高」といい切る人がいたら
その人は限りなく怪しい。

全く勉強していないか嘘つきか、
どちらかの可能性が高いです。

全ての物事で「最高」という物は
ありえず、そのケースごとの「最適」
というものがあるだけです。

飲食店で例えてみましょう。

牛丼屋さん。ありますよね。
メニューは牛丼だけです。

安い早い旨いで最高です。

そしてご飯を食べたい人がいます。

ある人は付き合いたてカップル。
ある人は外回り中の会社員。
ある人は休日でグルメ旅中。
ある人はママ友会の途中。

果たして全員牛丼が最高か。
違いますよね。

もうひとつ
お薬で例えてみましょう。

ロキソニンという薬があります。
手っ取り早く沈痛解熱をしてくれる
最高のお薬です。
うちの母もやたらと買い込んでます。

頭痛を訴える子がいます。
中学2年生でちょっと喘息気味
現在虫歯の治療中。

果たしてこの子にロキソニンは
最高のお薬でしょうか。
↓     ↓
%url1%{https://www.daiichisankyo-hc.co.jp/package_insert/pdf/loxonin-s_1.pdf}

多分、違いますよね。

さて、それで今日は地盤の話。
昨年起こった北海道の地震では、
北海道ならではの泥炭層という
地盤に建つ建物が不動沈下を
起こしました。

その中でも特徴的だったのが
地盤改良工事をしたのに傾いた例。

建築後10年以上無事だったのが
今回の地震で不動沈下が起きました。

業界の中でもかねてから話題に
なっておりましたが、今回その
建物を調査した記事が業界紙に
載りました。
この工法の地盤改良です。
↓     ↓
%url2%{https://tech.nikkeibp.co.jp/atcl/nxt/mag/hb/18/00017/071700010/}

途中までしか読めませんが、
杭が膨らんだ図だけ見れば
なぜ沈下したか何となく
理解できると思います。

では結果的に不動沈下を起こした
この工法は最低の工法でしょうか。

いいえそうではありません。

ただ、この土地の地盤に対して
有効打では無かっただけ。

最高のものを作りたがる人は同時に
最低の物も作りたがります。

自分が思うやり方が最高で、
後は最低。そんな事を言ったりします。

地盤改良だって、今回のが良くて
他のやり方がダメな場合もあります。

地面の下の地盤構成や、地下水位
上物の荷重や基礎の剛性。

色んな要素が組み合わさって
その計画に最適な地盤改良が
導き出されるわけですね。

その為の地盤調査なんですから。

調査せずに地盤改良のやり方を
決められるはずがありません。

一番危険なのは、ネットの情報だけで
「我が家はこの地盤改良工法で」
と指定してくるお施主様。

結構います。

子供が熱出してるんです。
診察はいいのでロキソニンの
処方箋を書いてくれません?

とお医者さんに言いに行く人と同じ。
いるのかな?いるかもですけど
危ないですよね。

自分で決めつけてくる住まい手も
断言する建築会社も危険。

最高のものはなく、
ただ、最適なものがあるだけ。

自分にとっての最適を求めて
いきましょう。