MAGAZINE どれだけ断熱してもエアコンは無くならない
凰建設の森です。
本日はパッシブハウスジャパンの研修。
大阪にて高性能住宅の設備の選び方。
私自身が学びなおすというよりも、
明後日、私も名古屋で似たような
研修を開催します為、
二つの研修で矛盾点が出ないように
することが一番の目的です。
両方に参加していただく人もいるので
紛らわしい表現などを見直します。
高性能な住宅にするとエアコンは
少なくても大丈夫になります。
それは間違いありません。
普通は40坪くらいの家には、
20畳用のエアコンがリビングに。
8畳用のエアコンが寝室に。
6畳用のエアコンが各子供室に。
和室も暑いという事で、和室にも
6畳用のエアコンを取り付ける。
合計で46畳分を冷やす能力の
エアコンが取り付いたりします。
断熱性が3倍になれば、ざっくり
熱が逃げる量も3分の1。
エアコンは16畳用程度で済みます。
じゃあ、断熱性が6倍になったら
エアコンは8畳用で済むのか。
残念ながら、そうはいきません。
ある程度までは、夏の暑い原因は
断熱材を通して入る熱が支配的。
窓のガラスなども多いです。
しかし、ある一定のレベルを超えると
夏が暑くなる原因は、家の中で
発生する熱が無視できなくなります。
高性能な家でもそうでない家でも、
テレビは殆どの家であります。
テレビのスイッチを付けると、
テレビは背面から発熱します。
照明も発熱し、冷蔵庫も発熱。
パソコンも熱いし、お風呂は
熱の塊です。
だから、夏の熱負荷はゼロには
絶対になりません。
いわゆる内部発熱という物があります。
この熱が一体どのくらいあるのか。
実は各家庭でバラバラです。
テレビは大体100W~500wの幅で
発熱します(年式や大きさで違う)
冷蔵庫も80w~200wくらいの幅が。
照明も家全体で100w~1000w。
一般的には1m2あたり5W程度と
言われています。120m2の家なら
600w程度?
なので、仮に完全断熱の家があったと
しても、600w分くらいは絶えず
冷却する必要があるのですね。
エアコンの最低冷房能力が、だいたい
600w程度です。
夜などに温度差が無くなったとしても
そのくらいはつけっぱなしにして
継続的に冷却した方がいいです。
また、エアコンは冷却と同時に
除湿も行います。
夏は換気に伴い、湿気も家に
沢山入ってきます。
岐阜の場合、家を快適な湿度に
保つ場合、大体それだけで500wの
エネルギーが掛かり続けます。
だからやっぱりエアコンは必要。
よく、こういう本があるのですが
↓ ↓
%url1%{https://books.rakuten.co.jp/rb/4062560/}
と質問を頂くのですが、
20年前なら岐阜で無冷房もありかもしれない。
北海道ならまだまだ無冷房です。
しかし、今の時代で岐阜でエアコンを
付けずに生活するというのは、あまり
現実的ではありません。
勿論、そういう生活をあえてやっている
こだわりのある方は居ますが。
もし、そういう生活をされたいなら、
50代までにしてください。
それ以降は、熱中症のリスクが高まります。
悪いことは言いませんので、
ちゃんとエアコンつけて生活しましょう。