MAGAZINE 高断熱の家の先にある課題
凰建設の森です。
クリスマスが終わると、年の瀬。
今年も無事に過ごすことが出来ました。
いい事も悪いこともありましたが、
個人的には良いことが7くらい。
悪いことが、3くらいの割合。
一年を総括して、楽しかった。です。
人生の先輩にお話を伺うと、
35歳からが本当に楽しい。
そんな事を聞いておりましたが、
正にその通りで、公私ともに
楽しく過ごさせてもらっております。
さて、本日は住宅の性能の先に
待ち構えている問題、課題の話。
高気密高断熱の住宅を建てる人は
もう珍しくなくなってきました。
断熱を沢山入れて、気密を取るのは
比較的誰でも出来る事です。
で、それが一般的になってくると、
また新たな課題が生まれてきます。
夏、確かに涼しい。
冬、確かに暖かい。
だけど、夏に冷えすぎてベタベタ。
冬は暖かいけど家の中がカラカラ。
住まい手さんからも、作り手からも
そんな相談は沢山あります。
車で例えますと、車体を軽くして
燃費の良いボディを作ったのが
高気密高断熱の家になります。
だけど、それだけで車は走りません。
エンジン、タイヤ、要りますよね。
住宅で言えば、エンジンやタイヤに
相当する設備が、エアコンや換気。
シャーシーの性能とエンジンの性能
これはどちらかが勝ちすぎると、
アンバランスな車になってしまう。
同じように、家の性能と空調の性能、
これも、二つのバランスが合って
初めていい環境が出来ます。
全国に高気密高断熱をやる会社は
沢山あれど、設備面も自信を持って
自社で計算できる人は意外と少ない。
住宅の設備と性能がマッチしてないと、
湿度のコントロールが出来ない。
暑すぎたり冷えすぎたりが起きる。
家の容積が300㎥の家で、
家の中を22℃40%まで加湿
し続けようと思ったら、1日に
何リットルの水分が家の中で
蒸発しないといけないか。
これをサッと計算して答えられる?
答えられる人、ほぼいません。
そういう人に、家が乾燥するんですと
相談してもまず解決しません。
だから、世の中の高断熱の家で
冬に乾燥するという問題は、
何となく加湿器とか、なんとなく
室内干しとか、そんな感じで
なあなあになる事が多いです。
で、稀にこういうのを買われる
お客様もいらっしゃいます。
↓ ↓
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これ、冬のシーズン中
使い続けると、電気代はおよそ
7万円くらいになります。
この設備だけでですよ。
こういう設備を住まい手が買って
しまうのを全力で止めないとダメ。
高性能な住宅になったその先には
設備と湿気の問題がやってきます。
先日、そんなお話をちらっと
業界内でさせて頂いた所、
こっちにも来て欲しいというお声が
結構沢山掛かりまして、、
今のところ確定しているのが
秋田と東京で、ちょっとお話を
させて頂く事になりました。
また、母校の岐阜高専から、
市民講座を開催したいので、
2020年度は3回話して頂戴と、
ご依頼もいただきました。
こんな私のお話ですら需要がある程
業界内では設備と湿気の問題は
みんなを悩ませているんです。
設計が終わったら、設計者さんに
我が家の冬は一日何リットルの
加湿量が必要なんですか?
それは、どうやったら実現できます?
って、聞いてみて下さいませ。
答えられない人が殆どです。
そこは建築会社や設計士が
関与する問題じゃないと
開き直る人もいらっしゃいます。
空気調和は建築設備学の主役です。
本当はそこに責任を持つのも、
設計士の仕事なんですけどね。