MAGAZINE この家の重さはどのくらい?
凰建設の森です。
すみません、質問箱に質問が
沢山溜まっているのですが、
追いついておりません。
順次お答えしていきますので、
もうしばらくお待ちくださいませ。
子供が夏休みで暇をしているのか、
毎日段ボールでドールハウス
らしきものを作っております。
夏の分は作り終えて、今は
クリスマス用の物を作っているとか。
制作意欲が旺盛なのはいい事なので
褒めながら見ておりますが、
家の中はゴミ屋敷っぽくなっていきます。
悩ましいところですね。
さて、こんな質問聞いたことあります?
「この家の重さはどのくらいですか?」
こんな質問をして回る住まい手さんが
いると同業の方から聞きました。
さて、重さを聞いて何になるのか。
想像できますでしょうか。
実は、建物の重さは、
構造計算時に建物にかかる力を
算出する際に必要になるものです。
ものすごくざっくりと計算するなら
こんな感じで大丈夫。
↓ ↓
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しかし、許容応力度計算をする際は
もっと細かく荷重を計算します。
屋根と天井は900N/㎡
外壁を有する壁は630N/㎡
間仕切りの壁は490N/㎡
床は450N/㎡、お風呂は3000N/㎡
などなど、それぞれ細かく
拾いだして、建物の重さを
算出していきます。
勿論、上記の数字は、仕上げによって
変動していきます。
フローリングの床と、大理石の床
同じ重さな訳は有りません。
瓦屋根と金属屋根も違いますよね。
断熱材も、グラスウールと
セルロースファイバーでは重さが3~4倍程
違ってきます。重い方が不利。
以前凹型の建物は温熱・構造共に
不利になるという事をメルマガで
伝えましたが、これも、耐力壁の
量は変わらず外壁の割合が増えるので
耐震的にはメリットが無いです。
話を戻しますが、建物の重さが
どのくらいか把握しているかどうか。
許容応力度計算をしているのであれば
荷重がどのくらいかは記録が
残っているはずという事になります。
という事で、
「この家の重さはどのくらい?」
という質問は、許容応力度計算を
しているかを知る指標になります。
実は耐震等級3を取るためには、
許容応力度計算が必須、、
というわけではありません。
違う計算方法でも
耐震等級3は取る事が可能です。
どんな計算方法で耐震等級3を取るか
それは各会社の判断で良いと思います。
出来れば許容応力度計算をした方が
良いかなとは思いますが。
省エネの計算も、構造計算も、
高くていいソフトを入れると、
図面を描いた時点で両方同時に
行えます。
ただし、高くていいソフトを
入れるにしても、構造計算専門の
設計士さんに頼むにしても、
設計に対してのコストは掛かります。
そこも悩ましいところですね。
そしてまた注意点。
許容応力度計算書って、数百ページに
及ぶ計算書になりますので、
普段持ち歩いていることはないです。
タブレットなどで探すにしても、
あれ?あれ?ってしながらスクロール
していきます。
そして、全体の荷重は計算の過程で
通るチェックポイントの一つ程度
なので、暗記していなくても計算は
出来ます。
すぐにピンポイントで答えられる
設計士さんはそれこそ100人に1人位?
温熱分野であればどんなことでも
その場で答える自信はありますが、
建物の荷重だと、私もそこまでは
バシッと答えられません。
巡り合えたら、それはすごい人に
出会ったのだと思っていいかと。