凰建設の森です。

ずっと告知を忘れていたのですが、
今週末、弊社は年に一度の夏祭り。
↓     ↓
%url1%{http://www.ohtori.net/info/cate01/entry004773.html}

家づくりはあまり関係ありませんが
地域の方やOB施主様に楽しんで
頂ければと思い、もう20年近く
やっております。

と言っても第一回目の時点では
私は東京で働いており、
私の代わりにその当時
付き合っていた彼女が
手伝いに来てくれたという、、

それが今の奥さん、、、
という話ならよかったのですが、
残念ながら違う人です(笑)

誰でもいいから手伝いに来てという
なんでも有りな状態から
始まりました。

ちなみにその彼女が卒業した
学校が岐阜女子短大という学校。

そちらに今は非常勤講師として
また定期的にお邪魔しております。

その縁もあり、来年岐阜女子短大から
2人凰建設に学生さんが来てくれます。

是非彼女たちにも会いにきてやって
下さいませ。

不思議な縁と運命を感じますね。

さて本題です。

今日はシックハウスとか
化学物質過敏症のお話。

この言葉が世の中に登場してから
20年以上が経ちます。

新築で目が痛いとか、
色んな症状が報告されるようになり

世の中の声を無視できなくなって
作られたのがシックハウス法。

その中で悪者にされているのが
ホルムアルデヒドという物質。

あと、クロルピリホス。

理科室の標本とか、ホルマリンに
浸かってますよね。

ホルムアルデヒドを水に溶かした
液体をホルマリンと呼びます。

防腐効果など建材の耐久性を
上げる効果が高く、当時の建材に
やたらと使われていました。

法律で使用量の規制が掛かってます。

クロルピリホスはシロアリの
薬剤で使われてましたが、
今は完全に使用禁止です。

シックハウス法で決められてるのは
この2物質についてです。

じゃあ、この2つを使ってなければ
健康住宅なのかというと、、、

全然そんなことは無いんですね。

国交省はとりあえず2つだけ規制。

でも、厚生労働省は13+αの物質に
規制値を設けております。

化学物質と規制の歴史は、
防水技術と雨漏りの歴史と同じ。

いたちごっこなんです。

ある物質Aが規制されると、
他の物質Bが開発される。

よく調べてみたらその物質Bも
危ないじゃないかという事が分かり
物質Bも規制対象に。

その後また違う物質Cを開発、、

なんですね。

ちなみに、危ないかどうかよく
分かっていないからこれから調べる
けど、使う時は気を付けてね。

という扱いの物質が600種類以上。
その審査待ちリストも
やっぱり増え続けております。

絶対に把握しきれない。

なので、化学物質の世界では
TVOCという言葉ができました。

総揮発性有機化合物といいます。

細かい特定の物質はいいけど、
とにかく危なそうなやつを
十把一絡げでそう呼ぼう。

みたいなイメージです。

で、厚労省は2011年2012年と
全国調査を行っております。

無作為に選ばれた全国の家庭で
規制対象の物質がどのくらい
検出されるかの調査です。

どんな結果だったと思います?

一番沢山検出されたのはこれ
↓     ↓
%url2%{http://www.ohtori.net/%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%83%E3%83%88%202019-07-29%2010.47.21.png}

ちなみに国交省が規制対象に
している物質の検出割合はこれ
↓     ↓
%url3%{http://www.ohtori.net/%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%83%E3%83%88%202019-07-29%2011.06.23.png}

厚労省は増え続ける物質にも
なんとか適応できる努力をしてます

国交省は対策のほぼ終わった物質を
規制することで満足してます。

シックハウス法も本当は
次のステージに進まないとダメ。
そう思いますよね?

つまるところ
敵の正体がよくわからない。

シックハウスや化学物質過敏症で
一番厄介なのはこれなんですね。

よくわからないけど、検出される
幾多の物質のうちのどれかが
自分の体に悪さをしている。

本当に対策をしようとすると、
近世以降登場した建材を使わない。

みたいな事になります。

不可能ではありませんが大変です。

シックハウスは対応できたとしても
省エネや構造は最低以下の質に
なる可能性もあります。

なので、現実的な手段の一つとして
自分の体の検査をしてみるという
提案をさせて頂きます。

アルコールパッチテストの様に
自分がどの物質にどのくらい
アレルギー反応を起こしてしまうか
事前に調べておく事です。

近くの病院に聞いてみて下さい。
岐阜であれば岐阜大学病院が
やってくれてるはず。

敵の正体を突き止める事が
出来たとするならば、
対策はぐっとやり易くなります。

シックハウスは怖いです。
しかしシックハウスよりも怖いのは
シックハウスの怖さを煽って
それを商売にしている建築会社。

分からないことが多いというのを
逆手にとって、根拠のない商品を
売ったり、独自に変な研究をして
おかしな根拠を作ったり。

分からない部分にスポットを当てて
不安を煽るよりも、分かっている
事をまず押さえる方が建設的です。

分かっている事が一番ちゃんと
載っているのはやっぱり
厚生労働省のHPです。
↓     ↓
%url4%{http://www.nihs.go.jp/mhlw/chemical/situnai/sickindex.html}

今時このデザインww

情報の質は、人を介するほどに
落ちていきます。

出来るだけ情報の発信元に
アクセスする癖をつけたほうが
色んなことで騙されずに済みます。

同じ、ネットに載っていた情報でも
出所が「○○ハウス研究所」より
「一般社団法人○○協会」
の方が中立で公平なデータ。
でも、「公益財団法人○○」
の方が更に公共性の高いデータ。
学会発表論文なども良いです。
それより質の高いのは、国の省庁。
更に上だと国連など。

人間は「自分の信じたい物の方が
正しく思えてしまう」生き物です。

正確な情報を身に付ける知識や
技術を持つというのも大切。

シックハウス分野は特に玉石混交。
騙されないように気を付けて。