凰建設の森です。
本日は、現場の検査や打合せ。
今日で通常業務は終わり。
明日は大掃除をして忘年会。
それで凰建設の2023年は終わり。
年末年始に給湯器が壊れる
連絡が入らないことを願うばかり。
さて、本日の話題は、
この前お越しいただいたお客様との
お話の中から。
現在ドイツにお住まいの方。
クリスマス休暇で日本に
帰ってこられている方に、
旬のドイツの話題を伺いました。
印象に残るエピソードが
いくつもありましたが、
「あんなに景観を気にする人たちが
今は外に洗濯物を干し始めてる」
という言葉が刺さりました。
欧米では、洗濯物を公共の空間から
見えるところに干すのははしたない
という価値観があります。
外に干すにしても、バックヤード等
人目に付かない所に干すようにする。
衣類乾燥機の普及率も日本より
随分高い感じです。
電気代があまりにも高くなりすぎて
衣類乾燥機を使うのを節約する
という事が起きているんですね。
水を1L蒸発させるのには約610Whの
エネルギーが必要です。
10kgの洗濯機をいっぱいにして回すと
脱水した後の洗濯物には5L程度の
水が含まれます。
5L×610Wh≒3kWhのエネルギー。
衣類乾燥機の効率が80%程度だと
すると、1回の乾燥で約4kWhの
エネルギーを使う事になります。
ヒートポンプの効率が3.0とすると
1回の選択で1.3kWhの電気を使う。
電力料金が30円/kWhなら40円/回
ドイツの場合、その倍くらいに
なっていますので、1回当たり80円
程度、乾燥機を使うのにかかる感じ。
洗濯乾燥だけを見ればそんなに
大きな金額ではないように
見えてきたりしますが、
家で使う電気を全部合わせると
大きな金額になります。
洗濯乾燥機ですら節約を
したいという気持ちになるのも
分からないでもない。
お金がもったいないから
恥ずかしい事でもやむなし。
で、洗濯物を外に干す。
日本の感覚に合わせると
どんな例えが適切でしょう?
車をこすってしまったけど
余りにも修理代が高いから
傷付いたまま乗ってます。
みたいな感じでしょうか?
世界は再生可能エネルギーに
シフトをしていっております。
しかし、まだ100%再生可能な
エネルギー源を達成できた
国はなく、ロシアウクライナの
戦争の影響などにより、
エネルギー価格は上昇しています。
今は外交努力により日本は
エネルギー価格が他の国ほど
急激な上昇をしておりませんが
それでもエネルギー価格は
じわじわと上昇を続けます。
給湯機、エアコン、食洗器、乾燥機、
暖房便座、照明器具、TV、etc
住宅の中にはエネルギーを使い
生活を便利にする設備が沢山。
今は文句を言いつつも、それらの
設備を使わないという選択までは
行っていませんが、このまま行けば
乾燥機はあるけど使うのは梅雨時だけ
みたいな暮らしの変化が日本にも
訪れる可能性は十分にあります。
家庭の消費エネルギーで大きいのは
暖房・給湯になります。
その2つを如何に抑えていくかが
これからのエネルギー価格高騰に
備える大きなポイントになります。
夏場の冷房は太陽光発電と相性が
いいのですが、冬場の暖房は、
残念ながら夜に使いますので
太陽光発電との相性は悪い。
暖房節約に最も効果が高いのが
住宅の断熱になります。
そして住宅の断熱は、一度お金を
掛けたら、生涯にわたって
効果を発揮してくれるものになる。
トイレや浴室、洗面脱衣なども
全部含めて家中を18℃以上に
保とうと思うと、UA値が0.1
違えば35坪程度の家で年間400kWh
程度の暖房用消費電力の違いが出る。
0.2違えばその倍ですね。(岐阜の場合)
電力価格が30円/kWhなら
年間12000円の暖房費の違い。
電力価格が60円/kWhなら
年間24000円の暖房費の違い。
UA値が0.2違えば、
30円/kWhで24000円/年
60円/kWhで48000円/年
あなたは建てた家に
何年住むことになるか。
35年?そんなことは無い。
30代で家づくりをするなら
50年くらいは住むんですね。
UA値0.87からUA値0.46に
断熱強化するためには、
約300万円くらい掛かります。
そのくらいの工事費は
あっという間に元が取れる。
電気代が高くなればなるほど
断熱が効いてくるんですね。
年末年始は家で過ごす事も
多いと思うので、断熱の
有難みが非常によく分かるはず。
どうぞ暖かい家を建ててください。
UA値0.46なんて、どんな業者でも
目をつむったって出来るレベルの
性能の家になってきたんですから。
